花粉症になるとくしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみだけではなく頭痛を伴うことがあります。この頭痛は、鼻水や鼻づまりと深い関係にあり、体内に取り込む酸素量が少なくなり、頭が酸欠状態になることが頭痛の原因だと言われています。
花粉症が引き起こす頭痛を和らげるための3つの対処法についてまとめました。
花粉症が引き起こす頭痛を和らげるための3つの対処法
花粉症の「くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみ」が引き起こす肌荒れ、頭痛、肩こり、倦怠感などのことを二次症状といいます。
特に花粉症になると頭の痛みに悩まされる人が多く、鼻水や鼻づまりで鼻呼吸が難しく酸素不足になることで頭痛が起こります。呼吸が苦しいと寝付きも悪くなり睡眠不足になるとさらに激しい頭痛に悩まされます。
頭痛を緩和する方法として、良質な睡眠を取る方法・食生活の見直し・ツボ押しの対処法で和らげることができますので、試してみてください。
花粉症で睡眠不足!頭痛対策を行おう
花粉症の時期には、頑固な鼻づまりによって睡眠不足に陥ることが多くなります。症状が長引くと頭痛に繋がることがあるため、花粉症の時期は質の良い睡眠が取れるように対策をとることが大切です。
おすすめなのは、寝室に空気清浄機を設置することです。空気中の花粉やホコリを吸い取ってくれるので、鼻づまりの軽減に効果的です。また、布団乾燥機と布団クリーナーのダブル使いによって布団から生じるホコリを軽減することで鼻づまりを予防・改善することができます。
ティーツリーやペパーミントなど清涼感のあるアロマオイルを枕元に用意しておいても効果が期待できます。
頭痛も起こる花粉症は食生活の見直しで対策
食生活を見直すことが大切です。食事の西洋化が進み、タンパク質や脂肪を多く摂る食事が主流になっていますが、これらは体内の免疫を刺激しやすいため結果としてアレルギー疾患が多くなります。また、食品添加物や加工食品などをたくさん食べていると、炎症物質であるヒスタミンやロイコトリエンの放出が増えるため、さらに症状を悪化させる原因になります。
油物や高カロリー、高タンパク質のほか、珈琲やチョコレート・アルコール(お酒)などを控えることで免疫力の低下を防ぐことができます。
ツボを押して花粉症の頭痛を改善
風邪などの別の病気を疑うことがありますが、ひどい鼻詰まりがあるときの頭痛は花粉症が原因になっていることがあるので注意が必要です。なぜ頭痛が起きるのかというと、鼻づまりで酸素補給がうまくいかなくて脳が酸欠状態になってしまうなどの理由が考えられます。
そこで鼻づまり対策として、鼻にある鼻通というツボを押すと改善の効果が期待できます。鼻の両側の小鼻よりも少し上の辺りのくぼんだところに鼻通があり、両手の人差し指で目元に向けて指を上下させてツボを刺激します。少し強めに50~60回こすると鼻の通りがよくなります。
まとめ
花粉症で頭が痛くなるのは、自律神経の乱れが主な原因なので、規則正しい生活と食事にすることが頭痛を改善する対策になります。花粉症になると多くの人が頭痛を併発することが多いので、早めに対策することで、頭の痛みを解消することになります。
鼻水・鼻づまりが長引くことで副鼻腔に膿(うみ)が溜まって蓄膿症を併発することがあります。蓄膿症は頭痛を伴うことがありますので、粘ついた黄色や緑色の鼻水・膿のニオイを感じる・鼻づまりが治らないときには、耳鼻科で診てもらうようにしましょう。