頭痛に悩んでいるという人は、頭が痛いという症状だけではなく、その他の症状にも悩まされていることがあります。頭痛と一緒に現れる代表的な症状として、耳鳴りや吐き気があります。
頭痛・吐き気・耳鳴りの3つの症状から考えられる3つの病気についてお伝えします。
頭痛・吐き気・耳鳴りから考えられる症状
体調不良になったときに頭痛の症状が出ることが多いです。頭痛だけの症状であれば、痛みを緩和するための対処法を行なうことで症状が緩和していきますが、一緒に併発する症状がある場合には、頭痛が起こっている原因が他にあることが多いです。
そのため、頭痛の痛みを緩和する方法では痛みが取れませんので、症状にあった対処法が必要になります。考えられる風邪・脳腫瘍・肩こりの症状と対処法についてまとめました。
風邪の症状の可能性
頭痛や吐き気がするときには、胃腸風邪にかかっていることが考えられます。胃腸風邪は、原因となるウィルスが消化器官に侵入し繁殖することで発生します。主にみられる症状としては、頭痛や吐き気、腹痛や下痢などがみられます。胃腸風邪はウィルス性ですので、冬場に多い特徴があります。ウィルスは口からの感染が考えられますが、他にもウィルスが付着した食品を摂取したり、ウィルスが付着した便や嘔吐物に触れることでも感染するので注意が必要となります。
また、微熱が出たり、鼻水が出たりするときには風邪の症状なので、2~3日安静にしていたら回復します。
頭痛・吐き気・腹痛・下痢などの症状・・・胃腸風邪
頭痛・吐き気・耳鳴り・発熱・鼻水などの症状・・・風邪
胃腸風邪の治し方としては、水分を取る・スポーツドリンクを飲まない・下痢止めや吐き気止めを飲まない・症状が改善されるまで食事を控えるという4つのことを守るようにします。
風邪の治し方としては、身体の温度を上げて免疫力を高める・うがい薬で喉をケアする・水分補給をする・ビタミンCを摂取して免疫力アップという4つのことをすると早く治すことができます。
脳腫瘍の可能性
季節の変わり目や気圧の変化によって頭痛が起こることがあります。ただ、頻繁に頭痛を感じたり、激しい痛みだったり、吐き気もあるというときは、脳腫瘍の可能性があります。脳に腫瘍があることで、そのまわりの血管が細くなっているために、血流が悪くなり吐き気や頭の痛みを感じることが多くなります。
激しい痛みを感じる時間帯は朝、目が覚めたときが多く、痛みを我慢していると治まることがあります。痛みが無くなると安心してしまい放置して、けいれんや手足のしびれが現れてきます。起きたときに激しい頭痛を感じたら、病院で診察を受けることが必要です。
肩こりの症状の可能性
肩こりがひどい場合には、頭痛を引き起こすことがあります。症状が酷いときには、さらに吐き気や耳鳴りなどの症状が現れることがあります。肩こりの状態を防ぐためには、定期的に肩こりをほぐす必要があります。コリをほぐすためには、体を温め血行をよくすることが大切です。頭痛の原因の一つが血液の流れの悪化によるものです。
定期的にストレッチやマッサージを行い、肩のこりを地道にほぐしていくことが最も重要なことです。こりはすぐに取れるものではありませんので、徐々にほぐしていけるように心がけていくことが大切です。
肩こりの原因は、血圧・長期間の同じ姿勢・眼精疲労・運動不足・ストレスです。
長い時間同じ姿勢をしていると首や肩の緊張が続くためほぐす。
眼精疲労は、目の運動をしたり、目を休めること。
運動を取り入れることで血行を改善し、肩こりを起こしにくくすることができます。
血圧を測ってみて高血圧なら、血圧が原因で肩こりが起きている可能性がありますので、食生活を見直し、血圧を正常に戻すことで肩こりの改善につながります。
まとめ
過度なストレスを受けているときに、頭痛や吐き気・耳鳴りといった症状が現れることがあります。精神的要因で発生することについては、ストレスを発散することで症状が改善されます。
頭痛・吐き気・耳鳴りの症状で、気になることがあれば無理せずに病院の内科を受診して診てもらうようにしましょう。