花粉症の症状を緩和するために薬を飲むことがあります。病院に行ってもらってきた薬であれば、問題ありませんが市販薬の場合には飲み合わせや容量用法を守って飲むことが大切になります。
薬が効かないからといって過剰の飲んだり、目安時間よりも短時間で飲んだりすると副作用がでやすくなりますので、花粉症の薬を飲むときに風邪との併用は大丈夫?、去年の薬を飲んでいいの?、症状が軽くなったら飲まないの?などについてお伝えします。
目次
花粉症の薬を飲むときに注意したいポイント
素人判断で薬の飲み方を決めることは大変危険です。とくに市販薬を飲むときには、自分本位の飲み方になってしまうことがあります。効かないからたくさん飲むとか、短時間で次の薬を飲む、花粉症の薬と他の薬を併用して飲むなど、知らないからこそ出来てしまうことが多々あります。
薬剤士に聞いたり、調べたりした花粉症の薬を飲むときに注意したポイントをまとめました。
花粉症の薬と風邪薬を併用には注意
花粉が飛散する時期に、くしゃみや鼻水・目の痒みなどの症状があれば花粉症だと判断して花粉症の薬を飲みますが、これに発熱や悪寒などの症状がでたら風邪かなと思い、風邪薬を飲みます。季節の変わり目では、両方を発症することもあります。
花粉症なのか、風邪なのか分からないときに両方の薬を飲んでしまえと思うことがあるかもしれませんが、併用すると含まれている成分によっては、過剰に摂取することになり、副作用がでやすくなる可能性がありますので、併用は避けたほうがいいです。
併用は避けたほうがいいですが、すべての薬がダメということではなく、抗ヒスタミン剤が両方に含まれているようであれば併用は危険です。抗ヒスタミン剤が含まれているものと、含まれていないものであれば併用も可能ですが、薬剤士や病院の先生に確認して飲むようにしましょう。
去年購入した花粉症の薬を今年飲んでいいの?
薬には使用期限があります。市販薬であれば、箱に使用期限の記載がありますので、その期限内であれば飲むことができますが、過ぎてしまっているものに関しては、新しいものを買うようにしましょう。
病院でもらった薬に関しては、使用期限が書かれていませんが、病院や薬剤士の人に確認してから飲むようにしましょう。
花粉症の症状が軽くなったら飲まなくていいの?
花粉症の症状が治まってきた、軽くなってきたときには、花粉の飛散量や飛散時期を考えながら薬を減らしていくことが大切です。
なぜなら、雨の日や気温が低い日、風が無い日は、花粉の飛散量が少なくなり、症状が軽くなる傾向にあります。このときに薬を飲まないとか減らすことは、後日の花粉症の症状を悪化させることがあります。
花粉症の薬の量を減らすタイミングは、花粉飛散時期と飛散量です。飛散量が減ってきて、飛散時期も終わりの時期になってきたら減らすようにするといいですが、天候や天気により飛散量が少ないときには、きちんと薬を飲んでおかないと症状が悪化する恐れがあります。
市販薬だけで対処すればいい?
症状が重く、花粉症の薬に頼らなくては日々の生活ができないとき、薬局で買うことができる市販薬を飲んで症状を緩和している人もいますが、市販薬だけでいいのか気になります。
市販薬でも症状を十分に緩和することができます。基本的に病院でもらう薬と市販薬の薬の成分はほぼ同じなので効果は、ほとんど変わりません。
ただ、薬は治すことができる訳ではなく、症状を和らげることができるものなので、市販薬だけで花粉症対策としては弱いと思います。食べ物や飲み物など免疫力を向上させることが花粉症を治すのには必要なことなので、「 花粉症の様々な対策 」の中から、自分ができる対策や予防を継続して行なうことで体質改善して治すことを目指すといいです。
花粉症の内服薬や点眼薬は1日何回飲んだり指したりするの?
使用する薬によって異なりますが、内服薬であれば、一般的に朝夕2回の服用が必要になるものが多いですが、1回のもあれば、3回のもありますので箱に書かれている服用回数を確認しましょう。
点眼薬は1日に指す回数が3~4回程度が目安となっています。目薬を指し過ぎてしまうと、目に違和感を感じたり、まぶたが腫れたり、充血が悪化したりと副作用が現れますので、1日に指す回数は確認しておきましょう。
薬剤士に聞くと、目薬は指す回数よりも、自分にあった症状を緩和する効果が高い目薬を使うことが大切だと教えてくれました。
防腐剤入りの目薬はダメなの?
防腐剤が入っている目薬は使用しないほうがいいと言う情報もあります。防腐剤は市販薬に入っていて、使用期間を長くすることが目的です。
花粉症の場合も、防腐剤入りだと接触性皮膚炎を引き起こす恐れがありますし、血管収縮剤入りだと、その時は充血が取れても後で悪化することがありますし、慢性結膜炎を招く恐れもあります。防腐剤が入っていない市販目薬もありますので、そちらを使用したほうが副作用の心配が少なくなります。
ただ、防腐剤が入っていない目薬は使用期間が短いため、使い切るか、使用期限が切れてしまったときには新しい目薬を購入するようにしましょう。勿体ないから期限切れでも使い切ろうということはしてはいけません。
まとめ
花粉症の薬の効果は高く、即効性があるため飲むことが多くなると思いますが、薬を飲むときには注意が必要です。私が気になったことについてまとめてみました。
薬剤士や本などで調べたことを、自分が理解できるような言葉に置き換えてみました。
個人的には、あまり薬には頼りたくないという気持ちがあり、どうしても無理というときだけ薬を飲むようにしています。マスクや花粉症用メガネの対策のほかに、ヨーグルトや飲み物、食べ物も日頃から気を付けるといいです。