排便するときにお腹に力を入れているのに便を押し出すことが出来ないと感じるときがありました。今までならお腹に力を入れていきむと少しでも便が出ていたのに、いきんでも便を押し出すことができない、お腹に力を入れているけど思ったほど力を入れることができていないようなそんな感じですかね。そこで先生に相談してみたら、「運動不足で体幹筋が弱まっているのでは・・・」と言われ、トイレでいきむときに使う体幹筋について教えてもらいました。
いきむときは体幹筋の力が必要
便が出ないとき、お腹に力を入れて踏ん張って押し出します。この「いきむ」力が弱くなると踏んばることができずに便が出にくくなります。いきむために必要な筋肉はインナーマッスルと呼ばれている内側の筋肉です。筋肉にはインナーマッスル(内側の筋肉)とアウターマッスル(外側の筋肉)があり、お腹で言えばアウターマッスルは腹直筋でお腹の筋肉が6つに割れた腹筋など表層にある筋肉のことです。インナーマッスルは体の奥にある筋肉のことです。
体幹筋とは
いきむときに使う筋肉は腹腔とその周りにある次の筋肉のことを体幹筋といいます。
・上部にある横隔膜
・前面や横にある腹横筋・内腹斜筋
・後ろにある多裂筋
・下部にある骨盤底筋群
体幹筋が排便時に果たす役割
体幹筋の筋肉は、お腹の周囲を取り囲んでいる筋肉で体を支えるのに重要な役割を持っていますが、排便時にも大切な筋肉です。お腹周りにある筋肉なので、力を入れて筋肉を縮めることで腹圧を高めることができ排便をスムーズに行なうことができます。
でも、体幹筋が弱まっている人や猫背の人は腹圧を高めることが出来ないため「いきむ」力が不足して排便がスムーズにできないことになります。
猫背の姿勢を直すことも大切ですが、正しい姿勢を維持するためには筋力も大切になります。その筋力の1つが体幹筋です。体幹筋を鍛えるための筋力トレーニングが多数ありますので、簡単で継続できるものから続けるといいと思います。
まとめ
お腹周りの筋肉が弱い人が多いようです。学生のときは運動で鍛えた筋肉も運動をしなくなり筋力が衰え、さらに1日の運動量が極端に少ない人が多く1日に歩く歩数も少ない。特にデスクワークが主な人たちは1日1万歩も歩けていないそうです。そこで1週間、万歩計を付けて1日にどれだけ歩いているのか歩数を調べてみたら私の場合、多いときで5000歩で少ないと3000歩も歩いていませんでした。
歩く距離は家から公共交通機関までと駅の乗り換え、駅からオフィスまで。あとはお昼にランチに出掛ける程度。オフィスの中はほとんどデスクワークなので歩き回ることは少ないです。「これではダメですね」ってかかりつけ医の先生にも言われてしまいました。
体幹筋を鍛えるトレーニングが必要ですね。