風邪と一言で言っても、原因となるウイルスは200種類以上と言われています。その中から、主に感染するウイスルを11個選んで流行時期と症状(発熱・鼻炎・咽頭炎・気管支炎・全身症状・肺炎)を比較しやすく一覧表にまとめてみました。
風邪のウイルスにより症状が異なる
風邪のウイルスによって、風邪を引いたときに現れる症状が違います。現れる部位も違えば、症状の強さも違います。風邪ウイルスに感染しても、必ず風邪を引くという訳ではありません。体調や年齢によっても感染率が変わります。
風邪のウイルス別!流行時期と症状の強さ比較表
種類 | 期間 | 発熱 | 鼻炎 | 咽頭炎 | 気管支炎 | 全身症状 | 肺炎 |
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ライノ ウイルス |
夏 | 微熱 | 重度 | 軽度 | 中等度 | 軽度 | 稀 |
ヘルペス ウイルス |
通年 | 微熱 | 中等度 | 重度 | 稀 | 中等度 | 稀 |
インフルエンザ ウイルス |
冬 | 高熱 | 中等度 | 中等度 | 重度 | 重度 | 発症すると 重度 |
パラインフル ウイルス |
通年 | 微熱 | 中等度 | 重度 | 重度 | 中等度 | 幼児以外 稀 |
コロナ ウイルス |
夏 | 微熱 | 中等度 | 中等度 | 中等度 | 中等度 | 幼児稀 |
RS ウイルス |
冬 | 高熱 | 重度 | 中等度 | 中等度 | 中等度 | 幼児稀 |
アデノ ウィルス |
通年 | 高熱 | 中等度 | 重度 | 重度 | 重度 | 幼児稀 |
コクサッキー エコウイルス |
夏 | 微熱 | 軽度 | 中等度 | 中等度 | 重度 | 無 |
マイコプラズマ | 冬 | 高熱 | 中等度 | 中等度 | 重度 | 軽度 | 軽度 |
細菌 (連鎖球菌) |
通年 | 高熱 | 中等度 | 重度 | 中等度 | 軽度 | 稀 |
まとめ
風邪をひく理由は、9割以上がウイルスによるものです。鼻や喉の粘膜にウイルスが付着して、増殖することで鼻づまり・喉の違和感、鼻水・喉の痛み・咳・頭痛・発熱と症状が悪化していきます。
鼻風邪はライノウイルス、喉風邪はアデノウィルスが代表的なウイルスです。風邪ウイルスに感染する例としては、
- 風邪を引いている人と接触した
- 風邪ウイルスの付いた手で触ったものに触れ、目や鼻・口を触った
間接的にウイルスをもらってしまい、感染することが多くありますので、基本的な「うがい・手洗い・アルコール消毒」をして、予防することが大切です。