風邪のときの初期症状として、喉のかゆみ・むずがゆさがあります。喉の違和感を感じると、風邪をひくかなと思います。舌で喉の奥をかいてみたりしますが、風邪のときの初期症状なので悪化させないように早めに対処していきましょう。
喉の違和感である痒みを悪化させないように早く治すための6つの方法をお伝えします。
目次
風邪による喉の炎症でかゆみが発生する
風邪の細菌やウイルスが身体に侵入して、喉の粘膜に付着すると炎症を起こし、喉のかゆみが発生します。喉のかゆみは、喉の痛みが発生する前のかぜの症状です。
風邪はひきはじめに、しっかりと予防しておくことが大切で、初期症状のうちに対応しておくことで、早く治すことができます。
喉のかゆみを早く治す6つの方法
風邪の症状が進んでいくと、鼻水・鼻づまり・喉の痛み・咳と進み、発熱・頭痛と悪化していきます。子供であれば、学校を休ませて治るまで安静にさせておくことができますが、主婦やサラリーマンは休むわけにはいかないことが多いので、早めに対応して治すようにしましょう。
マスクを付けて喉の乾燥を防ぐ
喉のかゆみ、むずがゆさの違和感を感じたら、放置しないでマスクをします。マスクをすることで、自分の息で湿度が上がることで喉の乾燥を防ぎ、ウイルスの動きを鈍くすることができます。
うがいをして洗浄・殺菌する
口から侵入してきたウイルスで、さらに風邪の症状を悪化させないためにうがい薬などを使って洗浄と殺菌することで症状の進行を抑え、予防することができます。
うがいが風邪の予防になることを京都大学の研究グループによって科学的に実証されています。水だけのうがいよりも、うがい薬を使ってうがいしたほうが効果があります。
うがい薬を使ってうがいすることで、気道内に付着した細菌やウイルスを体外に洗い流す効果があり、水うがいの2.5倍の洗浄・殺菌効果があります。
唾液の量を増やす
話す時間が少なかったり、柔らかい食事やファーストフードなど食生活の偏りで唾液の量が少なくなっている人が多く、唾液による細菌やウイルスの殺菌効果が低下しています。
唾液には、細菌やウイルスを退治するための成分が含まれていて殺菌作用がありますが、量が少ないと殺菌効果が減り、ウイルスが粘膜に付着しても退治することができずに、炎症を起こす原因になります。
殺菌作用の他に粘膜保護作用と粘膜修復作用もあり、喉や食道、胃の粘膜などを保護するためにも必要な働きです。
唾液を増やすのに簡単な方法はガムを噛むことです。噛むという動きをすることで唾液が分泌されます。ガムの場合であれば、キシリトール配合のガムを噛むことで口内環境も改善することが期待出来ます。
喉の炎症を抑える食べ物・飲み物を摂る
喉のかゆみは炎症を起こしていることで起きている症状ですので、殺菌作用のあるものを飲んだり、食べたりするようにしましょう。
- 飲み物・・・緑茶、紅茶、ゆず茶、生姜湯など
- 食べ物・・・大根、梨、ハチミツ、ネギ、レンコン、黒豆など
部屋の湿度を60~80%を維持する
ウイルスが活発に活動する湿度が50%以下です。外に居るときには、湿度管理するのはマスクしか出来ませんが、部屋にいるときには、加湿器やエアコンなどを使って湿度を60%から80%を維持するようにします。
湿度を高く保つことでウイルスの活動を抑えることができます。冬は外気が寒いため部屋の換気をしないことが多いですが、換気をすることで部屋のウイルスを外に出すことができます。
換気したら、外のウイルスが部屋に入ってくるから同じではないかと思うかも知れません。部屋の換気をすることはウイルスの排除ではなく、部屋の空気環境を改善することが目的です。
換気をする目的は、
- 必要な酸素を入れる
- 一酸化炭素や二酸化炭素を部屋から出す
- 細菌やウイルスの拡散を防止する
- 部屋のニオイを出す
- 湿気や熱を出す
今の住宅は気密性が高く、窓を閉めきったままにすると換気ができずに、空気の入れ替えができません。部屋の空気の汚れは見えませんが、実は汚れています。そのため、1~2時間に1回は換気することが理想ですが、1日1回でも換気するようにするといいです。
換気しない部屋の空気には、
- 暖房器具から出る一酸化炭素や二酸化炭素
- 洋服などから出るホコリ
- 外から持ち込んできたウイルス
- 料理などのニオイ
で汚れています。汚れた空気を部屋にいる間、ずっと吸い込んでいて、それが原因で体内の器官の粘膜を傷つけるため、抵抗力が下がり風邪などのウイルスに感染しやすくなります。
身体の代謝を高めて抵抗力アップ
運動不足を感じている人は多いと思います。身体を動かすことで血行が良くなり、身体が温まり新陳代謝が良くなります。全身の血流が良くなると体温が上がり、この体温上昇が免疫力を高めるのに必要なことになります。
体温を1度上げると免疫力が5~6倍になりますので、抵抗力が高まり、ウイルスを退治することができるようになります。筋トレなどの無酸素運動など激しい運動は逆効果ですので、ウォーキングなどの軽い運動が最適です。
また、お風呂もシャワーではなく湯船に浸かるようにします。お湯の温度は38℃~41℃の間が最適で、冬の寒い時期は41℃のお風呂に入るといいです。少しぬるいお風呂に20~30分入浴することで身体の芯まで温まり、体温が上昇します。
朝や昼間は軽い運動で、夜はお風呂に入浴して免疫力を高めるといいです。
まとめ
風邪は初期症状のときに、治してしまうことが大切です。喉のかゆみは、喉の粘膜にウイルスが付着して炎症を起こし始めている状態です。
この段階で、対策することで風邪を早く治すことができます。そのために有効な5つの方法です。普段の生活の中で、少し気をつけたり、気を使うだけでできることばかりなので、悪化する前に治してしまいましょう。