インフルエンザの症状としては、高熱や倦怠感・関節痛など全身症状が知られていますが、腹痛や下痢の症状が出ることもあります。
インフルエンザ感染時の腹痛や下痢の症状の対処法とノロウイルスとの症状の違いを確認していきましょう。
インフルエンザによる腹痛・下痢の原因
インフルエンザの腹痛・下痢になる原因は2つ考えられます。
インフルエンザB型または新型の場合には、消化器系の症状が出やすく、腹痛や下痢を引き起こしやすいです。
タミフルを服用したことによる副作用で約5%の人が腹痛や下痢の症状が見られる傾向にあります。
ノロウイルスの腹痛や下痢の症状との違い
インフルエンザが流行する時期に重なってノロウイルスも流行する時期になります。そのため、インフルエンザに感染した時にノロウイルスにもかかってしまったりすると、インフルエンザの症状なのか、ノロウイルスの症状なのか分からなくなってしまいます。
インフルエンザ | ノロウイルス | |
---|---|---|
症状 | ・高熱(38℃以上) ・喉の痛み ・鼻水 ・全身の倦怠感 ・食欲不振 ・関節痛、筋肉痛 ・頭痛 |
・軽度の発熱(38℃以下) ・吐き気 ・嘔吐 ・下痢 ・腹痛 |
インフルエンザとノロウイルスの症状についてまとめてみました。
インフルエンザによる腹痛や下痢の場合、38℃以上の高熱や関節痛や筋肉痛の全身症状が現れます。
ノロウイルスによる腹痛や下痢の場合、38℃以下の発熱の他に、強い腹痛や下痢・吐き気の症状が現れます。
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インフルエンザの症状による腹痛や下痢の対処法
インフルエンザの腹痛や下痢の症状は、ウイルスまたはタミフルの副作用で起こることが多いですが、胃薬を飲んだり、水分を控えたりすることはやめましょう。
腹痛や下痢の症状がでたら、胃に優しい食事にして、無理の栄養を取ろうとする必要はありません。胃を休めるように1食から2食程度、抜いても大丈夫です。
ただし、水分補給はしっかりと行ないましょう。下痢のときは水分と一緒に栄養分が排出されてしまいます。ポカリスエットやアクエリアスなどのスポーツドリンクや経口補水液などで水分補給することと、塩分(ナトリウム)も一緒に摂取するといいです。