花粉症になると目のかゆみ・腫れ・充血・違和感・涙目・違和感・ゴロゴロ感など様々な症状が現れます。花粉症対策メガネなどで対策をすることが多いですが、それでも症状が出てしまうことがあります。
花粉症による目のかゆみや腫れ・充血などの症状を緩和するのに自分で簡単にできる対策をまとめました。
目次
花粉症の目の症状を解決する11個の対策
花粉によるアレルギー症状が目に現れたとき、自分でできるセルフケアも欠かさずに行なうことが対策としては必要になってきます。目のケアをしないで放置していても症状が和らぐことがありません。
自分で出来る対策方法を選んで行なうようにするといいです。
目のかゆみにはまぶたを冷やす
目のかゆみを緩和するためには、まぶたを冷やすことです。冷やす前にまず、手や顔を綺麗に洗って花粉を落とすことが大切です。症状が重い場合は、シャワーを浴びて全身の花粉を洗い流すのも有効です。
付着した花粉をしっかりと洗い流したら、清潔なタオルを冷やして目に当てます。その後、抗ヒスタミンやステロイドの目薬などをして、アレルギー反応を抑えるようにすると、辛い痒みが軽減されます。
目の違和感をには目の洗浄
目のかゆみや違和感などの症状に効果的なのが目の洗浄です。痒みの原因は花粉ですので、洗い流すのが最も効果的な対策です。
正しい洗い方をしないと、逆に目に負担をかけてしまいます。注意すべきことは、何で目を洗浄するかです。水道水は大事な成分まで洗い流してしまいますし、洗眼液も同様に大事な成分を洗い流してしまいますし、防腐剤がしっかり入ったものが多いので負担が大きいので避けたいです。
そこで、目の洗浄に使いたいのが「 人工涙液 」です。人工涙液は、防腐剤が入っていなく、涙の成分に近いので負担もかからないため、1日に何度もさすことができ、目に違和感を感じたらすぐに洗浄することができます。
目へのダメージ対策は目を休めること
目が疲れたり、炎症を起こしたりと負担がかかりやすくなります。そんな時は、しっかりと目を休める対策を取ることが大切です。
一番大切なのは、きちんと睡眠をとること。1日の疲れは、その日のうちに取れるように、質の良い睡眠を心掛けましょう。
パソコン作業に注意が必要です。花粉の時期は、普段よりも目が疲れやすくなっていますので、長時間の作業を控えて1時間に1回10~15分程度の休憩を取るようにしましょう。
窓から遠くの景色を眺めたり、気分転換に外を散歩するなどして、酷使した目を休めることも重要です。
コンタクトの人は、目への負担が大きいので花粉の時期だけは眼鏡を使用しましょう。隙間が無くて花粉の侵入を防いでくれる花粉症用の眼鏡がおすすめです。
パソコン作業をする人の目の対策
仕事などで日常的にパソコン作業をしている人は、どうしても目を酷使してしまいます。そんなときに注意すべきポイントがあります。
長時間のパソコン作業は行わないこと。長時間の作業になるときは、意識して1時間に1度は休憩をはさむようにします。
窓から遠くに景色を眺めてみたり、気分転換に外を散歩するのも効果的です。
パソコンモニターと目までの距離を50cm程度離して、モニターが視線の高さよりも高くなり過ぎないように注意します。
休憩するときは、冷やしたタオルでまぶたを冷やすのも、疲れを取って負担を軽くしてくれるのでおすすめです。
目を守るためにもコンタクトよりメガネ
メガネは好きじゃないからとコンタクトを使うという人も多いですが、花粉症対策として目を守るのに適しているのは、コンタクトよりもメガネです。
花粉が目に入り、かゆみや涙の症状を引き起こします。花粉が目に届く前にシャットアウトすることができるのはコンタクトではなくメガネです。コンタクトは眼球に直接レンズを張り付けているため、花粉に触れてしまいますし、ゴロゴロ感を感じやすいです。
メガネであれば、レンズで花粉をシャットアウトすることができます。花粉症対策用のメガネなら、花粉が目に入り込まないように、顔との隙間を埋めてくれるので、コンタクトや通常のメガネよりも花粉を防いでくれます。花粉症の時期だけでも、コンタクトよりメガネを利用してみましょう。
花粉症専用眼鏡の選び方
多くの花粉症の人が悩む症状としてあげられるのが目の痒みです。その対策として花粉症専用眼鏡を着用することで、かなりの効果を発揮してくれます。
