花粉の飛散時期になり、目のかゆみや腫れなどの症状があるときには、コンタクトよりもメガネのほうが対策がしやすいと言われていますが、日頃からコンタクトレンズを使っている人のほとんどがそのまま使い続けています。
花粉が飛んでいる時期に、コンタクトレンズを使うときに注意したい3つのことと、花粉症対策用メガネの併用もおすすめについてお伝えします。
目次
花粉症の人がコンタクトを使うときの注意事項と対策方法
花粉症の人で、コンタクトレンズを日々使っているという人は、症状を悪化させないためにもコンタクトレンズの使用について注意すべきことがありますので、確認しておきましょう。
コンタクトをしている人は、メガネをして会社や学校に行くことに抵抗を感じる人もいると思いますが、通学・通勤の間だけでも花粉症対策メガネをしたり対策を取ることで目の症状を和らげることができます。
コンタクトレンズを1日使い捨てタイプにする
花粉症の時期は、目がごろごろしたりかゆみや充血などが悪化したりと、辛い症状に苦しむ人が多いですが、普段コンタクトレンズを使用している人は、さらに症状が深刻になります。
コンタクトレンズを使用していると、涙の洗浄効果が低下してしまうため、花粉がさらに目に付着しやすくなり、かゆみや充血の症状が酷くなります。
それを防ぐための対策は、花粉症の時期だけでも眼鏡に変えることです。最近は隙間が無くて花粉が侵入しにくい、花粉症用の眼鏡も発売されているので、かなり症状を抑えられます。もし、眼鏡が嫌だというときは、1日使い捨てタイプがおすすめです。1日使い捨てタイプなら、毎日新しいレンズに換えるため花粉の汚れを目に入れなくて済みます。
コンタクトレンズは清潔に保つ
普段、コンタクトレンズを使用している方は、花粉症の季節は、目やになどにより、レンズにたんぱく質汚れが付着しやすくなります。この汚れを付着させたまま使用すると、レンズの曇りや見えづらさなどの違和感を感じたり、炎症や菌の感染を起こしやすくなるために注意が必要になります。
2週間とか1ヶ月タイプのコンタクトレンズやハードタイプを使っている人は、花粉の時期のレンズケアをしっかりと行ない、レンズに付いた花粉を洗い流すようにし、いつも以上にレンズを清潔に保つ必要があります。使い捨てのコンタクトレンズは、このようなレンズの汚れを蓄積させず、毎日清潔なレンズを使うことができます。
花粉症対策でコンタクトをつけたままで目に問題ないか眼科で確認
コンタクトを付けたままだと目が充血したり、乾燥することで傷付ける恐れがありますので、心配な人は、眼科で装着しても問題ないか確認しましょう。
ワンデイタイプであれば、使い捨てなので毎日交換することで、花粉の汚れを気にせずに付けることができます。花粉が少しでも残っていると、花粉症の症状で辛い思いをすることになりますので、気を付けましょう。
また、花粉症対策で目薬を使用する場合は、防腐剤の入っていないコンタクトを装着したまま使用できるものを選ぶことが大切です。眼科でもらえる目薬が、装着したまま使えるかどうかは、医師にきちんと確認しておきましょう。病院でもらったからと言って、装着したまま使用できるとは限りませんので、気を付けましょう。
コンタクトでも花粉症対策メガネがおすすめ
花粉症対策メガネには、度なしの伊達メガネが多くあり、デザイン性も機能性も備えたものが多くあります。このメガネを掛けるだけで、花粉の量を大幅にカットできるため、花粉による目のかゆみや腫れ、涙目などの症状を抑えることができます。
度なしの花粉症対策メガネであれば3,000円程度から購入することができますので、1本持っておくと花粉の季節に大いに役立ち、目がしょぼしょぼしたり、目薬を指す回数が減ったり、涙を拭かなくて良くなったりと効果は絶大です。
花粉症対策メガネにはどんなものがあるのか、選び方を知りたいという人は、以下の記事をご覧頂けるとお分かりになります。
まとめ
花粉は、コンタクトレンズと目の間に入ることがあり、コンタクトレンズに花粉が付着することがあります。そのまま、レンズケアをきちんと行わないで翌日も装着してしまうとコンタクトに付いた花粉が原因で目の症状が悪化してしまいます。
普段は気にしていないコンタクトレンズのお手入れですが、花粉が飛散する時期には、丁寧にレンズを洗い、症状が悪化しないようにするか、ワンデイタイプまたは花粉症対策用メガネで対策するようにしましょう。