花粉が飛散する時期は、季節の変わり目が多く、気温の変化が激しいため花粉症の人は風邪に罹(かか)るもあります。花粉症と風邪の症状はよく似ていますが原因が違い花粉はアレルギー反応で、風邪はウイルス反応です。本来はそれぞれの症状にあった薬を飲む必要がありますが、花粉症の薬と風邪薬を併用していいのではないかと考えがちです。
花粉症薬と風邪薬を併用するときに注意が必要な成分、風邪薬で花粉症の症状も緩和できるのか、併用できる市販薬の条件についてまとめました。
花粉症の薬と風邪薬の併用や代用
薬局で手軽に購入できるようになっているので、専門的な知識がなくても花粉症の薬や風邪薬をいつでも買うことができます。市販薬は容量・用法を守ることで症状の緩和になりますが、摂取し過ぎると副作用が強くでることがありますので注意が必要です。
思い込みや自分の今までの飲み方で飲んでしまうと大変なことになってしまう可能性がありますので、薬を併用または代用するときには確認しておくといいです。心配なときには、薬剤師の人に相談してみましょう。
花粉症の薬と風邪薬の併用には成分に注意
花粉症の薬を飲んでいるときには、風邪薬を一緒に飲むときには注意が必要です。共通して含まれている成分に抗ヒスタミン薬や血管収縮薬があり、一度にたくさん摂取するものではないため、併用できない成分となっています。
花粉症の薬と風邪薬を併用した場合、急に血中濃度が上がってしまい副作用の生じる可能性が高まってしまいます。風邪薬のほうに、抗ヒスタミン薬や血管収縮薬の成分が含まれていないものもありますので、含まれていない風邪薬であれば併用可能となっています。
でも、くしゃみや鼻詰まり、鼻水などの症状があるからといって、花粉症の薬と風邪薬を一緒に飲むことは避けましょう。薬剤師や病院に相談をして、併用可能な成分の薬を確認しましょう
風邪薬は花粉症対策として代用できる
花粉症の薬と同じように、風邪薬にも抗ヒスタミン剤が含まれているものが多くあります。抗ヒスタミン剤が含まれている風邪薬であれば、花粉症の症状を緩和することができるため、代用することはできます。
でも、薬局の薬剤師の人に確認したところ、「風邪薬を代用することは、あまりおすすめはできません。」とのことでした。
それは、風邪薬の内容成分を見てみると鼻炎薬のほかにも、咳止めや解熱鎮痛剤も入っています。人には、自然治癒能力というものが備わっているので、とくに薬での不要な成分は摂取しないほうがいいそうです。
さらに、風邪と花粉症では、くしゃみや鼻水の原因が違います。原因にあったものを選ぶようにすることが大切だと教えてくれました。
風邪薬は花粉症のお薬と併用できる市販薬を選ぶ
花粉が飛散する時期は、季節の変わり目が多く、気温差で体調を崩してしまう人がいます。そのため、風邪を引いてしまうことがあります。風邪と花粉症の症状が両方出てしまったときには、風邪を引いても花粉症の薬が飲めるように、風邪薬は花粉症薬と併用できる市販薬を選ぶといいです。
風邪薬を選ぶときは、必ず抗ヒスタミン成分が含まれていないものを選び、解熱剤と抗ヒスタミン薬を一緒に飲むのもよくありません。血管収縮効果が高くなり、脳への影響が考えられるので、この2つの飲み合わせるもよくありません。
もともと、病院でしか入手出来なかった薬が身近に飲めるようになっていますが、飲み合わせを気をつけないと大変なことになってしまいます。心配な人は、風邪薬と花粉症薬を併用するときは、薬剤師に相談して見るといいです。
まとめ
薬に関しては、薬局で売られているから大丈夫という意識が強くあります。薬を選んでいるときに、薬剤師の人が説明しましょうかと聞いてきても、面倒だからといって「大丈夫です」と断ることもしばしば。
でも、本当は薬剤師の人に症状をきちんと伝えて、買おうと思っている薬を伝えることが大切です。アドバイスをして頂くことで安心して飲むことができます。