花粉症になると鼻水や鼻づまり、くしゃみ、目の痒みなどの症状から機嫌が悪くなったり、寝覚めが悪かったりして、朝から憂鬱な気持ちになることが多いです。朝から体調が優れずに1日の生活に悪影響を及ぼすことも少なくありません。
朝から花粉症の症状が出るモーニングアタックの症状と対策法についてお伝えします。
花粉症のモーニングアタックとは?
花粉症の時期におこるモーニングアタックとは、朝または夜に花粉症の症状が悪化する現象のことを言います。これは、自律神経のうちの交感神経と副交感神経のバランスが関係していると言われています。
昼間は交感神経が活発になっていますが、夜になり帰宅することで気持ちがリラックスするため副交感神経が活発になり、症状がひどくなる傾向になります。朝、起きたときも副交感神経から交感神経に状態が切り替わることで、症状が酷くなります。
花粉症のモーニングアタックとは、自律神経の交感神経と副交感神経の状態が切り替わるときに自律神経のバランスが崩れるために症状が悪化することをいいます。
花粉症のモーニングアタックによる症状
花粉症のときに起こりやすい症状で、夜の間に床に落ちた花粉やハウスダストなどを吸い込んだり、起床時や布団を畳むときにアレルゲンが空中を舞い、自立神経が一時的に乱れることによって鼻が刺激されるなどが原因です。
【モーニングアタックが起こりやすいとき】
・床に落ちた花粉を吸い込んだとき
・朝、起き上がるときに布団から舞う花粉を吸い込んだとき
・交感神経と副交感神経が切り替わるとき
・朝、アレルギー反応を起こす好塩基球が増えたとき
花粉症のモーニングアタックに有効な対策
朝一番に、ひどい鼻炎などの症状が出てしまうと、その日のスタートをすっきりと切れないため、花粉症を持っているならモーニングアタックへの対策を行うことがおすすめです。
モーニングアタックへの有効な対策方法は、前日の夜に長時間効果が続くタイプの鼻炎薬を飲んでおいて、朝の起床時にも薬がしっかりと効いている状態にしておくことです。
また、布団を外に干したとき、布団についている花粉を吸い込んで鼻炎がひどくなってしまうという原因も考えられますので、布団についている花粉はしっかりと払い落としてから取り込むといった工夫も必要です。布団クリーナーを使うとより確実に花粉除去することができます。花粉症の人が注意したい「 布団の花粉除去方法 」についても確認しておくといいです。
朝から花粉症や鼻炎がひどいと、仕事や家事の能率に影響しますので、しっかりと「 様々な花粉症対策 」を行なうようにしましょう。
まとめ
花粉症のモーニングアタックの症状を防ぐには、通常の花粉症と同じように花粉を吸い込まないようにするための対策をしながら、布団や枕などの寝具は、外に干さずに布団乾燥機を使ったり、外に干したときには花粉を拭き取り、夜は入浴して髪や体の花粉を洗い落として、就寝前には、ハウスダストや花粉を吸い取る空気清浄機を利用するといいです。
花粉症シーズンのモーニングアタックで、気分が優れなく1日を気持ちよく過ごすことが出来ないなんてことが無くなるようにしっかりと対策をしましょう。