髪の生え際にできたニキビの原因とケア方法

大人ニキビでも、思春期ニキビでも髪の生え際にニキビができて悩んでいる人は多いです。そして、生え際のニキビは治りにくく、ケアを怠りがちになってしまいます。

ひとまず、前髪で隠しておこうと思わずに、早くから正しい改善方法を行なうことで、ニキビを治していきましょう。

生え際ニキビの原因は2つ

髪の生え際にできるニキビの原因には2つあります。原因が違えば、ケア方法・対処法も異なりますので、まずは、自分の生え際ニキビの原因がどちらなのか確認してみましょう。

シャンプーやコンディショナーまたはヘアワックスなどの整髪料のすすぎ残りがある場合に、生え際ニキビが出来やすくなります。シャンプーに含まれる界面活性剤やリンス・コンディショナーまたは整髪料に含まれる油分の洗い残しが毛穴に入り込んで、ニキビの原因になるケースです。

天然成分のシャンプーなどを使っていても、すすぎ残しがあるとニキビの原因になります。髪の毛に付いた汚れなどが残り、毛穴の炎症につながります。

脂漏性皮膚炎の特徴は、赤黒色や紫色になったものです。これは、炎症を起こし悪化してしまい、毛細血管までダメージを受けてしまった状態です。毛細血管から血液が漏れだし、細胞に染み込み、変色してしまったのが原因です。

脂漏性皮膚炎は、アクネ菌ではなくマラセチア菌が原因でカビの一種による炎症なので、通常のニキビケアでは改善することができません。脂漏性皮膚炎の可能性がある場合には皮膚科に行って治療をしてもらう必要があります。

シャンプーやコンディショナーなど、毛穴に詰まってしまう汚れや油分はきれいに洗い流すことが大切になります。

また、洗顔するときも生え際部分の泡を洗い流すことができなく、タオルなどで拭くことがあると思いますが、これも洗い流せていないすすぎ不足状態です。しっかりと洗い流すようにしましょう。

シャンプーや石けんの多くには界面活性剤が含まれていて、汚れを落としやすくしてくれています。反面、皮膚を傷つけてしまうこともあり、それがニキビの原因になることがあります。界面活性剤を含まないシャンプーなどに変えることで、ニキビが治ったという人も多くいます。

整髪料も、しばらくは使わないようにするといいです。

洗顔後にタオルで顔を拭くと思いますが、「ゴシゴシ」と拭いたりしていませんか。タオルは、顔を優しく抑えるような感じで水分を吸い取るようにします。

また、枕カバーも清潔にするようにしましょう。

ニキビができる原因は、男性ホルモンの過剰分泌です。過剰ストレスや食生活の偏り、睡眠不足で男性ホルモンが多く分泌されることで皮脂が過剰に分泌されることで、毛穴が塞がっている箇所で皮脂が溜まりニキビができます。

毛穴のケアも大切ですが、過剰な皮脂の分泌を抑制するために男性ホルモンを抑えるようにすることがニキビ予防になります。