私は若い頃、サッカー部や陸上部、水泳部などに入って運動ばかりしていました。
その頃は、気合で乗り越えろ!みたいなことで水分を飲むのも禁止されていたような時でしたが、その頃でもやっぱり熱中症で倒れる人もいました。
そこで、スポーツ活動をしている時に熱中症になりやすいスポーツは何かを調べてみました。
スポーツ別に見た熱中症発生傾向は?
競技人口が多い野球、ラクビー、柔道、サッカー、陸上などのスポーツでの発症が多いですね。
でも、発生件数が少なくても熱中症が重症化するケースもあります。
- 屋内スポーツでは剣道
剣道は全身を防具で覆うため体温が上がりやすい - 屋外スポーツではジョギング
ジョギングは長時間に渡り、走るため休憩が取りにくい
他にも重症化しやすいスポーツはありますが、代表的なものを屋内・屋外で1つずつ挙げてみました。
スポーツごとに、熱中症のリスクを理解して、対策を行なうようにしましょう。
スポーツ活動における熱中症予防の5つのポイント
厚い時は、無理な運動はしない
気温が高い時ほど、また同じ気温でも湿度が高い時ほど、熱中症の危険性は高くなります。運動量が多いほど、体内で熱が発生する量も増え熱中症になる危険性も高まります。
定期的に休憩を取り、適切な水分補給をする必要があります。
急に気温が上昇したら注意
熱中症は、急に暑くなった時に多く発生しやすくなっています。夏の初めや合宿の初日または気温の急上昇の日は注意が必要です。
暑さに慣れるまで数日間は軽い短時間の運動からはじめて、徐々に運動量を増やすなど暑さに慣れる期間を設けるなどの対策が必要です。
体外に出た水分と塩分を補給する
汗には塩分も含まれています。そのための水分補給は水分だけではなく、塩分も摂取する必要があります。
運動前後の体調管理をしっかりと行なうことが大切です。
吸湿性・通気性の良い服装で運動する
体内の熱を放散するには服装も重要になってきます。いっぱい汗をかくために長袖・長ズボンなど皮膚を覆う服装は熱中症になりやすいため、少し大きくゆるめの服装で、吸湿性・通気性の良い生地の服装を選びましょう。
防具などを付けて動く場合には、休憩中は必ず防具など外して休憩することで熱を逃し、体温調整をスムーズに行なうことができます。
体調が悪い時は、無理な運動はしない
疲労、睡眠不足、発熱、風邪、下痢など体調が悪い時は無理に運動をしない。
体力が低い人、肥満の人は熱中症になりやすいため、暑さに対する対策が必要になります。運動やスポーツで命に関わる熱中症は7割が肥満の人に起きているため、特に注意が必要です。