暑い日が続き、気がつかない間に脱水状態になってしまっていることがあります。
脱水状態を改善するためには、水分補給が必要不可欠ですが、単なる水を飲むだけでは、脱水状態を改善することはできません。
汗と一緒に塩分も体から排出されてしまうので、水と塩分を摂取しないと脱水状態の改善になりませんし、熱中症予防になりません。
そこで、手作りの経口補水液を作って飲んでみました。
経口補水液とは何?
経口補水液とは、食塩とブドウ糖を一定の割合で水に溶かしたもののこと。
体内への吸収率がいいので、飲む点滴とも言われますね。
ポカリスエットなどのスポーツドリンクと何が違うの?
経口補水液は、下痢・おう吐・発熱などによる脱水状態に良いとされています。
体内への水分補給のためには、浸透圧に近い濃度の飲み物がおすすめで、これが経口補水液です。
では、ポカリスエットなどのスポーツドリンクはというと、運動量が激しい時や、重労働の仕事をしている人におすすめの飲み物です。
スポーツドリンクは、エネルギー生産を促進し、エネルギー効率を改善するためのもので、カロリーが多いです。
経口補水液の作り方
家にあるもので簡単に、経口補水液を作ることができますので、自分で作ってみるといいです。
熱中症で具合が悪くなった時に、かかりつけの病院の先生に教わった経口補水液の作り方です。
準備するもの
- 水 1リットル
- 食塩 3g
- 砂糖 20g
- 1リットルの水が入る容器またはペットボトル
作り方
ペットボトルまたは容器に、1リットルの水を入れる。
1リットルの水の中に食塩3gと
砂糖20gを入れます。
よくかき混ぜたら、経口補水液の出来上がりです。
手作り経口補水液の味は?
味は、薄い塩味のついた水って感じで、脱水状態ではない時に飲むと、美味しいという飲み物ではありません。
飲みにくいという人は、レモン汁を入れると飲みやすくなりますよ。
スポーツジムで汗をかいた時に水分と塩分補給に飲みましたが、汗をかいて軽い脱水状態になっているときに飲んだら「美味しかった」です。
これが、手作り経口補水液の特徴です。
- 脱水状態でない場合・・・美味しくない
- 脱水状態の場合・・・美味しい
経口補水液の飲み方
水分補給は一気に飲むのではなく、1回約100ml~200ml程度飲むようにします。
そのためには、こまめな水分補給が必要になります。
理想は、15分~20分に1回の割合で、水分補給することをおすすめします。
脱水症状が出てからでは遅いので、早め早めに飲むことが大切です。
- 水分補給のタイミング・・・15分~20分
- 1回に飲む量・・・100ml~200ml
自分で経口補水液を作るのが面倒なら、市販の「経口補水液 OS-1」がおすすめです。