便秘解消にオリーブオイルを飲むと良いと聞きますよね。でも、油をそのまま飲むことに抵抗があったのでオリーブオイルを飲むということをしたことがありません。でも、オリーブオイルやえごま油などの植物性オイルは便秘改善効果があるようです。油のとり過ぎは適量であれば整腸効果があるということで、オリーブオイルの効果と活用方法についてまとめてみました。
オリーブオイルが便秘解消に良い理由
便秘解消に油を摂ることは排便を促すのに効果的がありますが、どんな油でも良いという訳ではありません。
動物性油脂:ラード・バターなど
植物性油脂:オリーブオイル・えごま油・ココナッツ油・ひまわり油・なたね油など
動物性油脂は、固まりやすくコレステロール値の上昇などにつながり動脈硬化の原因になる可能性があります。植物性油脂は、固まりにくく不飽和脂肪酸を含んでいます。そのため、植物性油脂を摂取したほうがいいのですが、その中でも便秘改善にいいのは「オレイン酸」を多く含む植物性油脂です。オレイン酸を多く含む油の1つがオリーブオイルということです。
オリーブオイルが便秘解消に効く理由
オリーブオイルは植物性油脂です。オイルに含まれている脂肪酸は小腸で吸収されてしまいますが、オレイン酸は他の脂肪酸に比べて小腸に吸収されるのに時間が掛かります。小腸に吸収されるまで時間が掛かるため、小腸を長時間刺激することができ腸のぜん動運動を促します。
腸のぜん動運動が活発になると溜まっている便が先に送られることで便意が出るため排便につながります。
オレイン酸は、便秘解消効果だけではなく、血中コレステロール値を調整する働きや、抗酸化作用もあるため、血管を丈夫にしたり、血流改善が期待できます。
【オリーブオイルが便秘に効く4つのポイント】
・小腸で吸収されにくい油のため便に馴染みやすく便を柔らかくする
・ぜん動運動を促すため便の滑りを良くする
・オレイン酸は小腸に吸収されにくいため腸を刺激し活発にする
・自律神経を整えるビタミンEが含まれていて腸の血流を促し活発にする
オリーブオイルの活用方法
私は油・オリーブオイルをそのまま飲むことには抵抗があります。そこで、オリーブオイルを料理に入れることで食事の中に取り入れて便秘解消につなげるといいと思います。
【オリーブオイルを入れる料理】
・味噌汁
・サラダ
・お刺身
・納豆
・スープ
などにティースプーン1杯程度のオリーブオイルを入れて食べるといいです。オリーブオイルとは言え、とり過ぎは身体に良くありませんので、1食ティースプーン1杯程度で継続することで効果を実感することができるはずです。
まとめ
オリーブオイルの1日の摂取量は大さじ2杯程度にしておくといいようです。多く摂取すれば良いというものではありません。ダイエットに良いとか中性脂肪がつきにくいという良い点もありますが、オリーブオイル大さじ1杯約12gで約111kcalあります。お茶碗半分のご飯の量(約70g)と同じカロリーがあります。
油のとり過ぎは体に良くありません。
適量であれば、腸を刺激して便秘改善につながり、排便を促し快便を迎えることができるはずです。