血圧が高いと言われても、自覚症状がある訳ではないし、今すぐに症状が出るわけでもないなら、放っておいてもいいんじゃない。

と、思ってしまうのは私だけですか？

先生に、この本音を話してみたら、放置する危険度、リスクの高さについて教えてくれました。

高血圧を放っておくと高まるリスク

日本人の高血圧の人は約4300万人以上いると言われています。その内の2人に1人は治療を受けていない人だと言われています。

では、血圧が高い状態を放置すると、どれくらいリスクが高くなるのか見てみたいと思います。

高血圧による心筋梗塞などになるリスク

男女別に高血圧を放っておくと心筋梗塞などを発症する率を表したグラフです。

心筋梗塞などの発症率

血圧の高い状態を12年間、治療せずに放っていた場合、

• 女性は、至適血圧に比べて正常高値血圧の人は5倍以上の発症率
• 男性は、至適血圧に比べて正常高値血圧の人は2倍以上の発症率

高血圧になると心筋梗塞などになる確率が高くなることが分かっています。

高血圧による脳卒中になるリスク

血圧の上（収縮する）と下（拡張期血圧）のいずれかで見た時、正常範囲内の血圧を維持している人の方が脳卒中や脳梗塞を発症する率が低いです。

高血圧と関係が深い病気

心筋梗塞や脳卒中などになるリスクは、高血圧になってすぐではなく、年数が経てば経つほど発症率が高くなる傾向にあるようですね。

じゃあ、今はまだ高血圧の治療はいいかなぁ、通院するの面倒だし、自覚症状ないからって思っちゃう。

今はまだいいやって思っている人が多いですが、高血圧が分かった時から予防対策を始めておかないと、いつ、どこで何が起きるか分かりません。

高血圧によって起こる病気や症状

などがあります。

高血圧の発症率が高い2型糖尿病

2型糖尿病の人は、そうでない人に比べて高血圧になる確率が高いとされています。

血圧が高い状態が続くと、網膜に出血がみられたり、白い斑点やむくみがでる高血圧性網膜になります。

そうなると、視力障害や眼底出血の症状も発生してきます。

私は大丈夫という気持ちが大きな病を引き起こす可能性がありますので、血圧が高いなら適切な対策と予防をするようにしましょう。