寝ているときに突然、足がつって、その激痛で起きてしまったことがありますよね。睡眠中に足がつるとき、太ももにしろ、ふくらはぎにしろ、その痛みはつらいです。私の場合は、一度なると翌日もなったりして、くせになってしまっているのではと思うことも。何回か繰り返していると足がつるのが分かるようになりました。
睡眠中に足がつる原因と、足がつった(こむら返り)ときに、どう対処・対策しらたいいのでしょうか。また、足がつらないようにするための予防方法もお伝えします。
睡眠中に足がつる4つの原因と対策
運動しているときに足をつるということはありますが、寝ているとき、つまりは睡眠中にも足をつる、こむら返しを経験することがあります。実際に私も、寝ているときに足をつって、ゆっくりと眠ることができない日々が続きました。
そこで、かかりつけ医の先生に、なぜ睡眠中に足がつるのか聞いてみたら原因は4つあると教えてもらいました。
筋肉疲労
【原因】
寝ているときに足がつるのは、昼間に運動したり、スポーツをして筋肉が疲れて疲労が貯まっている状態のまま眠ってしまうと、筋肉疲労で筋肉が痙攣を起こして足をつることがあります。
中高年または、運動不足の人は、筋肉量が減少していることがあり、この筋肉量の減少が足をつる原因の一つになる可能性もあります。
【対策】
運動前後にはしっかりとストレッチをして、筋肉の疲労を取ることが大切です。また、お風呂に入ったとき、入浴中にふくらはぎをマッサージして疲労を取りましょう。
慢性的に足がつる・こむら返しが起こるときには、生活習慣の見直し、体質改善の見直しをして足がつらない体作りをしましょう。
原因2:水分不足
【原因】
寝ているときに、トイレに行きたくなって途中で起きてしまうことを嫌い、水を飲むのを控えてしまうと、寝ている間に水分不足になり足がつることがあります。
水分が不足すると、筋肉の収縮に必要なミネラル分を上手く運ぶことができずにミネラルバランスを崩してしまうことになります。ミネラルバランスが崩れるということは、筋肉の収縮が上手くいかないことにつながり、足がつる原因になります。
【対策】
就寝中も汗をかき、体の水分は減っていきます。そのため、寝る前にコップ一杯の水を飲むことで足がつるのを防ぐことができます。
原因3:冷え
【原因】
夏は、短パン・半ズボンで寝ていたり、タオルケットをお腹に掛けて寝ていても足を出して寝ていますよね。そして、扇風機やクーラーで体を冷やしてしまいます。
冬は、気温が低いため寒さにより手足が冷えてしまいます。
足が冷えると、筋肉が収縮して緊張している状態になります。そこで、足を伸ばすと収縮した状態のまま筋肉を伸ばしてしまい、筋肉痙攣を起こし、足をつってしまいます。
【対策】
足の冷えを防ぐために、夏でもレッグウォーマーを付けて寝るなど足の冷えを防ぐようにします。
原因4:ミネラル不足
【原因】
ダイエットや食生活が偏っていると体内のミネラルバランスが崩れやすくなります。筋肉の収縮には、ミネラル分と水分が欠かせません。そのミネラルバランスが崩れたり、不足することで足がつります。
【対策】
ミネラル不足を解消するためには、ポカリスエットなどのスポーツドリンクを飲むことが簡単な方法です
足がつる症状に似ているむずむず脚症候群
足がつる、こむら返しと同じような症状の病気が「むずむず脚症候群」というのがあります。この「むずむず脚症候群」は、こむら返しと同じような症状をふくらはぎに感じます。では、「こむら返し」と「むずむず脚症候群」を見極めるにはどうしたら良いのでしょうか?
かかりつけ医の先生によると、
・ふくらはぎを触ってみて「硬い」のがこむら返し
・ふくらはぎを触ってみて「硬くない」のがむずむず脚症候群
という判断基準があるようです。
むずむず脚症候群になる原因は、ドーパミンの減少で起こると考えれています。ドーパミンとは、脳の神経伝達物質で快感・幸福・意欲・運動調整などを担う機能があり、減少することで感覚器官の反応が正しく機能しなくなることでむずむず脚症候群になります。
まとめ
寝ているとき、睡眠中に足がつるときには紹介したように4つの原因があります。思い当たる原因を考えてみて、対策を行なうようにしましょう。こむら返しであれば、自分で足がつらないようにするための対策ができますし、予防もすることができます。
また、睡眠中に足がつるのは必ずしも一つの原因だけではなく、複数のことが原因になっていることもあります。
ミネラルには、カルシウムやマグネシウムも含まれており、加齢で失われやすくなっていたり、食生活で補うことができずに不足していることもあります。体内では作られることがないので、継続的に食事から摂取する必要があり、こむら返しで悩んでいるならサプリで対策するのも方法です。