風邪をひいたときの鼻水や鼻づまりは初期症状です。鼻風邪だけの症状のときに治すことで、発熱や頭痛の症状に悪化すること防ぐことができます。
鼻水が垂れてくると「ズーズー」と鼻をススッたり、鼻づまりになると息がしづらかったりしますので、風邪における鼻水・鼻づまりの原因・止めるための対策方法・予防法についてお伝えします。
目次
風邪における鼻水・鼻づまりの原因
風邪のウイルスや細菌が、鼻や喉から体内に侵入してきます。そのときに、鼻の粘膜にウイルスが付着して増殖することで、鼻の粘膜を刺激して炎症を起こすことで鼻づまりが起こります。そして、細菌やウイルスを体外に出そうとすることで鼻水が出ます。
風邪のひきはじめの鼻水は、無色透明でサラサラした水っぽい鼻水です。症状が悪化してくると、黄色い鼻水が出てきて粘り気がありますが、この黄色い鼻水を治りかけの症状だと思っている人が多いようですが、風邪が悪化した状態です。
風邪を早く治すためには、初期症状の鼻水のときに止める方法や予防法を行なうといいです。
風邪における鼻水・鼻づまりを止める対策法
風邪の初期症状の鼻水・鼻づまりであれば、早く治す方法はウイルスの働きを弱くして、体外に出してしまったり、撃退することです。そのためにも、症状が重くなる前に次の対策法で免疫力を高めて、抵抗力を上げましょう。
身体を温めて免疫力を高める
体温を上げることで免疫力を高めることができます。身体を冷やさないように、洋服を1枚多めに着たり、ストールなどを羽織り、温かい格好をしておきましょう。
また、温かい飲み物を飲んで身体を温めるのも効果的です。鼻風邪の場合、抗菌作用や消炎作用のある緑茶や紅茶、生姜湯など鼻に直接作用することはありませんが、身体全体の免疫力をアップしてくれます。
ペパーミントやカモミールのハーブ類は鼻づまりに効果がありますし、心地良い香りで良質な睡眠を取ることができますので、寝る前にも飲むと効果的です。
お風呂に入ることもおすすめです。身体が温まり、免疫力が向上するため鼻水・鼻づまりが止まります。入浴後は身体を冷やさないようにして、身体が温まっている間に寝るようにするとぐっすりと眠ることができます。
マスクをして鼻を保湿する
細菌やウイルスは乾燥した場所を好みます。咳やくしゃみ、のどの痛みがあるときにもマスクをすることで保湿効果があり、症状を緩和しますが、これは鼻風邪でも同じです。
寝るときにもマスクを着用して寝ることで、寝ているときの乾燥を防ぐことができ、症状の悪化予防になります
加湿器などを使ってもいいですが、電気代も掛かりますし、外気温との差で結露してしまい、家には良くありませんのでマスクを付けて寝ることをおすすめします。
鼻風邪を止めるなら葛根湯や小青竜湯
鼻水・鼻づまりの風邪の初期症状の段階であれば、葛根湯や小青竜湯を飲むことで回復が早くなります。
葛根湯や小青竜湯を飲んでも鼻水が止まらないという人もいますが、飲むタイミングや症状によっては効かないことがあります。
- 発熱している
- 妊婦または妊娠している可能性がある
- 体力が低下しているまたは弱い
- 胃腸が弱い
- 汗っかき
の人は、使用方法を確認してから飲むようにしましょう。高血圧、心臓病、腎臓病、甲状腺機能障害という診断を受けている人も服用するならかかりつけ医に相談しましょう。
風邪における鼻水・鼻づまりの予防法
- 風邪ウイルスを寄せ付けない
空気が乾燥してくると、細菌やウイルスが活発に活動し始めますので、外出するときにはマスクをして鼻や喉の乾燥を防ぎ、外出先から戻ってきたら、うがい・手洗いを行ない体内への侵入を防ぎましょう。食生活や睡眠、適度な運動をして抵抗力を付けることも必要です。 - 部屋の湿度を60~80%に保つ
部屋にいるときには、ウイルスの増殖や浮遊を防ぐために湿度を60~80%に保つことが大切です。室温は20~25度程度にしておくといいです。部屋は定期的に換気することで空気を入れ替えることも忘れないようにしましょう。