朝起きたら頭がズキズキ痛い!痛みで目が覚めてしまい、疲れが取れないし、気持ち的にもすっきりしないことがあります。ひどいときには、吐き気やめまいまでする。
朝の寝起きに起こる頭痛の原因と解消法をお伝えします。
目次
朝起きたら頭が痛い原因と解消法6選
朝起きたときから頭痛がする。頭痛で起きることがあります。でも、布団から起き上がるのに時間が掛かります。頭痛の痛みが緩和するまで布団の中で頭を抑えながらうずくまることもしばしば。めまいや吐き気がするときは最悪です。
そんな、朝から頭痛がする原因として考えられる要因が7つありますので、対処法と一緒にまとめました。
肩こり・首の凝りが原因の理由と解消法
朝起きたときにすでに頭が痛い、つらい寝起きの頭痛は肩こりや首のこりが原因の一つです。デスクワークを主とするお仕事をしている人などは、同じ姿勢で長時間仕事をするため、肩こりや首のこりがなかなか解消されません。これがひどくなると血流が悪くなり頭痛が発生します。
寝起きの頭痛を防ぐには、自分の首と肩に負担の少ない高さのまくらを使用し、寝る前や寝起きのストレッチで肩や首回りの血流を良くすることが大切です。
朝起きた時の解消法は、まず蒸しタオルで温めて凝りをやわらげることです。タオルを水で濡らし、しっとり湿らせた状態でビニール袋に入れてレンジで20秒ほど加熱。レンジや温度によって加熱秒数は異なりますが、レンジの中の様子を見ながら行ってください。そうすると蒸しタオルが簡単にできます。それを首の後ろ、後頭部にあてながら目を閉じる。下手に揉んだり叩いたりするのは逆効果になるので、温めて血行を良くするとだいぶ頭痛が治まります。
生理痛が原因の理由と対処法
朝起きた時に頭が痛いことがある原因のひとつに生理痛があげられます。生理開始2日ほど前から起こりやすく、普段の頭痛よりも痛みが強く持続時間が長いと言った特徴があります。
これは生理周期に伴って女性ホルモンのエストロゲンの分泌が多く変動するためで、排卵日と生理開始期に急激に低下することによって頭痛を引き起こしてしまうのがその理由です。毎月症状が起こることもあり、生理が来るのが憂鬱になってしまうと言う女性も少なくありません。
解消法としては、原因が血管の拡張によって起きるものとなっているので血管を収縮させる効果を持っているカフェインを摂取することで痛みを軽減することができますので、朝起きて痛みがあるときは、紅茶やコーヒーを飲んで対処することがお勧めです。
寝る前に、珈琲や紅茶を飲んでも寝れるという人は、寝る前にも飲んでおくといいと思います。個人的な感想ですが、痛みが少し和らぐ感じがします。
寝不足・寝すぎが原因の理由と解消法
朝起きたら頭が痛い時があります。それは、寝不足からくる疲労や寝すぎなどによっても発生します。その原因の多くは、交感神経と副交感神経が一時的に混乱した状態になっているためです。そのため、時間が経てば治ることが多いです。
また、朝寝不足で頭痛がある場合、脳が自分の脳を保護をしようと活動を低下させ、脳内の血流が低下し頭痛が起きてしまいます。
寝すぎて頭痛がするときは、体内の脱水症状や寝ている間に、血中に二酸化炭素が溜まり過ぎて、結果血管が広がる傾向になり頭痛が起こっている可能性があります。
自律神経を整えるのに、シャワーを浴びて神経をリラックスさせるとすぐに回復します。ただ、脈を打つような痛みの場合は偏頭痛の可能性があり、そのときは、部屋を暗くして冷たいタオルで頭を冷やしながらゆっくり休みましょう。
自律神経や脳への血流を正常に戻すために、短時間(約15分ぐらい)でもいいので目を閉じて脳を休ませます。忙しい朝ではありますが、この時なるべく何も考えずリラックスすることが大切です。
