花粉症の症状がひどくなると、二次症状として頭痛が起こります。この原因は酸素不足によるものですが、頭痛だけではなく、吐き気・寒気・熱・だるさ・肩こりの症状を引き起こす原因になります。
花粉症の二次症状の頭痛と吐き気・寒気・熱・だるさ・肩こりの関係についてまとめました。
花粉症の症状:頭痛と吐き気
花粉症が原因で起こる頭痛は、人によっても痛みの度合いは様々ですが、鼻の粘膜の炎症によるものです。花粉の量が多くなると鼻の粘膜が腫れあがり、鼻から取り込む酸素量が少なくなって脳に十分に回らないことが原因です。
いわば酸欠状態と言えますが、そのことが頭痛を引き起こす要因となっています。また、くしゃみのしすぎなどで肩や首が疲労し、それが原因で頭痛につながります。
花粉症はもともと体内に入った花粉(異物)に対するアレルギー反応が起こることを言い、花粉が胃に入れば吐き気、腸に入れば下痢といった症状を引き起こすこともありますが、これは花粉を体外に排出しようとする身体の防衛反応の一種です。
花粉症の症状:頭痛と寒気
花粉症と言えばくしゃみや鼻水、目のかゆみといったように通常鼻と目に症状が出ます。しかし、これらの症状が重くなっていくにつれ、頭痛や寒気のような二次的な症状が引き起こされます。
頭痛の原因は鼻詰まりと関係があります。長時間鼻が詰まることで寝不足になったり、呼吸が邪魔され脳が酸素不足にるため頭が痛くなります。また、副鼻腔が炎症を起こしているケースも考えられますが、いずれにしても、鼻の通りがよくなると頭痛も解消されます。
寒気の原因は、体がアレルギー反応を起こして生み出す抗体にあります。花粉症の人の体内では、侵入してきた花粉を有害な異物とみなし抗体が攻撃します。そこでウイルス撃退と同じ免疫反応が発生し、まるで風邪をひいたような悪寒やだるさを感じることがあります。
花粉症の症状:頭痛と熱
花粉症の症状としては、頭痛が起きてしまうことや熱が出てしまうことがあります。体内に侵入した花粉を異物として抗体が作られて、花粉を攻撃します。インフルエンザや風邪と同じように免疫反応が起こり、免疫機能を高めるために発熱することがあります。
花粉症の症状:頭痛とだるい感じ
花粉症は頭痛や肩こり、倦怠感(身体がだるい感じ)なども引き起こします。これらは、二次症状と呼ばれており、花粉症で外部から十分な酸素が取り込めなくなることが原因で起こります。花粉によって鼻の粘膜が炎症を起こすと、空気を取り込む道が狭くなってしまいます。すると脳に十分な酸素を供給できなくなり、脳が酸素不足に陥り、頭痛やだるさなどを引き起こします。
花粉症の症状:頭痛と肩こり
花粉症の薬の副作用により頭痛や肩こりの副作用があるという方がいますが、これらも花粉症の症状の一つです。原因として一番にあげられるのが、鼻づまりによって起こる酸素不足です。
鼻づまりや鼻水により普段よりも呼吸が困難な状態になり、鼻から脳への酸素が十分に行き届かなくなり酸素不足状態になります。花粉症が原因の頭痛は鼻づまりを治すことで改善されます。
交感神経と副交感神経のバランスにより、自律神経のバランスをとっていますが、日常のストレスなどが原因で交感神経が有利に働くと緊張状態が続きます。その状態を改善するために血流の改善をはかります。その際に起こる痛み肩こりなのです。
この神経の乱れが自律神経の乱れです。自律神経の乱れは花粉の症状を引き起こす原因の1つです。緊張状態とリラックス状態の適度なバランスをとり、緩和させることが大切です。
まとめ
花粉症の症状は様々ですが、代表的なのは鼻水・鼻づまり・目の痒み・くしゃみです。そのほかにあげられる症状として頭痛があります。
花粉症のときに起こる頭痛は、鼻水・鼻づまり・目の痒み・くしゃみが原因で発症する二次的症状の1つです。この二次的症状の頭痛がさらに、吐き気、寒気・悪寒、熱・発熱、だるさ・倦怠感、肩こりといった症状の引き金にもなります。
花粉症には、頭痛の症状以外にも他の症状が現れます。頭痛以外の症状について知りたい方は、「 花粉症の8つの部位と10の症状 」をご覧ください。