便・うんちは何から出来ているのか知っていますか?私は、食べたものほとんどだと思っていました。そこに水分量が多くなると下痢になり、水分量が少なくなるとコロコロと固い便になるのだろうと思っていました。でも、便は食べかすだけではなく他にも含まれているものがあることを教えてもらいました。普段は知らなくてもいいことかも知れませんが便秘になって便のことについて色々と知りたいと思うようになりました。今回は、便・うんちが何からできているのかまとめました。
便・うんちを構成する成分
便を構成している成分の大半は水分です。健康な人の場合は便に80%の水分が含まれています。この水分量が90%になると下痢、70%になると固いコロコロうんちになります。うさぎのコロコロうんちでも水分が70%も含まれています。この時点で気がつくと思いますが、便は食べかすではなく殆どが水分で出来ているということになりますよね。
残りの20%が固形成分で出来ています。では、この固形成分には何が含まれているのかというと、「食べ物が消化・吸収されなかった食べかす」と「大腸や小腸の腸壁から剥がれ落ちた粘膜」と「腸内細菌」が1/3ずつ含まれていますので、便の約6%ずつを占めていることになります。
便に含まれる水の成分
健康な人の便には水分が約80%も含まれています。水分と聞くと、水だけを想像してしまいますが様々な水の成分が含まれています。消化液・脂肪酸・乳酸・炭酸ガスなどが含まれています。さらに、便の臭いの元になるアンモニア・インドール・スカトールという成分も含まれています。
うんちは健康のバロメーターとも言われ、便をチェックするだけでも身体の健康状態が分かると言われています。
便に含まれる腸内細菌
便・うんちの中に含まれるのは「水分約80%、食べカス約6%、粘膜約6%、腸内細菌約6%」になります。私はこの話を聞いたときに「腸内細菌も便に含まれているんですか?」と思いました。便の中に含まれている腸内細菌の数はなんと!6,000億~1兆個もの生きた腸内細菌と死骸の腸内細菌が含まれています。そんなに多くの腸内細菌が便をするたびに体外に出ていたら、どれだけの乳酸菌などを体内に入れないといけないのかと考えてしまいました。
でも、腸内には100~1,000兆個の腸内細菌がいるので1兆個の腸内細菌が便と一緒に排出されても大丈夫だそうです。
便で健康状態を知る
便をチェックすることで体の健康状態を知ることができます。それも簡単な方法です。
便の臭いがいつもよりクサイということがありますよね。これは、食事バランスが偏っていることで腸内細菌の悪玉菌が増えると便に含まれるアンモニア・インドール・スカトールと云った悪臭の原因になる成分が多くなります。便の臭いがきついときには、腸内細菌のバランスが崩れていることを意味しています。臭いで健康状態が分かります。
便に血が混ざっていたり、黒い便があるときには、痔の可能性もありますが腸内での出血も考えられますので病院で診てもらうようにしたりと色でも健康状態を知ることができます。
まとめ
子供に「うんちってクサイね」って言われたときに、便とは・・・と説明することができそうですね。便秘のことについて色々と調べたり、先生から話を聞いたりしたことをまとめていきたいと思います。
気になることもあります。排便したあとにうんち臭をまとったおじさんがいますが、どうして臭いが付くのでしょう?
気になるときは、消臭スプレーなどでシュッシュしてから出たほうがいいのかな・・・なんて、考えてしまいました。