花粉症のつらい喉の症状に悩んでいる人も多いと思います。症状を緩和するために、マスクをしたり、うがいをしたり対策をしていますが、もっと即効性のある喉の症状の緩和ができる方法が無いかと思っていたところ、持続力は長くありませんが、お茶やハーブティでかなり喉の症状を和らげることができますので、花粉症の喉の症状を緩和するのにおすすめの飲み物を14種類お伝えします。
目次
花粉症の鼻と喉の症状を緩和する飲み物
花粉症で悩んでいる人の中で、鼻や喉の症状で悩んでいるのであれば、温かい飲み物を飲んで症状を緩和することができる飲み物があります。ここで紹介するのもは、値段が高いものではなく、普段から飲むことができるものばかりですので、試したことがない人は、是非一度試してみて欲しいと思います。
花粉症の私が実際に飲んでみてよかったと思うものを14個ピックアップさせて頂きました。
緑茶
緑茶に含まれる渋み成分カテキンが大きな役割を果たしています。カテキンには、フラボノイドというポリフェノールの一種である成分が含まれていますが、これが強力な抗酸化作用を持ち、アレルギー反応を抑えてくれます。
しかも、成分が花粉症の治療に使われる抗アレルギー剤とほぼ同じなので、花粉症対策に最適な飲み物であることがわかっています。カテキンには抗ヒスタミン作用もあります。花粉が体内に入ることでヒスタミンが分泌され、これが原因となって喉の痛みやくしゃみ、鼻水といった症状がでますが、これを抑えてくれます。
緑茶には、カテキンだけではなく、ビタミンCも入っているので、喉の痛みの緩和にもなります。
紅茶
喉のイガイガなどの花粉症対策として飲むと良い飲み物には紅茶があります。紅茶には、渋みの成分であるポリフェノールやカフェインが含まれています。
ポリフェノールには、がん細胞の増殖を抑える、ウイルスなどを寄せ付けない、脳卒中や動脈硬化などの血管疾患を予防する、食中毒の解消等といった効果があり、花粉症などのアレルギー症状の抑制もします。
アレルギー症状に関しては、50%ほど抑えることができるというデータがあり、花粉症のように、すぐに症状が出る即時性アレルギーだけでなく、アトピー性皮膚炎に代表される遅延型アレルギーにも効果があります。
紅茶を飲むことによってリラックス効果も得ることができますので、1日2杯程度を目安に飲むと良いです。
ゆず茶
ゆずには、ビタミンCがなんとレモンの3倍も含まれています。これを聞いただけでもゆずが喉に良いということはわかります。抗酸化ビタミンも多く含まれているので、過剰な活性酵素を取り除いてくれ、花粉症のアレルギー反応に効果を発揮してくれます。
ゆず茶を飲むことで血行も良くなりますので、新陳代謝が良くなり、体もポカポカに暖まります。体が温まることで免疫力が向上し、花粉症の緩和・対策につながります。
さらに、ゆずに含まれるリモネンという成分は、脳内で働くギャバに神経伝達物質の分泌量を増やさせて心身をリラックスさせてくれます。花粉症で疲れた体に、とても効果的な飲み物です。柚子と砂糖があれば、自分で作ることもできるので気軽にはじめられる花粉症対策です。
カモミール
カモミールティーはハーブの中でも、抗アレルギー作用があり、花粉症の症状に効果的です。花粉症だけではなく、月経前のPMSや不眠症、ストレスなどにも効果があるとされています。ただし、ブタクサアレルギーの人が飲むと悪化させてしまうことがありますので要注意です。
ハーブティーは、いっぺんに大量に飲むのではなく、少しずつ1日2~3杯程度飲むのが良いとされています。
エルダーフラワー
花粉症に効くハーブの種類は多いですが、飲みやすく、喉に良いとされているのがエルダーフラワーです。エルダーフラワーは、花の部分を主に使ったハーブで、花粉症の他に鼻水や喉の痛み、目の充血、風邪、インフルエンザ、気管支炎、痛風などに効果があり、免疫機能を高める働きがあります。
甘いマスカットのような香りがするのも特徴で、まろやかな優しい味のため大変飲みやすいハーブティーです。寝る前に飲む場合は、温めたミルクに入れて飲むとより体が温まり、基礎体温も上がるので、免疫力もアップします。
ペパーミントティー
喉の違和感にオススメする飲み物がペパーミントです。清涼感だけではなく、抗炎症作用や殺菌作用があります。そして、香りには精神を安定させる鎮静効果もあり、花粉症のイライラ対策にもお勧めです。
