花粉症になると鼻水・鼻づまり・くしゃみ・喉の痛みなどの症状が発生します。花粉症は、一度発症すると治すのが難しいとされています。花粉症になったら完全に治すことが難しいと言われていますので、予防・対策をしっかりと行なう必要があります。
花粉症対策に欠かすことができない必須アイテムはマスクです。マスクを選ぶときの判断として性能・効果・除去・フィット感・使い捨てについて比較して選ぶといいです。
目次
花粉症対策用マスクを選ぶときの5つのポイント
「花粉カット率99%」とか、「耳が痛くない」とか、「ウイルス・花粉飛散対策」いうキャッチフレーズに惹かれてマスクを購入することが多いと思います。マスクの役割は、体内に花粉の侵入をさせないことです。お徳用マスクでもコンビニで、売られている小分け用マスクでも、自分に合ったマスクを選ばなと意味があります。
マスクには素材の違いや、種類の違いがありますが、どのマスクを選ぶとしても基本的にマスクを選ぶ基準として、性能・効果・除去・フィット感・使い捨ての5項目を確認することで、迷うこと無く選ぶことができます。
花粉症用マスクの性能
マスクには素材が何種類かありますが、花粉症の人にピッタリな素材は不繊布です。不繊布は、ガーゼ素材のものと比べて繊維が、とても複雑に入り組んでいるため、花粉がマスク内に侵入してこないよう、しっかりと食い止めてくれます。
不繊布は、性能がきちんとしているので安心できます。そして衛生面のことを考えると、値段の安い使い捨てのものを選ぶとよいです。
日本赤十字社和歌山医療センター耳鼻咽喉科の榎本雅夫先生らは、各種の市販マスクを器械に設置し、吸気抵抗を測りながら一定量の花粉をマスクに落とし、そのマスクがどれだけ花粉を除去するかを測定しました。
ほとんどのマスクは95%以上の花粉を除去しました。意外なことに、花粉を99%とらえ、しかも最も呼吸のしやすいマスクは2個100円の一番安価な使い捨てマスクだったという結果があります。
花粉症用マスクの効果
マスクの種類は、不織布や多層構造になっている製品などがあり、性能も高まっています。マスクを選ぶときに大事なことは、自分の顔にフィットするものを選ぶことです。
マスクは、鼻や頬・顎にすき間ができやすく、その隙間から花粉が入ってしまうとマスクを着用している意味が無く、効果が発揮されません。マスクの効果を100%引き出すには、密着できるタイプを選ぶことです。
顔が小さい女性は小さなタイプ、子供は子供用など普通サイズだけではなく、様々な大きさのマスクサイズが販売されていますので、顔の周りにすき間ができない密着性のあるマスクを選びます。
マスクの花粉除去
マスクの性能・効果を発揮するには、自分の顔とマスクとが密着して、隙間から花粉が入らないようにすることが前提です。マスクのパッケージに書かれている花粉除去率は、隙間の無い状態でマスクのフィルターが花粉を除去する除去率を表してします。
マスクのフィルター自体は、性能が高く、花粉除去が99%以上と記載されていますので、その性能を引き出すためにも、顔との密着率の高いマスクを選ぶこと大切になります。
フィット感重視でマスクを選ぶ
花粉症用マスクは沢山販売されていますが、選び方で重要なのは自分にぴったりのフィット感のあるマスクを見つけることです。
男性用、女性用などのサイズ表記がされていますが、小さすぎると耳が痛くなり、呼吸がしづらく、大きすぎると逆に顔の大部分が覆われて、呼吸がしづらくなるため、何種類かお試しで購入して、自分の顔のサイズに合ったものを選びます。
鼻にワイヤーが入っているタイプも多くあり、自分の鼻の位置に合わせて形を整えればバツグンのフィット感を感じることが出来て、1日中快適に過ごすことができます。
使い捨てマスクがおすすめ
高いマスクのほうが花粉を除去してくれるという感覚がありますが、決してそんなことはありません。花粉症用マスクのフィルターの花粉除去を測定した結果があります。
花粉症用マスクのほとんどが花粉を95%以上の花粉をフィルターで除去することができますが、花粉を99%以上、そして呼吸のしやすさが一番だったのが、測定実験で使った一番安い使い捨てマスクだったのです。
花粉を除去して、呼吸のしやすいマスクを使い捨てで毎日交換することが、快適かつ経済的で一番衛生的な使用方法だと言えます。
まとめ
花粉症の人にとってマスクは必需品と言っていいほど大切なものです。値段もピンキリで、販売されている種類も非常に豊富です。色々なものがあって選択肢は広がりますが、逆に種類が多すぎてどれを選べばいいのか分からないことがあります。
手軽にできる花粉症対策のひとつに、マスクを使用するのが効果的といわれていますが、正しい選び方をすることで、より効果を発揮することができます。
花粉の多くは呼吸によって体内に入り込むため、マスクを使って口や鼻を覆うことで体内に入り込む花粉を軽減することが可能になります。そんな花粉症に効果的なマスクの選び方は、口元や鼻をしっかりと覆うことができるかが重要になります。
隙間が開いていると、その隙間から花粉が入り込んでしまうため、隙間ができないものを選ぶことが何より重要になりますし、自分に合ったサイズのものを選ぶことが花粉症対策に欠かせません。
花粉症用マスクの選び方を参考にして頂きありがとうございます。「 花粉症用マスクのおすすめ5選 」も合わせて確認すると参考になると思います。