風邪の初期症状の鼻水・鼻づまり・喉の痛みを感じていたら、ゾクゾクっと寒気を感じることがあると、「熱が出そう!」と感じることがあります。ゾクゾクとする寒気を感じると、そのあとは熱が出ることが多いです。
風邪の症状の寒気の原因と寒気を感じたときに早く治すための5つの対処法についてまとめました。
目次
風邪の症状:寒気の原因
風邪を引いたときに、体温が上がり始めると寒気や悪寒を感じることがあります。体温が高くなるのに、「どうして寒気や悪寒がするの?」と思ったことがありませんか。
それには、ちゃんとした理由があり、
- ウイルスは高温になると活動が鈍くなる
- 免疫力は体温を1度上がると5~6倍アップする
体温が上がるとウイルスの活動が鈍り、免疫力が高くなります。
体温が上がることは身体の防衛本能で、体温が上がると、それまでの平熱の体温が上がります。今までは平熱が36度でも風邪で発熱して38度に体温が上がると、38度が平熱として脳が認識します。
すると、今までは平気だった外気温との差が大きくなることから、寒気や悪寒を感じてしまうのです。
風邪のときの寒気・悪寒を早く治す5つの対処方法
風邪は根性で治すという人もいますが、きちんとした対処法をしたほうが結果、早く治すことできます。風邪のときの寒気や悪寒がしたときに症状を改善または解消するための方法をお伝えします。
洋服を着たり、布団で温かくする
風邪の症状の寒気や悪寒がするときは、身体を温めることが大切です。ゾクゾクと寒気を感じたり、鳥肌が立つほど悪寒がしたら、厚着をしたり、布団に入って身体を温めます。
身体の温度を下げないで、高い体温を維持することでウイルスの活動を衰えさせ、免疫力が高まるので風邪を早く治すことになります。布団の中に湯たんぽなどを入れて温かくするのも効果があります。
首周りを温かくする
厚着をしたり、布団に入っても首周りが寒いと感じることがあります。首の後ろには体温調整をする神経があるので、首周りをネックウォーマーやタオルなどで温めてあげます。身体全体を寒気や悪寒を感じない程度の温かさを維持することで心地良い状態になり、リラックス効果もあります。
お風呂に入って身体を温かくする
お風呂に入るとは入浴することです。シャワーだけで済ませてしまうのは良くありません。38度~41度程度のぬるめのお湯に30分程度入浴することで身体の芯まで温まることができます。シャワーだと表面しか温まらず体内の温度は温まりません。
入浴後は、きちんと身体を拭いて、髪の毛を乾かして、水分補給して寝るようにします。
お風呂に入れないときは熱めのお湯で足湯をする
無理してお風呂に入ることはありません。お風呂に入ることで気分が悪くなりそうなときは、足湯にします。熱めの42度~45度のお湯に足を入れておくと、血行が良くなり、身体全体が温まります。
身体を温める食べ物や飲み物を摂る
風邪のときに身体を温めるのに良く飲むのは「生姜湯」です。しょうが湯だけではなく、身体を温めることができる食べ物や飲み物があります。
- ネギ
- 大根
- 生姜
- 豚肉
- 鶏肉
- レンコン
- りんご
- かぶ
- さつまいも
- 納豆
これらの食べ物の効果については、「 免疫力を上げる食事 」で詳細をまとめていますのでご覧下さい。
風邪の症状を早く治すには、免疫力を高めることが大切です。そのためにビタミンCやEを多く含む食べ物を食べるといいですし、抗菌作用のある生姜や抗菌作用のあるすりおろしりんごなどを飲むといいです。
まとめ
風邪になるとつらいですが、風邪程度で会社を休んだり、主婦業を休むことができません。つらい身体で無理すると、治るものも治りません。
安静にできないときは風邪薬を飲んで一時的に症状を緩和させることも考えるといいです。でも、夕方以降は飲むのを止めて回復させるための時間にしましょう。風邪薬では風邪は治らないということを分かったうえで使うといいです。