便意やおならを我慢することは日常茶飯事ですよね。会社やデート中、周囲に人がいるときなど便意を我慢することは1日の中で何回もありますが、どうやって便意をやり過ごしていますか?家に帰るまで我慢していると、いつのまにか便意が無くなってしまうこともありますが、便意を我慢し続けると健康には良くないことも起こります。便意を耐える方法と我慢し続けるとどうなるのか調べて見ました。
便意を耐える方法
「なぜ、ここで?」と思うときに便意やおならがしたくなったことがありませんか。
例えば、人が密集している電車やバスの中、人が多いデパートや映画館、会社・オフィス、デート中に襲ってくることがあります。便臭のニオイも気になるし、我慢できるものなら家に帰るまで我慢したいと思いますよね。
便意は10分から15分程度、我慢していたら無くなることが多いので、その間は便意を忘れることを何かするといいかも知れません。
好きな曲を聴いたり歌う
便意が気にならないように好きな音楽を聴くことが多いです。特に密集しているバスや電車の中では曲に集中して便意をやり過ごすことが多いです。ただ、満員電車の中で前の人の鞄や肘がお腹に当たっているとそれが刺激になって余計にトイレに行きたくなることがあります。そのときは、お腹をカバーしながら刺激を与えないようにしています。
何か集中できることをする
本を読んだり、スマホで動画を見たり、ゲームをしたりしてやり過ごすこともあります。仕事中は、仕事に集中していると便意がいつのまにかなくなっていることが多いです。
楽な姿勢を取りお尻をキュッと締める
お腹に力が入ると腹圧が掛かり、腸を刺激して便意を強くしてしまいますので、楽な姿勢になってお腹に力が入らないようにします。それと一緒にお尻の穴をキュッと締めて漏れないようにしています。横になるのが一番いいと思いますが、横になれる場所がすぐ見つかるというのは少ないのでお腹に力が入らないようにするのがいいと思います。
便意を我慢すると便秘になりやすい
便意を我慢することで便秘になりやすいということは知っていることですよね。それでも、便意を我慢してしまうことが多いというのが現状ではないでしょうか。
便意を我慢し続けると便秘を引き起こします。便意があるということは、肛門の出口部分までうんちが来ているということですが、それを我慢するため出口付近の直腸に便が溜まる直腸性便秘になりやすいです。さらに、便意を我慢すると直腸とS状結腸にも便が溜まっていきます。
便を我慢することで腸内に溜まった便はどうなるのかというと、便の水分が腸に吸収されて便がカチカチの便になり、さらに便が出にくくなります。これは腸が水分を吸収する機能があるためで、便に含まれている水分までも吸収するからです。便秘の原因になりますし、硬い便は排出しにくく便秘を悪化させる原因の1つになります。
カチカチになった便を出すときにいきんで押し出しますが、そのときに腸内を傷つけることがあります。便が丸い状態ならいいですが、ちょっと突起した部分があると肛門を傷つけてしまい痔になることもあります。傷が付くと次に出す便が怖くなりますよね。傷みもあるし、また裂けてしまうかも知れないと思って我慢することになると便秘が解消されないままになってしまいます。
こうなると悪循環ですよね。さらに良くないことが起こります。
便意を我慢し続けると便が溜まっていて出したいのに、便意を上手く脳に伝えることができなくなってしまいます。何日も便意が無いことがありますよね。これは、まさしく便意を我慢し続けて便意を伝達する力が鈍ってしまっています。
食べるものは食べているのに便が出ないということは、体の中にそれが溜まっている状態にあるということです。体の中に溜まった便やガス(おなら)にニオイは血液に中に溶け込んで汗や口から排出されるため嫌な臭いとなってしまいます。我慢するのではなく毎日排便する習慣を付けることが大切ですね。
まとめ
うんちの臭いが気になるから我慢するというのは女性だけではなく男性にも見られることです。だからと言って、便を我慢して便秘になってしまうと、その臭いが体臭や口臭として臭うことがありますので、これも注意しないといけません。口臭がうんち臭いという人もいますし、体臭が臭い人もいますが、これは自分では分かりにくいものです。
ニオイが気になる気持ちは分かるので、朝、家で排便してから出るという習慣を付けるのがいいと思いますよ。朝、便を出すことでお腹もスッキリしますし、腸が動きやすいので出やすい時間帯です。