インフルエンザにかかる人は11月頃から増え始め、ピークは12月~3月頃までに患者数が増えます。
11月~3月の間に、自分がインフルエンザになったとき、「風邪なのか」それとも「インフルエンザなのか」分かりません。そのため、「会社から病院に行って検査を受けてきてね」って言われます。
その時、先生に聞いてみました。インフルエンザと風邪の症状の違いは何ですか?と。その他にも、インフルエンザの症状を確認するチェックリスト、免疫力を高めて罹りにくくするためには、症状を早く改善するためには、と症状を改善するための方法もお伝えします。
目次
インフルエンザの症状とは、どんな症状?
インフルエンザウィルスに感染すると、潜伏期間が1日~3日あり、その後、インフルエンザに発症します。発症してから、1日~3日間は、38℃以上の高熱や倦怠感、食欲不振などの全身症状が現れます。
遅れて、鼻水や喉の痛み、咳などの呼吸器の症状が現れ、関節の痛みや吐き気などの消化器の症状が現れます。
インフルエンザに発症してから、約10日前後で症状がおさまり回復します。
インフルエンザと風邪の違いと見分け方
インフルエンザは季節性で11月~3月頃まで流行しますが、風邪は1年を通して見られる症状です。
風邪の特徴は、発熱は軽度で、くしゃみや咳、喉の痛み、鼻水・鼻づまりなどの症状も風邪をひいてからゆっくりと症状が進んでいきます。
インフルエンザは、急激に症状が出て高熱になり、全身の倦怠感や食欲不振など全身症状が現れ、かんせつの痛みや筋肉痛、頭痛の症状もあります。肺炎や脳炎などを併発して合併症になり重症化するケースもあります。
症状 | 風邪 | インフルエンザ |
発症時期 | 1年を通して発症 | 冬季に発症 |
主な症状 | 呼吸器症状 消化器症状 |
全身症状 |
症状の進行 | ゆるやか | 急激 |
発熱 | 37~38℃の微熱 | 38℃以上の高熱 |
主な症状 | くしゃみ、咳 喉の痛み 鼻水、鼻づまり |
咳 喉の痛み 鼻水 全身の倦怠感 食欲不振 関節痛、筋肉痛、頭痛など |
ウィルス | ライノウイルス コロナウイルス アデノウイルスなど |
インフルエンザウイルス |
インフルエンザが流行しているときに、38度前後の高熱が出ているときに飲む解熱剤には注意が必要です。特に子供の場合は、 インフルエンザ脳症・脳炎 になることがあります。
風邪なのか、インフルエンザなのか分からないときに飲む解熱剤は、バファリンやロキソニンではなく アセトアミノフェン系解熱剤のみですので、1つは準備しておくといいです。
インフルエンザのチェックリストで症状を確認
Q1、急に38℃以上の熱が出た
Q2、全身の関節や筋肉が痛い
Q3、頭が痛い
Q4、全身のだるさがある
Q5、咳や喉の痛み、鼻水の症状がある
Q6、身近な人がインフルエンザにかかっている
Q7、室内の空気が乾燥している
Q8、睡眠不足
Q9、通勤や通学でバスや電車に乗り、人混みの中にいる
Q10、帰宅後、うがいや手洗いをしていない
「はい」の数が多いとインフルエンザの可能性が高いので、病院に行き、診察を受けるようにしましょう。
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インフルエンザの感染予防の第一は免疫力アップ
インフルエンザや風邪に罹りたくないと思っている人も多いと思います。風邪程度で会社を休む訳にもいきませんし、家事を休む訳にもいきません。そして、親としては子供の中学受験・高校受験・大学受験の時期に病気にならないかとヒヤヒヤさせられます。病気にならないために、5つの予防を行ないます。
1.免疫力を高める食材を食べる
2.質の良い睡眠で疲れとストレスを取る
3.部屋の湿度を50%~60%に保つ
4.手洗い・うがいをする
5.予防接種をする
インフルエンザや風邪などに罹りたくない、罹らないようにするときは、免疫力を高めることがとても大切です。免疫は自己防衛機能なので、免疫力を高めることで予防法の効果が発揮されます。免疫力をアップさせるのにR-1ヨーグルトが人気ですが、半年間食べ続けても実感がありませんでした。そこで、ヨーグルト以外の乳酸菌を摂取することで体調を崩すことが少なくなりました。
免疫力を高めた「 ヨーグルト以外で乳酸菌を摂取した方法 」を良ければ御覧ください。
また、ラクトフェリンという成分は、抗菌作用や免疫力アップ、さらには細菌が体内に入ってくるのを防ぐ働きもあるので、「ラクトフェリン+乳酸菌」も健康維持にはいいと思います。
インフルエンザの症状を早く改善するために
インフルエンザに感染してしまったら、どれだけインフルエンザウイルスの増殖を防ぐかがポイントになってきます。感染してしまったらどうやってウイルスを増やさないようにするのかというと「抗インフルエンザウイルス薬」を飲むことです。
インフルエンザに罹った発症後すぐに「抗インフルエンザウイルス薬」を飲むことで、症状の改善が短縮されるとのことです。かかりつけ医によると、発熱期間が1日から2日短縮するということでした。
例えば、
病院に行くのが遅れて「抗インフルエンザウイルス薬」を服用するのが遅くなると、発熱期間4日、解熱後2日、計6日間休むことになりますが、
発症後すぐに病院に行って「抗インフルエンザウイルス薬」を服用することで、発熱期間2日、解熱後2日、計4日間の休みで良く会社を長期間欠勤・有給で休む必要がなくなります。
インフルエンザが流行する時期に無理に会社や学校に行くとインフルエンザウイルスを撒き散らすことになり、集団感染の恐れも出てくるため、体調が優れないときは早く病院で診てもらうことが大切です。