熱中症になる人が多くなる6月上旬から9月下旬までの間は、熱中症予防のために水分補給をしなければいけないということは知っていますよね。
喉が渇いたから水を飲もうでは、タイミングとしては遅いということを知っていますか?
熱中症にかからないための水分補給の方法についてまとめておきます。
少量ずつ、こまめな水分補給が必要
暑い時には汗をかき、水分と塩分を失います。
運動したり、歩きまわったりしていれば汗をかいたことに気が付きますが、お庭で子供がビニールプールで水遊びしたり、プールに行って遊んでいたりすると遊びに夢中になってしまいます。
喉が渇いたら、喉を潤すために一気に水分を飲んだりしますよね。
喉が渇いた ⇒ 一気に水分を飲む
と言うのは、体内の塩分濃度を一気に薄めることがあり、筋肉のけいれんを引き起こすことがあります。
特にスポーツや運動をしている時は、運動前と運動後の減った体重の70%程度の水分補給が必要だと言われています。
体重をいちいち測るのは面倒ですから、1回で摂取する水分量を多めの150ml~200mlにするといいです。
水分補給する際の飲み物の温度は、「5~15℃」に冷やしておくといいです。
水分だけでなく、塩分も含んでいる飲み物を飲まないと熱中症予防にはなりません。
特に、スポーツや工事現場など激しく体を動かし、大量に汗をかく場合には、ポカリスエットやアクエリアスを熱中症予防に最適な飲み物にするといいです。
意識して水分補給を心掛けたいタイミング
スポーツをしている時
スポーツしている時は、夢中になってしまい、頑張ってしまいがちです。
そのため、15~20分に1回は休憩を取り、水分補給をしましょう。
体を使った作業の時
工事現場や引越し業者など、ハードな肉体労働をする人たちは、15~20分に1回は休憩を取り、水分補給をしましょう。
休憩する時は、日陰になる場所で、送風機などを準備して体温を下げる工夫が必要です。
炎天下の中、1日中、外で働くので体調管理には細心の注意が必要です。
遊んでいる時
公園など外で遊んでいる時は、汗をかいていることが分かるので、水分補給のタイミングは分かりやすいですが、プールなどで遊んでいると「大丈夫だろう」と思いがちです。
でも、プールや海などで遊んでいる時も汗をかいていますので、15~20分に1回は休憩を取り、水分補給をするようにしましょう。
入浴前後
お風呂に入っている時にも汗をかきます。
入浴時間が長い人は、お風呂場での水分補給ができるようにしましょう。入浴前、入浴中、入浴後できちんと水分を摂りましょう。
寝る前
睡眠中にも汗をかき、一晩で約300mlもの汗をかきます。
そのため、目を覚ましたら脱水状態になっていることもあるため、夜、寝る前に水分補給をしておきましょう。
朝起きて、おしっこをするとさらに体内の水分を排出してしまうので、朝起きた時も、コップ1杯の水分を飲むようにしましょう。
車の運転中
車を運転中、エアコンなどで車内を涼しくすることもありますが、それでも背中や太ももなど、シートに接している部分は汗をかきやすいです。
フロントガラス越しに当たる直射日光で、体温が上がっていることもあります。
運転中も定期的に水分補給するようにしましょう。もちろん、同乗者も一緒です。