寝すぎて頭痛がするときは、水分補給や部屋の窓を開けて、ゆっくりと深呼吸することで体内の二酸化炭素を正常に戻すと頭痛が解消されます。
片頭痛が原因の理由と対処法
片頭痛の特徴は、片側や両方のこめかみから、目のあたりにかけてずきんずきんと脈を打つように痛み、4~72時間痛みが続くのが特徴です。頭痛の起こる回数は月に1~2回程度で、痛みがひどいときには、家事や仕事が手につかなくなり、寝込んでしまうこともあります。
寝ているときはリラックスしている状態にあるので副交感神経が働きます。この副交感神経は、血管を拡張させる働きがあり、片頭痛の痛みへとつながります。
痛みが起こる前兆として、チカチカとした光が目の前にあらわれたり、視野の一部が見えにくくなることがあります。片頭痛は、朝起きたときに痛むが多いですが、中には脳腫瘍や高血圧、睡眠時無呼吸症候群などから起こることもあります。
朝起きた時に片頭痛がする場合の解消法としては、拡張した血管を収縮させることが必要になりますので、冷たいタオルなどを痛む場所に当てて少し圧迫することで痛みが緩和されます。
また、アロマオイルなどを使うようにすると気分がリラックスするため、脳の血管の拡張を抑えることができ痛みを緩和しやすくなります。また体を横にするか、ゆったりと座れる場所で休むようにすることも大切です。
睡眠中の姿勢が原因の理由と対処法
朝起きた時に頭が痛いのは睡眠中の姿勢が原因の時もあります。枕が合っていない、マットレスが柔らかすぎるなどで頭を支えている首との高さがズレたり、猫背姿勢でかがむように寝ていたりしていませんか?
寝ているとき、頭と首が平行に沈み、それと一緒に背骨も合わせて沈むのが理想です。身体の重みを支えるそれぞれの重心が均等になる寝方をすると良いですが、枕が高さが大切なことを軽視している人が、とても多いです。枕が合わないことで姿勢が悪くなってしまっている場合が多いのです。
大切なのは自分に合った枕を使うことです。本来はオーダーメイドで自分に合った枕を作ってもらうのが一番ですが、それが難しいときは、枕の高さを調節したり位置を変えてみたりして、首や肩に負担がかからないような高さになるようにタオルで調整しましょう。
また、寝返りは何度か打つことも大事です。同じ体勢のままでは、身体の循環器能が偏る可能性があるので、寝返りを打つことは大切です。
二日酔いが原因の理由と対処法
二日酔いの朝に頭が痛いのには3つの理由があります。
1.血中のアルコールによって頭部の血管が拡張して発生した頭痛
2.脱水症状によって髄液が減少し、脳が沈下して静脈が直接刺激を受けて発生した頭痛
3.アルコールの分解途中で発生したアセトアルデヒドの強い毒性による頭痛
3つの原因が存在し、それぞれ対処法が違います。
3つの原因に関する対処法は、
1.首筋の血管を冷やして収縮させることで痛みが緩和する
2.水分補給することで回復する
3.ウコンなどのアセトアルデヒドを分解促進作用があるものを摂取する
お味噌汁に入っているシジミには、二日酔いの原因を間接的に治す成分が入っています。タウリンは肝臓の働きを強化し、オルニチンはアンモニアの分解を促進する効果が期待できます。適度な塩分が入っているので、けだるい気分を元気付けられる効果も得られますし、味噌汁の具材は、胃に優しく二日酔いのときでも、抵抗なく飲むことができます。
まとめ
朝起きたときの頭痛の原因と解消法・対策法について紹介しました。6つの原因が考えられますので、自分が該当する原因を見つけ出し、対処することで朝方の頭の痛みを緩和することができます。
痛み止めを飲んでいる人も多いと思いますが、根本的な改善にはならないので、一時的に痛みを緩和するのであればいいですが、ずっと飲み続けると副作用が気になりますので、原因にあった対処法をすることで痛みは緩和されていきますので、解決していきましょう。