雑穀と聞くと貧しいというイメージがありましたが、決してそんなことはありません。いつも食べている白米よりも栄養価が高いと雑穀は注目を集めています。健康食品としても人気のあるキヌアもその一つです。他に雑穀と聞くとひえ・あわ・黒米・はと麦などを思い浮かべると思います。雑穀は新陳代謝を促し、美肌効果もあるとして健康や肌を気にしている方から注目を集めている食材です。雑穀の栄養素と効果、美味しく食べるための食べ方とレシピについてお伝えします。
雑穀の種類と栄養効果
種類 | 栄養価 | 効果 |
---|---|---|
きび | ビタミンB1、B6 亜鉛、ナイアシン ポリフェノール |
抗酸化作用 血行促進効果 |
あわ | ポリフェノール パントテン酸 ビタミンE、B1、B6 ナイアシン、カリウム 鉄、亜鉛 |
貧血、不眠症 |
ひえ | ビタミンB6 ナイアシン パントテン酸 カリウム リン、亜鉛 |
美肌効果 免疫力向上 新陳代謝 |
もろこし | ポリフェノール カリウム、リン ビタミンB1、B6 |
疲労回復 むくみ、冷え性 |
大麦 押し麦 |
食物繊維 | 糖尿病予防 生活習慣病予防 |
はと麦 | 食物繊維、脂質 カルシウム、鉄分 ビタミンB1、B2 |
美肌効果 免疫力向上 |
そば | ポリフェノール ルチン、カルシウム マグネシウム ビタミンB2 |
抗酸化作用 血管強化 |
黒米 | アントシアニン 食物繊維、鉄分 マグネシウム |
抗酸化作用 |
赤米 | タンニン カリウム ビタミンB1 |
新陳代謝 美容効果 |
雑穀には様々な栄養素と効果があることが分かります。特に食物繊維が豊富に含まれていますので便秘解消になるし、老廃物や余分な脂肪やコレステロールなども体外に排出してくれるのでデトックス効果があり、細胞を活性化させ新陳代謝を促すので美肌効果にも期待が持てます。
雑穀の美味しい食べ方とレシピ
雑穀が苦手という人もいると思いますが、紹介する2つの食べ方なら食べられるかも知れませんね。
雑穀ごはんのレシピ
【材料】3~4人前
白米2合、もちきび・もちあわ・押し麦・黒米など各大さじ1
【作り方】
1.白米をといで通常の水を入れたら、準備した雑穀を入れる
2.雑穀と同じ量の水を加える(今回なら大さじ4)
3.30分以上、水に浸してから炊く
雑穀クッキーのレシピ
【材料】約20枚分
小麦粉100g、ベーキングパウダー小さじ1、雑穀大さじ3、砂糖またははちみつ30g、塩一摘み、サラダ油大さじ3
【作り方】
1.雑穀を弱火のフライパンで煎る
2.ボウルにサラダ油と砂糖または蜂蜜を入れてよく混ぜる
3.2に水大さじ1を入れてよく混ぜる
4.3にベーキングパウダーと塩、煎った雑穀をボウルに入れてよく混ぜる
5.オーブンシートを敷いた天板にクッキーの形にする
6.水で濡らしたフォークの背で押すと形を整えやすい
7.180℃のオーブンで15分焼いたら出来上がり
まとめ
雑穀を使ったレシピを2つ紹介しましたが、他にもスープやサラダ、リゾットなどにしても美味しいです。市販の雑穀ミックスを買うときに小豆が含まれていないものを選ぶようにしましょう。小豆は煎っただけでは柔らかくならずクッキーなどにしたら硬いままなので避けたほうがいいです。私が作って失敗したので・・・。小豆だけを取り除きながら食べました。
実際に作ってみないと分からないこともあるかもしれませんが、クッキーなら子供も食べてくれますし、気軽に食べれるのでいいと思いますよ。