花粉が飛散する時期になると、花粉症に人が困るのが洗濯物です。外干しすると花粉が付いてしまい症状がひどくなったりしてしまい、部屋干しすると細菌が増殖して嫌なニオイがして、着るに着れないという経験があります。
そこで、花粉の季節の洗濯物を外干しするときの4つの注意点と6つの対策についてお伝えします。
花粉の季節の洗濯物を外干しするときの注意点と対策
花粉症の季節。洗濯物をどうしようか迷いますよね。外には花粉がたくさん飛んでいますから、外に干すと、どうしても花粉がついてしまいます。それを取り込むことで、家の中に花粉を持ち込んでしまったり、外干しした衣類を着た時に症状が出てしまいます。だからといって、花粉シーズンの間ずっと、部屋の中に干しておくのも、ニオイがしたりして嫌。
外干しするときも、部屋干しするときも花粉が飛んでいる時期に注意すべきことと、対策方法について確認しておきましょう。
花粉症の人が洗濯を外干しするときの4つの注意点
花粉症がひどくなる時期、対策としても洗濯物を外に干すのはなかなか気が引けてしまいますよね。しかし、外干しと部屋干しだと洗濯物の乾き具合に違いが出てしまいます。外干しできる日には、外に干したいと思い、干している人も多いかもしれません。
花粉症に人が洗濯物を外に干す時に、注意すべき4つのことをまとめました。
外干しした洗濯物や布団を叩かない
花粉症シーズンの洗濯物を外干しして取り込むときに叩かないことです。つい叩きたくなってしまいますが、叩くことで繊維の奥に花粉が入り込んでしまうため逆効果になってしまいます。繊維の奥に入ってしまった花粉は取りづらく、それが原因で症状が出てしまうことがあります。
風の強い日、雨の翌日に花粉の飛散量が多い
天気がいい晴れの日に花粉が飛ぶということを知っている人は多いと思いますが、雨上がりでも、花粉はよく飛んでいます。理由は、雨で落ちた花粉が風で舞い上がることによって、普段よりも量が増えてしまいます。
風の強い日にも注意が必要です。花粉が飛びやすいので、洗濯物や布団などに花粉がしやすいです。中でも、暖かく、風が強く、乾燥しているときは花粉飛散にとって好条件です。
花粉が飛びやすい時間帯
花粉の飛散量が多い時間帯は、昼過ぎから夕方に掛けてです。この時間帯は、洗濯物に花粉が付着しやすいため、花粉症が酷い人は干し方に工夫が必要です。中でも12時~3時までに飛ぶ花粉量が1日の中で一番多い時間帯なので、午前中に乾いたら取り込んむとか、飛散量が少なくなる16時頃に取り込むとか時間帯を考えるようにしましょう。
夜干しでも花粉が付く
洗濯物を外に干したいけれど、日中に外に干してしまうと花粉が付くから夜干す人も多いです。夜は、花粉が飛んでいないから夜干しが効果的とも言われますが、昼間に飛んで地面に落ちた花粉が夜風に乗って飛んでいるので夜干しも安心できません。
日によっては、昼よりも夜の方が花粉が多く飛んでいることがあります。でも、花粉が気になるからと言って室内や部屋に干すと、中々乾かずに臭いが気になることがあります。
花粉の時期の洗濯物の対策6選
花粉が飛散する時期に困るのが洗濯物です。天気が良いから外に干したいけど、花粉が付くと花粉症の症状がひどくなるし、部屋干しすると衣類のニオイが気になってしまいます。外干しするときと、部屋干しするときにオススメの干し方や対策方法を6つお伝えします。
花粉は払い落とす
外干しした洗濯物に付着する花粉への対策が必要です。花粉症の人が普段と同じように洗濯物を取り込んでしまうと、花粉が沢山付着したままの状態になり、部屋の中でもしんどい思いをすることになります。
それを防ぐための対策として、取り込むときは軽くで良いので花粉を払い落とすように洋服を振り払うことです。これをするだけで洋服に付着している花粉の量を減らすことができます。できるだけ家には花粉を持ち込まないようにしましょう。
外干しするなら12時まで
洗濯物の花粉症対策として室内干しをする家庭は多いですが、やはりお日様の光に当ててカラっと乾かしたいです。そんなときは、花粉症の人でも外干しする時間帯に注意すれば、比較的洗濯物に付着する花粉量を減らしながら気持ちよく乾かすことができます。
一番良いのは朝、太陽が出てきてから外に干して、昼頃には充分に乾いていなくても取り込んでしまうことです。昼過ぎから夕方頃にかけては花粉量が増えてしまうため、昼にいったん取り込んで日当たりの良い窓際などで部屋干ししておけば、その日のうちにしっかりと乾かすことができます。
部屋に取り込むときに、花粉をしっかり払うことで室内に花粉が入り込むのを防ぐことが可能です。
洗濯物を部屋干しするときは扇風機を使う
天気が良い日は、花粉の飛散量が多く洗濯物を部屋干しすることが多くなります。部屋干しするときには、扇風機を使って室内で洗濯物を乾かすように対策するといいです。
部屋干しをするとき、生乾きの嫌なニオイを防ぐため、「 部屋干し専用の洗濯洗剤 」を利用するのもおすすめです。部屋干しした洗濯物に扇風機で絶え間なく風をあてていれば、嫌なにおいの予防や半渇きといったトラブルを防ぐことにもつながりますので、花粉症がつらい人は是非取り入れるといいです。
洗濯物を部屋干しするときは除湿機を使う
洗濯物を部屋干しするときに、除湿機を使って室内に干すと、部屋の湿気を防ぎ、洗濯物を早く乾かすことができ、嫌なニオイを防ぐことができます。
洗濯物を外に干すことで、花粉が室内に持ち込まれてしまい、部屋でもマスクやメガネで予防をすることになると意味がありませんが、部屋干しをしても、部屋の中がジメジメしてカビの発生源になったり、中途半端に乾いて雑菌が繁殖し嫌な臭いが充満する原因にもなりかねないため、除湿機を活用して部屋の湿度を快適に保つことが重要です。
花粉症のシーズンが終わってからも、年間を通して活用出来る便利なアイテムなので、一家に一台あって損はありません。
柔軟剤で洗濯物を洗う
私がおすすめするのは、香り付きの柔軟剤が配合された洗浄力の良い製品です。
かつては対策として部屋干しすると、室内が洗濯物の嫌なニオイがするという欠点がありましたが、香りつき柔軟剤が入った商品なら、室内で最後まで乾かしても、不快な匂いはせず、反対にバラやオレンジ、石鹸などの爽やかな香りがしますので、春から梅雨、夏場まで快適に過ごせます。
洗濯物を丸ごと室内で干し続ければ、下着や肌着に花粉が付着せず、花粉症対策の効果が高まります。
洗濯槽の掃除をする
花粉の飛散時期には、洗濯槽の掃除をこまめにしましょう。洗濯を行なう洗濯槽に花粉が溜まっていると、洗濯をするたびに衣服に花粉が付着してしまいます。そのため、きちんと洗濯槽の掃除もしなければいけません。
まとめ
洗濯物を花粉から守る花粉対策の便利なグッズがたくさんありますので、それらを活用することもおすすめです。花粉防止スプレーや洗濯カバーなども売られていますので活用するだけでも効果があります。
花粉症の人の洗濯対策となるのが室内干しです。臭いの原因となる細菌を増やさないことが大切で、アルコールスプレーを生乾きの状態で吹きかけておくだけでも効果があります。この方法は、臭う洗濯物や衣類でも効果がありますので合わせて試して見て下さい。