花粉シーズンに花粉症の人は、花粉から身を守るために花粉対策を行ない、乗り切る必要があります。いろいろと試している人もいると思いますが、外出するときと、部屋・室内で行なう花粉症対策で症状の悪化を防ぎましょう。
花粉から身を守るための外出時と部屋・室内での11個の花粉対策方法についてまとめました。
花粉シーズンの11個の予防・対策方法
花粉症の人は、花粉が鼻や喉などの粘膜に付くことで炎症を起こし、肌に付くとかゆくなるなど症状が発生します。外出するときは常に花粉にさらされてしまうため、花粉症対策用メガネやマスクをして予防し、外から帰った来たときには部屋に花粉を持ち込まないようにしたりとすることが大切です。
外出時と部屋・室内で行なう花粉症対策についてお伝えします。
外出時の花粉症対策
花粉症の人にとって、花粉が飛散する時期に外出するときに気をつけるべきポイントがあります。花粉は目に見えないほど小さいので、どれだけの花粉が浮遊しているのか分かりませんが、大量に空気中に花粉が含まれていますので、ここで外出時の花粉症対策について確認しましょう。
なるべく外出を控える
目と鼻がムズムズして辛い花粉症。アレルギーのお薬を服用している人もいますが、やはり最大の花粉対策は外出を控えることです。
外出せずには生活できない・・・確かにその通りですが、天気予報の花粉飛散予報を見て、花粉の飛散が多い日は、外出を控えるのが得策です。また、花粉の飛散が多い時間帯というのもあり、だいたい12時~15時頃が花粉飛散のピーク時間です。
天気予報で気象予報士が注意するように言っている時間帯はとくに外出を避けるようにし、よく晴れた暖かい日や風の強い日、雨上がりの翌日などに、花粉が大量に飛びますので注意しましょう。
完全防備で外出する
花粉対策で有効であり、一番手に入りやすく使い勝手の良いものはマスクです。外出したい時は、マスクと顔の隙間から花粉が入り込んでしまわないように、鼻の部分にワイヤーが入ったものを選ぶと、顔の形に合わせることができ、花粉の侵入を防ぐことができます。
外出時に完全防備に必要なアイテム
マスク
花粉症対策用メガネ
帽子
首周りにスカーフやストール
花粉が付きにくい、払いやすいスベスベした素材のコートなど
花粉は玄関で落とす
外から帰って来た後、家の中にいるのにクシャミが止まらない、目がかゆいという花粉症の症状に悩まされることがあります。それは、外出したときのマスクや衣服・髪に花粉が付着していて、室内に自分で持ち込んでしまったからです。
外出から帰ってきたら、花粉を玄関で落とすことが大切です。玄関のドアを開ける前に、コートや上着を脱いでパンパンと手ではたいて花粉を落とします。帽子をかぶっている場合も、一度脱いで花粉をはらい、マスクも新しいのに換えるようにします。玄関に空気清浄機を置いておくと、室内に花粉を持ち込まないための有効な花粉対策になります。
洗顔・うがいをする
外出から帰ってきたら、すぐに洗顔・うがいをするようにすると、花粉が喉に入るのを防ぐことができますし、また顔についた花粉を、落とすことができます。
丁寧にするのであれば、手・顔・目・鼻・口・喉を洗うことでかなり症状を軽減することができます。手洗い・洗顔・うがいで口・喉はしていると思いますが、「 目を洗ったり 」、「 鼻洗浄・鼻うがい 」も合わせて行なうとより効果を得られます。
部屋・室内での花粉症対策
花粉を完全にシャットアウトすることは無理ですが、限られた部屋・室内空間だからこそできる花粉症対策があります。部屋に入ってしまった花粉を出来る限り少なくする方法と、快適な睡眠をするために行ないたい方法について確認しましょう。
部屋の窓を閉める
部屋では窓を閉めることが大切です。閉めることによって花粉の侵入を防ぐことができます。絶対に窓を開けてはいけない時間帯は、昼間の12時~15時と夕方の17時~19時に花粉の飛散量が多くなります。ただ、天候や風などにより異なります。
ずっと、窓を閉め切ることは逆に良くありません。人や風によって室内に運び込まれた花粉は退路が無くなってしまい、室内に花粉が溜まってしまいますので、時間帯を見計らって換気をすることも必要です。
部屋の掃除をする
侵入してしまった花粉を掃除機で吸い取ることです。注意すべきなのは、その時に花粉を舞い上がらせないことです。そのためには、先に拭き掃除から始めるのがポイントです。固く絞った雑巾やウェットタイプのシートで一度床を拭いてからかけましょう。カーペットの場合は毛足を起こすようにゆっくりと縦横にかけましょう。
