太っている人、つまりは肥満の人は、体に係る負担が大きく骨や関節への負担により、腰痛やひざ痛などを起こしやすいです。
また、高尿酸血症や痛風、脂肪肝、無呼吸症候群など様々なリスクがあると言われています。
今日は、肥満と高血圧についてまとめています。
太っている人は5kg痩せるだけで血圧が下がる
太っている人は、肥満度が高ければ高くなるほど、血圧は高くなる傾向にあります。
肥満の人は、5kg痩せるだけで、血圧が下がることが分かっていますので、食事療法の「減塩」と一緒に、体重を落とすことで血圧を下げることができるのです。
体重を4~5kg減らせば、血圧が10~20下がります。
肥満を解消すれば、血圧が下がる可能性があります。
標準体重を目指してダイエットする
肥満には、「体型によるもの」と「脂肪がつく場所によるもの」に分類することができます。
- 下半身肥満・・・下半身に脂肪がつく洋梨型
- 上半身肥満・・・お腹周辺に脂肪がつくリンゴ型
- 皮下脂肪型肥満・・・皮下脂肪が多くつく肥満
- 内臓脂肪型肥満・・・内臓脂肪が多くつく肥満
内蔵に多くの脂肪が付いていると血圧のコントロールが出来ず、高血圧だけではなく、糖尿病、脂質異常症なども併発することが多いので注意が必要です。
肥満になる原因は、食べ過ぎ、エネルギーの取り過ぎです。
私たちは、食事をすることで体内にエネルギーを取り込んで、生命の維持や生活をすることが出来ています。
様々な活動でエネルギーが使われますが、食べる量が多いと消費できないエネルギーが発生します。
この余ったエネルギーが太る原因です。
肥満かどうかチェックしてみよう
肥満と言われる人は、ある一定の基準を超えてしまっている人のことをいいます。
それが、「標準体重を10%以上超えている」場合に肥満だと言われます。
肥満の判定に使われるのが「BMI」という判断指標です。
自分のBMIを計算してみましょう。
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m) |
肥満度を判定してみましょう。
BMI数値 | 肥満度 |
30以上 | 肥満 |
25以上30未満 | 肥満傾向 |
18.5以上25未満 | 標準 |
18.5未満 | やせすぎ |
自分に必要な1日のエネルギー摂取量を算出
食べ過ぎ注意!自分に必要な1日のエネルギー量を知り、適正な食事と過剰なエネルギー摂取を控えましょう。
{身長(m)×身長(m)×22}×生活活動レベル(kcal)=適正なエネルギー(kcal) |
「{身長(m)×身長(m)×22}」は、標準体重です。自分の理想的な体重を算出します。
身長170cmの事務職の人の場合、
1.7m×1.7m×22×25kcal=1589kcal
となるから、1日の適正エネルギー量は約1600kcalってことです。
生活活動レベルは
- 低い場合は25~30kcal
・1日の歩行時間が1時間以内
・軽作業やデスクワーク中心
・事務職や小さい子供がいない主婦 - 普通の場合は30~35kcal
・1日の歩行時間が2時間以内
・立ち仕事が中心
・製造業、サービス業の人、小さな子供がいる主婦 - 高い場合は35kcal以上
・重い肉体労働が1日1時間以上
・農業、漁業、建設業などの人
品目 | kcal | |
カツ丼 | 1020 | |
カルボナーラ | 895 | |
天丼 | 880 | |
カツカレー | 830 | |
うな丼 | 794 | |
レバニラ炒め定食 | 750 | |
チャーハン | 750 | |
ハヤシライス | 720 | |
ミートソース | 680 | |
冷やし中華 | 550 | |
焼き餃子5個 | 450 |