2015年のインフルエンザワクチンの料金が値上がりするという話があります。
なぜ、今年は値上げするのはなぜなのかと、いくらぐらい予防接種の料金が値上げになるのかを調べてみました。
インフルエンザ予防接種料金が値上げする理由
今までのインフルエンザ予防接種のワクチンは3種類のウイルスに対応していました。
- A型インフルエンザワクチン1類
- A型インフルエンザワクチン2類
- B型インフルエンザワクチン1類
の3種類が混合されたものが使用されていました。
しかし、毎年3月頃になるとワクチンの3種類に含まれていない「B型インフルエンザワクチン2類」が流行し、インフルエンザ予防接種が効かないという意見も多くありました。
そこで、2015年のインフルエンザワクチンには、B型インフルエンザワクチン2類を追加し、4種類のウイルスに対応したワクチンになったため、製薬会社が厚生労働省に対して、卸値が今までの価格の1.5倍になると伝えたことから、この話題が浮上しました。
インフルエンザ予防接種料金値上げ幅は500円程
ワクチンの効果を上げるため、原価が掛かったことから製薬会社からの卸値が5割増しになります。
そのため、多くの医療機関からは、効果が上がるどころか、インフルエンザ予防接種を受ける人が少なくなり、インフルエンザが流行するのではないか」という声も多くあります。
インフルエンザ予防接種料金は昨年に比べて500円程値上げになるところが多いようです。
子供を持つ親からしてみれば、子供は2回の接種が必要で、一人当たり1,000円の負担になり、4人家族(小学生二人)なら、3,000円の負担増になり、出費が痛いところ。
重症化のリスクが高い65歳以上の高齢者には自治体が費用を助成しているところが多いですが、乳幼児のインフルエンザ脳炎を考えると助成の範囲を広げて欲しいと思うのは親心。
自由接種に分類されているインフルエンザ予防接種ですが、定期接種に位置づけることも検討されるべきだと感じます。