花粉はとても微細で通常の掃除機のフィルターでは取り除くことができません。そこでおすすめする掃除機は、「 dyson(ダイソン)の掃除機 」です。家の中の床に落ちた花粉だけではなく、空気中の花粉も減らすことができ、快適に過ごすことができます。
身体に付いた花粉をお風呂で流す
衣類に付いた花粉を玄関先で払い落としても、髪の毛や露出している肌、服の隙間から身体に花粉が付着しています。外から帰ってきたら洋服を着替えるのと一緒に、お風呂で髪の毛から足の先まで洗い流して花粉を落とします。
外出時に大量の花粉が服や髪、身体についています。帰宅後は、家に入る前に服についた花粉を払い落とし、部屋の中に極力花粉を持ち込まないことが重要です。
空気清浄機で花粉を除去する
空気清浄機のフィルターは花粉のような微細なアレルゲンも除去できるようになっていますので、空気清浄機を使うことはとても効果的です。
空気清浄機の効果を発揮する場所
玄関
エアコンと反対側の壁
空気清浄機は、空気を吸い込んで空気中の花粉などを取り除いて、綺麗な空気にして送り出してくれるため、部屋の気流が無いと同じ場所の空気ばかりを綺麗にすることになります。もっと効率よく部屋の花粉を空気清浄機で取り除くのであれば扇風機で気流を起こして空気を循環させることが大切です。
空気清浄機の弱点は床に落ちた花粉までは吸い込むことができないことです。床に落ちた花粉は掃除するようにしましょう。
洗濯物は部屋干しがベスト
花粉が飛散している時期に、洗濯物を外に干すと花粉が衣類に付着してしまい、花粉が付いた洋服を着てしまったら、鼻水・鼻づまり・くしゃみ・喉の違和感・目のかゆみなどの症状が悪化してしまいますので、洗濯物は部屋干しがベストです。
でも、部屋干しするデメリットがあり、湿気が室内に溜まると洗濯物が乾きにくくなりますし、カビが生える原因にもなります。さらに、衣類に細菌が増えて嫌なニオイがすることもあります。花粉の時期に洗濯物を干すときの注意点と対策についてまとめてみました。
花粉の時期に洗濯物を外干しするときの注意点
洗濯物や布団は叩かない
晴天・強風・雨の翌日など花粉飛散量が多い日を避ける
花粉が飛びやすい時間帯を避ける
夜干しでも花粉が付く
花粉の時期の洗濯対策
花粉は払い落とす
外干しするなら12時まで
部屋干しするときは扇風機を使う
部屋干しするときは除湿機を使う
柔軟剤を使う
洗濯槽をそうじする
それぞれの詳細を確認するなら、「 花粉の季節の洗濯物を外干しするときの4つの注意点と6つの対策 」をご確認下さい。
布団は干さない
空気清浄機などで花粉対策をしているのに、布団に入ると症状が出てしまうことがあります。それは、布団についた花粉のせいです。布団干さないわけにもいきませんが、布団を干したあとに花粉を取り除くのがとても大変です。叩くと布団の奥に入ってしまいますし、払っても面積が多く、払い切れません。布団を干さないことが一番の対策になりますが、干したときの対応方法があります。
そこでおすすめしたいのが、取り込む前にハンディタイプの「 布団クリーナー掃除機 」で花粉を除去して下さい。布団を干した夜、布団に入っても花粉症の症状は全く出ませんので、快適な睡眠ができます。
枕の花粉を落とす
布団と同じように、枕にも花粉が付着します。とくに外に干したときは、布団と同じように「布団クリーナー」で取り除くようにしましょう。
枕の花粉が、頭を乗せたときに舞い上がって吸い込んでしまうため、症状が出てしまい、1日の疲れを癒したいのにゆっくり眠れないなんてことになってしまいます。枕の中にも入り込んでいたりする花粉を、しっかり掃除してぐっすり眠れるようにしましょう。
まとめ
花粉症の人は、症状を軽減するために、花粉との接触をなるべく避けるようにする必要があります。そのためには、花粉から身を守るための行動を、自ら行なう必要があります。何もしないで過ごすと症状が悪化するばかりで、日常生活に支障が出るようになってしまいます。
自分で出来る簡単な対策、基本的なことを11個紹介しましたので、実践できるものから取り組むようにするといいです。
実践するのとしないのとでは、全く症状の重さが違い、かなり軽くなりますし、しっかり予防対策することで症状が出ないこともありますので、自分で花粉から身を守る手段をいろいろと試してみましょう。