花粉症は鼻水・鼻づまり・くしゃみが3大症状です。鼻から侵入した異物の花粉を体外に出そうとすることで身体の防衛反応が起こり、「鼻水・鼻づまり・くしゃみ」が現れます。鼻づまりは、鼻の粘膜が花粉の刺激により炎症し腫れることで、鼻の通り道が狭くなることで起こります。鼻水やくしゃみのあとにおこりやすいのが特徴です。
鼻づまりは、自分では気付きにくいことがありますので、次の4つの症状のうち1つでも心当たりがあれば、鼻づまりが起きている可能性があります。
口が渇く
花粉症が始まると、痒みや鼻づまりなど様々な症状が出ます。鼻がつまると当然口呼吸が多くなりますから口が渇きます。ただでさえ煩わしい花粉症なのに、口まで乾くのは本当にいやになります。口が渇くと、ウイルスや菌が身体に進入しやすくなり、風邪や病気になりやすくなります。それを防ぐためにも対策をしなければなりません。
鼻づまりを改善するためには、
- 内服薬を服用する
- 点鼻薬を使用する
- 鼻をかむ
などして、鼻の通りをよくします。そして、こまめにうがいをしたり、飲み物を飲んだりして、喉に潤いを与え、マスクを着用します。マスクを着用すれば自分の息でマスクで覆われている鼻と口の湿度が上がり潤すことができます。就寝時にもマスクを着用すると、口の渇きや鼻づまりを和らげることができます。
においや味が分からない
花粉症で鼻づまりになるとにおいや味が分からない状態になって、味覚が変化することがあります。花粉症による鼻づまりは、鼻内部の血管が拡張して粘膜が腫れてしまい、気道が狭くなって起こります。
鼻が詰まってしまうと鼻呼吸ができなくなるので自然と口から息をすることで、口が開いた状態になるので喉が乾燥して咳が出たり息苦しさを感じます。
花粉症の鼻づまりの対策では、粘膜の腫れを解消して空気の通り道を広げることがポイントです。まずは深呼吸をした後、肺の中の空気を思い切り吐き出して鼻をつまみます。そのまま息を止めて天井を見てから床を見るようにして、2秒間隔で息が続く限り繰り返します。酸欠を感じると血管が細くなり粘膜のむくみが落ち着いてくるので、次第に鼻の通りが良くなってきますので一度、試して見て下さい。
咳が出る
スギやヒノキをはじめとする様々な植物の花粉が原因で起こるアレルギー反応が花粉症で、鼻の粘膜が腫れることで鼻で呼吸することができなくなり、口呼吸になるとのどが乾燥してしまい、異物がのどに侵入しやすくなり、咳が出やすくなります。
眠れない
花粉症の症状の一つとして鼻づまりが挙げられるのですが、鼻が詰まってしまうと呼吸にも影響してきますので眠れないということがあります。
就寝時に快適に眠れるようになるためにも対策を知っておきましょう。体を温めるという方法です。体温を上げることによって鼻の通りが良くなりますので、快適に眠ることができます。また、マスクを付けて寝るのもおすすめです。
まとめ
花粉症が原因の鼻づまりになっても、症状に気がつかないことがありますが、
- 口が渇く
- 料理などのにおいや味が分からない
- 咳が出る
- よく眠れない
という症状があるときには、鼻づまりが起きている可能性があります。特に花粉が飛散している時期に、このような症状が現れたら、目のかゆみや鼻水、くしゃみが無くても花粉症の可能性があります。
花粉症には、鼻づまりの症状以外にも他の症状が現れます。鼻づまり以外の症状について知りたい方は、「 花粉症の8つの部位と10の症状 」をご覧ください。