風邪の症状と花粉症の症状はとても似ています。花粉症は人によって現れる症状が違うため、風なのか、花粉症なのか分からないことがあります。
風邪と花粉症の症状の違いを見分けるための方法として、症状の違いについてまとめました。
目次
風邪と花粉症の症状の違いと見分け方
花粉症の主な症状は、目のかゆみ・鼻水・鼻づまり・くしゃみです。目のかゆみは、風邪の症状にはありませんので、花粉症の症状の可能性が高いです。
過去に花粉症になったことがある人なら、何となく花粉症かも知れないという感覚がありますが、花粉症になってしまう前に予防しておくと花粉症の症状を緩和することができます。
風邪と花粉症には似たような目のかゆみ・鼻水・くしゃみなどの症状がありますので、見分けるために一覧表にまとめました。
風邪 | 花粉症 | |
---|---|---|
くしゃみ | ときどき | 連続して出る |
鼻水 | 水っぽい 粘り気がある |
さらっとして 透明 |
目のかゆみ | 無い | 症状により 有り |
発熱 | 38℃以下 の微熱 |
無し |
のどの痛み | 症状により 有り |
症状により 有り |
咳 | 症状により 有り |
症状により 有り |
回復期間 | 1~2週間 | 花粉が 飛ぶ期間 |
発症時期 | 通年 | 季節性 |
原因 | 主に ウイルス感染 |
花粉 |
「目のかゆみ」・「何度もくしゃみが出る」・「さらっとした鼻水」が花粉症の特徴で、風邪と違い熱が出ることはほとんどありません。風邪なら通常2~3日で治り、長くても2週間以内に完治しますが、花粉症は花粉が飛んでいる期間ずっと症状がでます。
咳・くしゃみの症状の違い
咳やくしゃみの違いは回数です。花粉症のときは連続して出ることがありますが、風邪のときは連続して出ることはあまりありません。何度も繰り返しくしゃみや咳が出るときは花粉症の可能性が高いです。
喉の症状の違い
花粉症のときは、のどの粘膜に花粉が付着することで違和感やイガイガ感、かゆみを感じますが、風邪のときはウイルスが付着しているため、かゆみではなく痛みを感じます。物を飲み込むときなどに痛みを感じると言った場合や、鏡の前で大きく口を開けて、喉をよく見てみると赤く腫れているようであれば風邪の可能性が高いです。
鼻づまりの症状の違い
鼻の粘膜がアレルギー症状を起こして炎症することで鼻の気道が狭くなり鼻づまりを起こします。風邪でも鼻づまりを起こしますが片方だけのことが多いです。両方とも鼻づまりを起こしていて、鼻呼吸することができないほど息苦しさを感じるようであれば、花粉症の可能性が高いです。
鼻水の症状の違い
花粉症のときは、自分の意思とは関係なくサラサラとした水っぽい透明な鼻水がタラ~と垂れてきます。風邪のときは、初期症状のときは水っぽくサラッとした鼻水ですが、次第に黄色くなり、粘着力があるドロっとした鼻水に変わります。自分の意思で鼻水を吸い上げることができるのも風邪のときの鼻水の症状です。
目の症状の違い
花粉症は、目の痒みや腫れる症状があります。原因は花粉が目にはいることで炎症を起こして発症します。風邪は、目のかゆみや腫れるといった症状が出ません。花粉症の場合、目のかゆみからこすり過ぎたりすると肌荒れや赤く腫れたり、結膜や角膜を傷つけてしまうことで症状が悪化することがあります。
花粉症の症状には個人差がある
花粉症の症状は、その人によって現れる症状に個人差があります。花粉症の代表的な症状は、目のかゆみ・鼻水・鼻づまり・くしゃみです。このうちいずれかの1つしか症状が出ない人もいれば、複数の症状が現れる人もいます。
他にも花粉症の症状として現れるのが、だるさ・咳・喉のイガイガ感・頭痛・吐き気などがあります。花粉症かも知れないというときには、「 花粉症のセルフチェック 」をして症状の確認をしてみるといいです。
まとめ
花粉症にかかり症状が重いと学校や会社に行くことができないことがあります。鼻水が止まらない、くしゃみが止まらない、目がかゆくて開けられない、体調が悪くなるといった症状になると日常生活を送るのも大変です。
早めに予防や対策をしておくと、症状が軽くなりますので、自分にあった方法を見つけるといいです。