風邪が流行ると休む人が増えますが、大事な仕事や休めないこともあり、体調が悪いのをおして出勤したり、学校に行ったりすることがあります。風邪をひかないためには、予防が大切ですので自分でできる対策を8つお伝えします。
目次
風邪の予防対策はウイルスの侵入を防ぐことから
風邪をひく原因は、ウイルスや細菌が体内に入ることで症状がでます。鼻やのどから体内に入り、ウイルスが増殖することで風邪をひきます。
このとき、ストレスや疲労、不摂生などにより抵抗力が低下していると、ウイルスが体内に侵入しやすくなり、風邪の症状が起こりやすくなります。
風邪予防方法として、体調管理や風邪の原因となるウイルスを体内に入ってこないようにしたり、ウイルスの増殖を防ぐことが大切です。
マスクを着用する
マスクを付けるのは、風邪のウイルスを体内に入ってくるのを防ぐためのではありません。マスクを付ける理由は、
- ウイルスが付いた唾液を飛ばさないこと
- 鼻と喉の保湿を行ない、風邪ウイルスの活動を抑えること
ウイルスは乾燥した場所を好むため、マスクで保湿することでウイルスの活動を遅らすことが出来ます。
使い捨てマスクの使い回しはいけません。マスクに風邪ウイルスが付着していたら、放置している間に、増殖している可能性があり、マスクを付けることで自ら風邪ウイルスを体内に取り込むことになってしまいます。
正しい手洗いをする
流水で手をよく濡らしてから石けんをつけて手のひらをこすります。
手の甲を手の平で、伸ばすようにこすります。
指先と爪の間を念入りにこすり洗いします。
指の間と指の間をこすり洗いします。
親指と手の平もこすり洗いします。
最後に、手首を忘れずに洗います。
外出先から戻ってきたときや、トイレなど手を洗うときには、水だけでパッパッと洗うのではなく、石けんをつけて丁寧に洗い、手についたウイルスを除去するようにします。
正しくうがいをする
うがいは3回に分けて行なうようにしましょう。
- 口の中のウイルスを取るために、口に含んで強くうがいをする
- 45度くらい上を向いて喉の奥まで、15秒程度うがいをする
- 真上を向いてのどの奥まで十分に届くようにして、15秒程度うがいをする
風邪のウイルスは飛沫感染します。マスクをしていてもウイルスはマスクの穴よりも小さいため入り込んできますので、うがい薬などでうがいすることで効果を高めることができます。
カテキンを多く含むお茶をコマ目に飲む
風邪のウイルスは、粘膜に付着すると増殖して、細胞の中に入って行くまでに20分しか掛かりません。お茶をこまめに飲むことで粘膜に付着したウイルスを流します。
カテキンは、ウイルスに付着すると感染力を弱める働きがあり、胃に落ちたウイルスは胃酸で除去することで風邪を予防します。
ガムを噛むことで唾液の分泌を促し、ウイルスの増殖を防ぐ
口の中が乾燥している状態が長く続くとウイルスや細菌が増殖しやすい環境になってしまいますので、ガムを噛むことで唾液の分泌を促します。
唾液には抗菌作用があり、ウイルスや細菌から守ってくれますし、のどの粘膜の保護や炎症対策にも効果的です。
適度な運動をする
適度な運動をすることで、ストレスを発散できるほか、体力を付けることができ、免疫力のアップにもつながります。
ウォーキングやランニング、家の中でならヨガや筋肉トレーニングなど適度に身体を動かすようにしましょう。
十分な睡眠を取る
仕事が忙しくなったり、勉強しないといけないときには、睡眠時間が短くなり免疫力が低下していることがあります。睡眠不足は、身体に溜まった疲れを取ることができず、体力が低下して免疫力が落ちてしまいます。
その日の疲れやストレスを、次の日に残さないためには、睡眠時間は6~7時間だと言われています。
湿度のコントロールをする
乾燥しているとウイルスが活性化して感染しやすくなります。一般的には、湿度が50%を超えるとウイルスの活動が低下して生存率が下がります。
そのため、湿度はそれよりも高めの60%~80%の間を維持するようにすることでウイルスの増殖を防ぎ、感染予防になります。
部屋の湿度を調整するのと一緒に、適度な換気をすることも忘れないようにしましょう。適度な換気はウイルスの増殖を防ぐことができます。