スギやスギ以外の花粉症でも症状は同じで、目のかゆみ・腫れなどのほかに鼻水や鼻づまり・くしゃみなどの症状を引き起こします。目の粘膜に花粉が付くと、目がしょぼしょぼしたりとアレルギー反応として7つの症状が現れます。
花粉症のときに起こる目の症状、目のかゆみ・目やに・目の腫れ・目の周りの肌荒れ・目の奥が痛い・目が重い・目の充血についてまとめました。
目次
花粉症の症状:目のかゆみ
花粉症と風邪の違いを判断するには目のかゆみがあるかないかによって判断をするのですが、このかゆみはアレルギー性結膜炎と呼ばれ、涙が出たり、目の痛み、目やに、目のかゆみ、まぶたの腫れを伴います。
飛散する花粉によってアレルギー体質の方は過剰に免疫が働き障害が身体に現れます。これらの原因は花粉だけではなく、ハウスダストなどのアレルゲンに反応し目がかゆくなったりします。
花粉症の症状:目やに
花粉症の症状のひとつに目やにがあります。これは医学用語では「眼脂」といい、皮膚の垢のような生理的な分泌物です。花粉症の場合は目の炎症作用であり、細菌やウィルスなどの異物が目に侵入した時に、免疫反応のひとつとして出てきます。花粉に対するアレルギーの場合の目やには、涙のようにサラサラしているのが特徴です。
目やにには細菌やウィルスがいるので、ティッシュやガーゼなど清潔なもので綺麗に拭き取るのが基本です。目やにがひどいときには点眼薬または内服薬を使います。拭きとったあとは、目に触れたままの手でまた触れると、余計に花粉が付着してしまうので、手を綺麗に洗うことも重要です。
花粉症の症状:目の腫れ
目の腫れで悩んでいる人は非常に多いです。目が腫れてしまう原因は、かゆみです。花粉が目や目の周りに付着して、体が拒否反応を起こし涙が出てきます。必要以上に目をこすると、赤くまぶたが膨れあがってしまいます。
花粉症の症状:目の周りの肌荒れ
花粉が目の粘膜に付着して、目をこすり過ぎてしまうと目の周りの肌にダメージを与えてしまいます。目の周りの皮膚は薄くて、皮脂腺が少ないため、目をこすることで保湿成分を落としてしまい、乾燥した状態になってしまいます。こすることで小さな傷ができることがあり、そこに花粉が付いてしまうと目の周りがさらに痒くなります。
目に花粉が入らないようにメガネをしたり、かゆみが発生したときにはこすらずに、タオルで冷やしたり、目薬を使うなどしてかゆみを軽減します。
花粉症の症状:目の奥が痛い
花粉症のときに、目の奥が痛むことがあります。単なるパソコンやテレビの見すぎなど目の使いすぎが原因であることも、もちろん考えられます。しかし花粉症での合併症である場合、その原因はさまざまです。
目の奥の痛みは首のコリが原因のことが多いです。花粉症の様々な症状は主に顔に集中していることから、気付かない間に首や肩に力が入り、筋肉が硬くなっていたり、こわばっていることがあります。
首の後ろ側、うなじあたりを指でマッサージするとコリコリとした筋肉があったら、優しく押したり、上下にさすったりしてほぐすことで目の奥の痛みが和らぎます。
花粉症の症状:目が重い
目は常に外気にさらしているので花粉の影響を受けやすく、アレルギー反応が出やすです。涙やかゆみが出る他に、目が重いと感じる人ことも多いです。ズーンと目が重い症状は憂鬱になり、頭痛など他の症状にも繋がりかねないので対策が必要です。
まず、花粉を目に入れないようにします。花粉症用の眼鏡を着用すれば、目に入る花粉量を軽減できます。見た目に抵抗がある人は普通の眼鏡やサングラスでも効果があります。あとはかゆくても触らないことです。アレルギー用の目薬をさすなどして目をスッキリさせてください。
花粉症の症状:目の充血
花粉が目に入り、目の粘膜に付着することで異物反応を引き起こし、免疫反応として目の充血が現れます。目に入った異物である花粉を排除しようとする反応ですが、過剰に免疫反応が起こり、目がしょぼしょぼした感じから、痒み・充血へと悪化していきます。
花粉症の目の充血対策には、まず目を冷やすことです。冷たいタオルを目に当てて冷やすと効果的です。その時重要なのは、目を冷やす前にまず顔と手を洗って花粉を綺麗に落としておくことです。また、目を洗うことも効果的です。ただし、水道水や市販の洗眼液は、花粉と一緒に目に必要な成分まで洗い流してしまうのであまりおすすめできません。
しかし、人工涙液なら涙とよく似た成分なので目に負担もかからないのでおすすめです。また、花粉症用の眼鏡をかけて花粉が目に入るのを予防するのも、充血対策のひとつとして有効です。コンタクトレンズは避けた方が良いでしょう。
まとめ
花粉症の時期になると辛い症状に悩まされる人が多いです。眼の症状としては、つらいのは目の充血やかゆみが涙が出るなどの症状です。それほど、症状が重くない人は、目の症状がないかもしれませんが、重度の場合は非常につらいです。
目がかゆくなり、我慢することが出来なくてこすってしまうことが多いです。頻繁にこすることによって、目の周りは赤く腫れてしまったり、肌荒れを起こしたりします。
花粉症には、目の症状以外にも他の症状が現れます。目以外の症状について知りたい方は、「 花粉症の8つの部位と10の症状 」をご覧ください。