寒い冬の時期、10月から3月頃に掛けてインフルエンザが流行します。インフルエンザを受ける人もいれば、受けない人もいると思います。受けるときでも、受けないときでもインフルエンザ予防接種を行なうときに疑問に思うことをまとめてみました。例えば、「受けないといけないの?」「予防接種したら罹らない?」「予防接種後の飲酒は大丈夫?」「予防接種による副反応は?」などについてお伝えします。
目次
インフルエンザ予防接種を受ける前に知っておくべき4つのこと
インフルエンザ予防接種を受ける前に知っておくべきことを4つお伝えします。他にも知りたいと思っていることがあるかも知れませんが、これはどうなのっていう情報を追加しています。
予防接種は受けないとダメ?
インフルエンザ予防接種は、受けないといけないのでしょうか?
私の勤務している会社では、予防対策のために全社員が会社の一部負担でインフルエンザワクチンを接種することができます。そのとき、看護師さんと話したとき、「受けなければいけない予防接種ではありませんが、受けることが症状を軽くするなどの効果が期待できます。」と教えてくれました。
予防接種には、定期接種と任意接種があり、インフルエンザは任意接種なので、本人の意志に任せることになります。
私の友達にインフルエンザに罹ったことがないという人がいて自慢していましたが、
看護師さん
「10月から3月の間に風邪の症状が出たことがありませんか?」
友達
「風邪っぽい症状はありますが、病院に行くほどではありませんでしたよ。」
看護師さん
「その風邪っぽい症状は、もしかしたらインフルエンザだったかも知れませんね。」
看護師さんによると、免疫力の高い人は予防接種をしなくてもインフルエンザの症状が軽く、風邪のような症状になる人もいるとのこと。きっと、その風邪の症状が出てたときは、インフルエンザだったと思うよと言われていました。全く罹らない人はいないと思うとも言っていて、インフルエンザの症状の重さと軽さの違いだそうです。
今は、インフルエンザの症状が軽くても、重くなることがあるので、できれば予防接種しておいたほうがいいです。
予防接種をしたらインフルにならないの?
会社のインフルエンザ予防接種のときになると、必ず聞いてくる人がいます。「インフルエンザワクチンを打ったら、インフルエンザに罹らないの?」って。そして、インフルエンザになったら必ず言います。「インフルの予防接種をしたのになった」と。
あくまでも、予防接種なので100%インフルエンザに罹らないということはありません。
予防接種の目的は「重症化を避けること」です。つまりは、インフルエンザになったとしても風邪のような軽い症状で治まることが期待できます。
インフルエンザの予防接種は万能ではありません。インフルエンザの種類とワクチンに含まれる種類を見てみましょう。
インフルエンザA型・・・144種類
インフルエンザB型・・・2種類
インフルエンザ予防接種に含まれているワクチンは、インフルエンザA型は2種類、インフルエンザB型は2種類の計4種類のワクチンが含まれています。インフルエンザA型は144種類のうち2種類しか含まれていません。そのため、WHOの情報とオーストラリアで流行したインフルエンザの種類を参考に、日本のインフルエンザA型のワクチンは2種類が選ばれています。
そのため、流行するインフルエンザの型が違うとインフルエンザに罹る確率は高くなりますし、高熱を伴うインフルエンザの症状が出ることがあります。
微熱があっても予防接種は打てる?
予防接種当日に、ちょっと熱があるときがあります。基本的に37.5度以上の発熱があるときは注射をすることができません。これは、何か病気になる前兆の可能性があり、今後時間経過するごとに熱が高くなったり、症状が現れる可能性があるため予防接種を受けることができません。
咳や鼻水、喉の痛み、寒気、だるさなどの症状があるときはワクチン接種を受ける前に病院の先生に診てもらった上で、判断して頂くといいです。
私も風邪っぽい症状があり、喉の痛みと37度の微熱があったときに、ちょうどインフルエンザ予防接種で打てるかなぁと接種前に計る体温のときに37.1℃で鼻水もズルズルしていましたが予防接種しました。心配なときは遠慮しないで先生に一度、相談してみましょう。
インフルエンザ予防接種を受ける時期はいつ頃?
インフルエンザの予防接種を受けたほうがいい時期は厚生労働省のインフルエンザQ&Aによると、毎年12月中旬までにワクチン接種をすることが望ましいとしています。
なぜ、12月中旬までに予防接種をしたほうがいいのかというと、インフルエンザの流行のピークが1月から3月が中心となり、ワクチン接種後、体内で免疫が出来るまでに約2週間掛かることから逆算して12月中旬までに予防接種をすることが望ましいとしています。
インフルエンザ予防接種の効果期間は約5ヶ月間となっていますので、10月中旬に予防接種することでインフルエンザが流行し始める11月から予防対策をすることができ、終息する3月まで効果があるため、早い時期の10月中旬にワクチン接種をしておくと病院も混雑していませんし、11月からのインフルエンザ予防になります。
インフルエンザ予防接種を受けた後の知っておくべき4つのこと
インフルエンザ予防接種を受けた後に知っておくべきことを4つお伝えします。他にも知りたいと思っていることがあるかも知れませんが、これはどうなのっていう情報を追加しています。
予防接種注射をしたところが腫れる・かゆいなどの症状
予防接種の注射をしたところが腫れたり、かゆみが出たり、痛くなったりすることがあります。インフルエンザ予防接種を受けた人の10%~20%の確率で起こる副反応(副作用)です。
・腫れであれば2~4日
・かゆみであれば1~3日
で症状が改善されることが多く、長くても1週間ほどで改善されるようです。
対策としては、腫れたり・かゆみがある箇所を冷やしたタオルなどで冷やすといいです。
ワクチン接種でインフルエンザになることがあるの?
インフルエンザ予防接種をするとインフルエンザに罹るのではと思っている人もいるようです。
インフルエンザワクチンには、不活化ワクチンが使われています。不活化とは、ウイルスの働きや感染力が失われているもののことをいいます。そのため、ワクチンを注射してもインフルエンザになることはありません。
予防接種した日に激しい運動やアルコールを飲んでいいの?
インフルエンザ予防接種をした後に次のようなことがあったりしませんか?
・予防接種当日の夜に飲み会がある
・朝、予防接種して午後は部活で激しい運動が待っている
予防接種を打った後なだけにいいのかなぁと思ってしまいますが、できれば注射を打ったあと24時間は飲酒したり、激しい運動はしないほうがいいです。インフルエンザ予防接種による副反応がでることがあり、副反応が出たときは症状が治まるまでアルコールや激しい運動はしないことが望ましいです。
予防接種した日にお風呂に入っていいの?
注射をした日は、入浴してはいけないということを親に言われたことがあります。予防接種したときに先生に聞きました。
・注射をしたあと1時間以内にお風呂に入ることは避けて下さい。
・入浴時に注射した部分を強くこすらないようにして下さい。
とのことでした。
また、ワクチン接種後に副反応として熱が出たときには入浴はしないようにしたほうがいいそうです。
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まとめ
インフルエンザ予防接種を打つときに気になることを、予防接種前と予防接種後に分けて4つずつお伝えしましたが如何でしょうか。お役に立つ情報でしたでしょうか。
私的には、予防接種当日に抜歯する予定がありましたが、注射したあと1ヶ月程度は抜歯しないほうがいいと言われてしまいました。そのため、抜歯する時期を1ヶ月延ばして予約を取り直しました。
抜歯したあとに予防接種するときはどうなるんでしょうね。今度、先生に聞いてみることにします。その結果は、またお伝えします。