紫外線対策に効果的な色や帽子の選び方についてまとめています。通勤通学やお買い物に出掛けるときに自転車で移動するとき、日傘を差して外出するとき、庭の農作業のときに役立ちます。折りたたみやおしゃれなレディース用のほか、メンズ・男性用も豊富に揃っています。
目次
紫外線対策の効果アップをするための帽子の選び方
暑い日に日差しを遮るため帽子をかぶることは、最近ではスタンダードな紫外線防止対策となっています。熱中症を防ぐためにも、直射日光を遮り快適な生活を送りたいものです。紫外線を防ぐ帽子は、前につばが伸びているキャップタイプや全周囲につばのあるもの、素材や色、形、折りたたみ式など様々あり、おしゃれなものも多いです。
この中から紫外線防止をするにはどういったことに着目していけばいいのかお伝えしていきます。
UVカット率の高い色は「黒」!
太陽から降り注いでいる光の中には、紫外線というシミやしわ、そばかすの原因になる光線が含まれています。この光の性質は、白い色に反射しやすく、黒い色は吸収しやすいという特徴があります。白い色を選ぶと光が反射して体や顔に再び当たってしまうことがあります。反射するなら紫外線を、はじくから良いかもしれませんが、反射するだけでなく、紫外線を通してしまう色でもあるようです。
このことから、黒い色の方が紫外線を防止するには良い色だと言われます。黒を選んでも、向こうが透けて見える布だと紫外線を通してしまうので目の詰まった生地で、黒い色の帽子を選ぶと紫外線防止策には高い効果を発揮します。
帽子のつばの長さによるUVカット率
帽子にはつばがついています。このつばの長さは紫外線防止に密接に関係しています。帽子をかぶらない状態で太陽を浴びているときを100%だとすると、つばの長さが3cmでは紫外線を浴びる量が65%にまで減り、5cmでは50%、7cmでは40%、10cmでは30%とつばの長さがあるほど紫外線を浴びる量が少なくなります。
紫外線対策として帽子をかぶるときのつばの長さ7cm以上あることが理想です。つばが長ければ長いほど良いわけでは無く、7cm以上になると紫外線を防止する率が大きく変わらなくなります。
帽子は、上からの紫外線予防には強いですが、アスファルトなどから反射してくる下や横からの紫外線には対応できません。帽子だけで紫外線をすべて防ぐことはできませんので、日焼け止めなどのアイテムを併用することで効果が高まります。
つばは、前についているキャップタイプよりは全部の周囲につばがある麦わら帽子のようなタイプがおすすめです。キャップタイプですと前は防止してくれますが、UVクリームを塗り忘れやすい首の後ろや耳の後ろがカバーできません。
UVカット加工された帽子なら何色でも大丈夫
黒い色が紫外線防止には良いです。しかし、夏の高温多湿な環境で黒は暑く見えますし、もっとおしゃれを楽しみたいという人もいます。
黒色が紫外線を防ぐ効果が高いと言えますが、UVカット加工されている帽子なら何色をかぶっても紫外線は防止できます。UVカット加工されているものを身に着けていることが前提で、繊維自体に紫外線を反射、吸収させる物質を練り混んでいるものです。
UVカット加工されていない布だと、ポリエステルが紫外線を防止する効果が高いですが、汗ばむ季節にポリエステルは着心地や肌触りが悪いです。他の布でもUVカット加工されている布がありますので、紫外線を気にしてあげたい子供の帽子もUVカット加工されていると安心です。
帽子を洗濯することでUVカット効果が減ることがある
紫外線を吸収する黒を着ていると紫外線を浴びて生地の痛みが早くなります。UVカット加工された帽子を洗濯しているとその効果が落ちてしまうことがあります。UVカット加工は繊維に微粒子を練り込んでいるものと、後からUVカット加工されたものがあります。後からUVカット加工しているものは洗濯で効果が落ちやすいです。
UVカットスプレーなども売っていますので、効果が落ちたとか弱いと感じたときに使うことで、紫外線カットできるようになります。繊維に練り込んでいるUVカット加工のほうが落ちにくいといっても紫外線防止効果は永続的ではありません。紫外線を通してしまっては意味がありませんので定期的に買い替えを検討するのが賢い紫外線予防策です。
UVカット加工を後から付けているのは天然繊維の綿や麻などが多いので、数年前に購入していたり、洗濯している帽子に関しては、紫外線が強くなる夏の前にUVカットスプレーを使用したり、新しい帽子を購入して紫外線から頭を守るようにしましょう。
まとめ
UVカット加工されている帽子や衣類であれば、色を問わず効果はありますが、最も効果が高いのは黒です。でも、黒は熱を吸収してしまうので、暑くなりやすいです。黒以外の色でおしゃれをしたいというときには、日焼け止めクリームやスプレーを使って、紫外線対策をしっかりと行なうようにしましょう。
帽子をずっとかぶっていると、頭が蒸れてしまい、あせもができたり、頭がボーッとしたりすることがあります。適度に換気して帽子の中の環境も快適に維持できるようにしておくことも大切です。