高血圧を改善するために、血圧を下げる働きのある果物でカリウムを豊富に含むリンゴ。
降圧薬を飲んだのと同じような結果を得られたという実験結果がありました。
リンゴが血圧を下げる理由とりんごが血圧を下げる実験結果についてまとめました。
りんごの降圧効果の仕組みを知ろう!
リンゴには、カリウムが豊富に含まれています。このカリウムは、高血圧の原因になるナトリウムを体外に排出する役割りがあり、結果、血圧を下げることにつながります。
カリウムは、末梢血管まで拡張する働きがあるから、血行を良くすることで血圧を下げてくれます。
高血圧の人がりんごを食べて降圧効果を確認したという実験結果
この実験は、実験開始前2週間はりんごを一切食べずに、その後10日間、1日3個のリンゴを食べるという実験内容です。
リンゴを1日3個食べた翌日にすぐ血圧を下げる効果が現れ、上下ともに血圧が正常値に抑えられたという検証結果です。
1日3個のりんごの量は780gで、カリウムの量は860mg。
上記のグラフは、脳卒中の発症率が高い秋田県の人たちに、1日6個のリンゴを10日間食べた結果の血圧のグラフです。
リンゴを食べなかった人に比べて、リンゴを食べた人の血圧が下がっていることが分かります。
食べやすく量も摂りやすいリンゴ
リンゴが血圧を下げる働きと、リンゴが血圧を下げる効果がある実験からも分かるように即効性のある果物だと分かりますね。
まさに、リンゴは高血圧の特効薬といったところでしょうか。
食物繊維も多く、ビタミン類も豊富に含まれているリンゴは、切ってそのまま食べてもいいし、すりおろして100%リンゴジュースにしても同じ効果があります。
ただし、腎臓や心臓に病気を持っている人は、カリウムの摂取量を制限されていることが多いので、量を守り、何かあればかかりつけの先生に相談するようにしましょう。