ヤーコンと聞くとダイエットにいい野菜だという認識はありましたが、便秘解消にもいい食べ物です。スーパーでも野菜コーナーでヤーコンを見掛けることがありますが、全く意識してなかったし、どうやって食べるのかも知らなかったから買うことはありませんでした。でも、ヤーコンが便秘に効くということで調べてみました。ヤーコンの効果や効能、食べ方やレシピについてお伝えします。
ヤーコンとはどんな野菜?
ヤーコンとは、南米アンデス原産の根菜でキク科に属しています。見た目はサツマイモに似ていますが全く別物です。シャキシャキとした食感で、果物の梨に似ています。サツマイモと違い、生でも食べることができるので、サラダにして食べると美味しいです。
【フラクトオリゴ糖含有量(可食部100g中)】
食材名 | 含有量 |
---|---|
ヤーコン | 9.0g |
ゴボウ | 3.6g |
玉ねぎ | 2.8g |
【ポリフェノール含有量(可食部100g中)】
食材名 | 含有量 |
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ヤーコン | 203mg |
赤ワイン | 200mg |
緑茶 | 50mg |
ヤーコンにはフラクトオリゴ糖が豊富に含まれています。また、赤ワインにも含まれているポリフェノールも多く含まれています。
フラクトオリゴ糖の働きと特徴
フラクトオリゴ糖は、他の糖質とは違い、虫歯菌の栄養源にならないので虫歯になりにくいという働きがあるほか、胃や小腸で分解や吸収されにくい性質を持っていてい大腸まで届きます。このフラクトオリゴ糖は大腸のビフィズス菌を増やして腸内での働きを活発にする効果があります。善玉菌を増やして、悪玉菌を減らすことで整腸作用があり、便秘解消にも効果的です。
【フラクトオリゴ糖の働きと特徴】
・善玉菌を増やす
・腸内環境を整える
・天然の甘味料
・食物繊維が豊富
・虫歯になりにくい
・低カロリー
・血糖値の上昇を抑える
・血中コレステロールを減らす
フラクトオリゴ糖以外にもポリフェノールは抗酸化作用があり動脈硬化や血管の老化を防ぎ、豊富なミネラルが高血圧の改善などに効果があるとされています。
ヤーコンを使ったレシピ
ヤーコンの栄養素をそのまま摂るためには生で食べるのが一番のおすすめ。
ヤーコンサラダ
【材料】
・ヤーコン
・ドレッシング
【作り方】
1.ヤーコンの皮をむく(むかなくても食べられますが気になる方はむくといいです)。
2.短冊切りや薄切りにする。
3.ドレッシングを掛けてできあがり
※他の野菜と混ぜても美味しく頂けますが、ヤーコンのアクで他の野菜が黒く変色することがあります。玉ねぎを加えることでヤーコンのアクを抑制する働きをしてくれます。
【アク抜きするなら】
ヤーコンにはアクがありますが、これはポリフェノールなのでそのまま食べても問題ありません。気になる方は、軽く水にさらす程度にしておくといいです。
ヤーコンのきんぴら
【材料】
・ヤーコン・・・1本
・唐辛子・・・1個
・ごま油・・・大さじ1
・めんつゆ・・・大さじ2
【作り方】
1.ヤーコンの皮をむいてせん切りにします。
2.フライパンにごま油を入れてヤーコンを炒めます。
3.めんつゆを入れて炒めたら唐辛子をハサミで切りながら入れて炒めたらできあがり。
※ごまがあれば入れると風味が良くなります。
※炒め過ぎるとヤーコンの食感がフニャッとなるので炒めすぎずにシャキシャキ感を残すといいです。
まとめ
ヤーコン茶を飲む人といると思いますが、ヤーコン茶は葉っぱの部分を感想させて作るので実の部分を飲み物にするのであれば、ビタミンCを含むみかんなどと一緒にジュースにして飲むといいです。ヤーコンだけだとすぐに酸化してしまうので、それをビタミンCで抑えることで綺麗な色のまま飲むことができます。
ヤーコンの栄養素は水に溶けやすいので、煮たりしたときには、煮汁も一緒に飲むようにするといいです。
フラクトオリゴ糖は熱に弱いので熱を加えるときは短時間にしておくといいです。