専用眼鏡の選び方としては、デザイン重視か機能性重視かということです。今の花粉症対策メガネはデザインも機能性も備えたものが多くありますので両方を兼ね備えたメガネを選ぶことができます。
購入するときには、必ず確認しないといけないのがフィッテングです。目元や鼻のパッド部分に隙間が無いか確認しましょう。マスクと同時着用も考えて、くもり止め対策があると日常生活でストレスを感じません。
比較的安価で3000円くらいの価格からありますので、パソコン作業をする人はブルーライトカットレンズにしたり、レンズに度を入れたりといろいろなオプションが出来ますので、自分にあった眼鏡を作れます。
花粉症対策メガネの購入を考えているのであれば、「 花粉症対策メガネを選ぶときの4つのこと 」や「 花粉症対策におすすめのメガネベスト5 」も参考になります。
花粉が付きにくいヘアスタイル
髪の毛には花粉が付きやすいので、ヘアスタイルに注意します。髪の毛をそのままにしていると、ホウキのように空気中に漂う花粉を寄せ集めてしまい、室内に持ち込んでしまいます。そのため、出来るだけまとめ髪にして花粉を寄せ付けないようなヘアスタイルにすることで、極力花粉がつかないように対策を講じることができます。
髪の毛は静電気が起きやすいので、花粉を寄せ付けてしまいます。静電気を抑えるためにはスプレーやワックスを使うといいです。
外から室内や部屋に戻ってきたときには玄関先で髪をすいたり、クシで解いたりするだけでも、かなりの花粉を落とすことができます。
目の症状を緩和するための目薬
花粉が目の粘膜に入ることで、かゆみや腫れなどの炎症を起こすため、目の粘膜を洗い流し、潤いを保つことができるのが目薬です。
コンタクトの人も多く、コンタクトを付けたまま、使用できるものもありますが花粉症の人は、メガネに変えたほうが目のケアがしやすく、目薬の効果も期待できます。
市販の花粉用目薬について、薬剤師の方に「 おすすめの目薬を5つ 」紹介してもらいましたので、ご参考までに。
目薬の保存料に注意
花粉症の辛い症状として目のかゆみなどがありますが、主な対策としては花粉症用の眼鏡をかけることや、抗アレルギー作用のある目薬を使うことなどが挙げられます。ただし、目薬を使うときには保存料に注意する必要があります。
市販されている多くの目薬には、保存料として「防腐剤」が配合されています。薬としての品質を保つために必要な成分ですが、一方で副作用についても「周辺皮膚のアレルギー症状」や「角膜等への悪影響」などが挙げられます。特に目の症状が強い時期または重い時期は、何度も点眼したくなりますので、使い切りタイプの製品をはじめとする防腐剤無添加の人工涙液などの商品を選ぶことで、より安心して使用できます。
目をこすらない
目のかゆみに耐えられなくなり、ついつい目をこすってしまうことがよくありますが、擦ると余計に花粉が付着したり、傷がついたりして炎症がひどくなることがあります。目の周りの皮膚は薄くて摩擦に弱いので、強くこするとシワやたるみ、クマの原因になってしまいます。
目のかゆみ対策には、目をこすらないことが重要です。かゆみが我慢できないときは、冷たいタオルをまぶたに当てて冷やしたり、人工涙液で花粉を洗い流したり、外出の際には、花粉が付着しにくい服を着たり花粉症用の眼鏡を使用するなど、目をこすらずに目の負担を軽減する対策を取ることが大切です。
目にアイパックを使用する
目がゴロゴロしたり、かゆみや充血が酷くなったりしたら、冷たいアイパックで目のかゆみを緩和させることができます。
やり方は、エッセンシャルオイルを2~3滴落とした水にハンカチなどを浸して軽く絞り、目に当てるだけと簡単です。エッセンシャルオイルは、ラベンダーやペパーミント・アイブランドなどの花粉症に効果があるものを選ぶことで、花粉症の目のかゆみや充血などのつらい症状が和らぎます。エッセンシャルオイルは100%ピュアなものを選びましょう。
まとめ
花粉による目のかゆみや腫れなどの症状を和らげる方法を11個紹介しました。自分の症状に合うものを選んで実践してみるといいです。すぐに効果が現れる方法ばかりではありませんが、徐々に効果を実感することができる方法です。
症状がひどいとき、かゆみ・腫れ・涙目などの症状がすべて出ていて、目を開けるのもつらいときなどは病院の眼科に行って診てもらいましょう。