健康診断の時に、血圧が高いだけではなく、コレステロールの数値も高く出ていました。
特に、太っている訳ではなく身長165cm、体重55kgなので標準的な体型だとは思いますが、お腹が出てきたのがちょっと気になっていました。
恐らくは、仕事のストレスで毎日夜中に、150gの大きいサイズのポテチを一人で食べてしまっていたり、500mlのコーラーを1本必ず飲んでいるのが、コレステロールの数値や血圧に出ているのかなと思っています。
先生に、それを伝えたら、「魚介類をたくさん食べるようにしましょう」と言われました。
目次
魚介類には血圧を下げ、コレステロールを減らすタウリンが多く含まれている
牡蠣やエビ、たこやイカなどの魚介類に多く含まれている「タウリン」という成分があります。
栄養ドリンクの主成分として配合されているタウリンは、疲労回復や肝臓の働きを良くするなどと言った健康増進というイメージがあると思います。
交感神経の緊張を抑えて血圧を下げたり、肝臓の機能を高めてコレステロールを減らす働きがあります。
タウリンは交感神経の緊張を抑えて血圧を下げる働きがある
ストレスを感じたり、疲れが溜まったり、不安に思ったりすると交感神経が緊張して、血圧や脈拍数が上がります。
緊張状態が続くと、血管が硬くなり、血管にコレステロールが吸収されやすくなったりして動脈硬化の原因になります。
タウリンには、交感神経の緊張を抑える作用があり、血圧の上昇を抑制するのに役立ちます。
タウリンは肝臓機能を高めてコレステロールを減らす
タウリンには、肝臓の機能を高めて血液中のコレステロールを下げる働きがあります。
タウリンを摂取することで肝臓から分泌される、脂肪分を分解するために必要な消化液である「胆汁酸」の量が増えて、血液中のコレステロールの消費を高めるため、コレステロールを下げるのです。
- 血圧の上昇を抑制する
- 胆汁酸の分泌を促進する
- 血液中のコレステロールを減らす
- コレステロールが原因の胆石症の予防
タウリンを多く含む食品とは
魚介類の中では、さざえが100g中に1536mg含まれています。イカは1212mg、牡蠣は1163mgとなっています。タウリンを多く含む食品に関しては最後に一覧表を載せていますので参考にして下さい。
タウリンを多く含む食品一覧
食品名 | 目安量 | タウリン含有量 |
まだこ | 100g | 871mg |
こういか | 110g(正味70g) | 848mg |
牡蠣 | 5個(正味70g) | 814mg |
さざえ | 1個(正味50g) | 768mg |
ぶりの血合い | 70g | 471mg |
ずわいがに | 140g(正味100g) | 450mg |
ホタテ貝 | 140g(正味70g) | 380mg |
とこぶし | 1個(正味30g) | 375mg |
真鯛 | 1切れ(正味100g) | 339mg |
あさり | 殻付き175g(正味70g) | 266mg |
さんま | 1尾(200g・正味140g) | 262mg |
車海老 | 5尾(正味100g) | 199mg |
かつお | 刺し身5切れ(100g) | 167mg |
するめいか | 1/2杯(正味100g) | 159mg |
たら | 1切れ(正味100g) | 135mg |
きんき | 1尾(正味100g) | 120mg |