カナムグラは全国に生息している一年草で、畑や道端など身近な場所に生息しています。開花時期は8月~11月なので、秋に花粉症を引き起こす代表的な植物の1つです。花粉症の代表的な症状のほかに、食物アレルギーを併発することもあります。
カナムグラ花粉症の飛散時期・症状の特徴・薬以外の対策方法についてお伝えします。
カナムグラ花粉症の発症時期
カナムグラはつる植物で茎に小さなとげがあり、電柱や木などに巻き付いて生息している植物です。日本中どこにも生息しており、特に多いのが堤防や道端、畑などです。
カナムグラの花粉が飛ぶ時期は8月から10月ですが、8月頃から花粉症を発症することがあります。
秋の花粉症の代表植物は、よもぎやブタクサですが、カナムグラもまた、身近にある植物のため発症しやすいです。
カナムグラ花粉が飛散する地域別の期間
花粉名 | 地域 | 飛散期間 | ピーク時 |
---|---|---|---|
カナムグラ アサ科 |
北海道 | – | – |
東北 | 8月~10月 | 9月 | |
関東 | 8月~11月 | 8月~10月 | |
東海 | 9月~10月 | 9月 | |
関西 | 9月~11月 | 10月 | |
九州 | 8月~10月 | 9月 |
カナムグラ花粉の症状
花粉症の代表的な症状の、鼻水・鼻づまり・くしゃみ・目のかゆみなどがありますが、食物のアレルギーを起こしやすくメロンやスイカなどを食べると口の中がかゆくなったり、口の周りが腫れたりすることがあります。
カナムグラ花粉症の薬以外の対策方法
秋だと風邪もはやることが多く勘違いしやすいですが、気になったときには耳鼻科などでアレルギー検査を受けてみると、どれが原因かがわかります。
花粉症を出来れば薬以外の対策で、何とか改善したいとには、食生活を改善することで症状を軽減することができたり、改善することができます。副作用が心配な人は、ヨーグルトやお茶、アロマなどがあります。
まとめ
カナムグラはアサ科の蔓植物で、トゲの生えた茎が複雑に絡み合い地面や壁を覆っていきます。刈り取ることがとても困難なことから和名では鉄葎と呼ばれています。
花粉の飛散量は9月から10月が最も多くなり、雄花と雌花があるのですが、雄花の方が開花時期が長く花粉症の症状を引き起こすのは雄花の花粉になります。花粉の飛散距離は短いため、カナムグラの周辺で鼻水や目のかゆみといった花粉症の症状がひどくなることが多く、見つけた時は除草剤を使うなどの対処が必要になります。