ミントの中に含まれているミントポリフェノールは、ヒスタミンの生成を阻害する働きも期待できます。
ネトル
ネトルは、アレルギー体質に良く効くとされ、喉だけでなく、鼻づまりや目がかゆい場合にも効果があります。ビタミンや鉄分、ミネラルも豊富に含まれていますので、血液もサラサラにすることができます。
毎日飲むことによって効果が現れてきますが、ハーブティーの場合は即効性があまりないため、花粉が飛ぶ2週間から1ヶ月前から飲むと症状が現れるときに効果が得られやすくなります。
ユーカリ
ユーカリはコアラが食べることで有名ですが、精油には、抗ウイルス作用や冷え改善、花粉症や風邪対策、肩こりなどの症状を改善するといった効果があります。特にユーカリの蒸気を喉に当てると、喉の痛みや違和感を改善することができます。
ハーブティーは一つの物だけだと飲みにくいことがありますので、はちみつがブレンドされたものや、ペパーミントなど他のハーブと一緒になっているものを選びといいです。
アイブライト
アイブライトは名前の通り、目の疾患や目の疲れなどを和らげる効果があります。このハーブティーで目を洗うと、かゆみが緩和されることもあります。また、喉の違和感に関しても効果があり、喉や鼻の粘膜の炎症を緩和して症状を軽くしてくれます。
香りや味に関して癖がないので、ブレンドしなくてもそのまま飲むことができます。頭をすっきりさせる効果もあるため、花粉症でぼんやりしてしまうときに飲むことで、効果を実感することができます。
エキナセア
アメリカでは万能ハーブと呼ばれているエキナセアです。抗ウイルス作用があるので、インフルエンザや風邪などの感染症を予防したり、免疫力をあげたりする働きがあり、花粉症にも効果があります。
味に癖がなく、甘い香りがするため、そのまま飲むことができます。喉に蒸気を当てることで喉の症状が改善しますので、温めて飲むようにし、飲む前には蒸気を吸い込むといいです。
エキナセアを飲み物として活用する場合は、キク科アレルギーの人は注意が必要です。一度にたくさんの量を飲んでしまうと、めまいを起こしたり、吐き気を感じたりすることがありますので、1日2杯程度にしておくといいです。
メリッサ
喉のかゆみなど、花粉症対策に良い飲み物としてメリッサが含まれたハーブティーがあります。
メリッサは、別名レモンバームと呼ばれ、葉はレモンのような香りがします。葉を噛んでも酸っぱくなく、ほんのり甘く感じます。このレモンバームには、リラックス効果の他、鎮静作用、鎮痛作用、抗菌作用などがあり、アレルギーを抑える成分も含まれています。
花粉症に良いとされているシソよりもこの成分が含まれているのも特徴です。香りも味も良いのでそのまま飲むことができます。
タイム
喉の炎症や痛みを緩和したり、呼吸器を強化するハーブとして知られているのがタイムです。即効性はありませんが、日常に取り入れることで症状を緩和することができます。
飲み方として、蜂蜜を加えると飲みやすくなりますし、滋養にもつながるのでおすすめです。芳香性の強いハーブなので、飲むだけでなく、お湯を沸かしたポットに入れて、ストーブの上にふたを取っておいて置くと、香りのよい消毒作用のある蒸気が出て、空気が綺麗にしてくれる効果やリラックス効果が期待できます。
ルイボスティー
ルイボスティーは、南アフリカに自生する豆科の植物からとったお茶です。これに含まれているSOD様酵素とケルセチンという成分が花粉症の喉や鼻の症状に良く効きます。
SOD様酵素は、体内の活性酸素を抑えてくれます。活性酸素が増加すると、体内の細胞を傷つけ免疫力が低下してしまいます。これによって、花粉症が悪化・発症しますが、SOD様酵素によってこれを抑えることができます。
ケルセチンは、抗炎症作用と抗ヒスタミン作用があるため、喉や鼻のアレルギー症状や炎症を緩和してくれます。
リコリス
リコリスは、和名を甘草と呼び、古くから薬用のハーブとして使用されていました。リコリスの根の部分には、甘味が強く、砂糖の50倍以上感じることができます。
このハーブは抗アレルギー作用や抗ウイルス作用があるため、花粉症はもちろんのこと、アトピー性皮膚炎にも効果があり、肌荒れも改善します。また、去痰作用(きょたんさよう)もあるので喉が痛かったり、咳が出たりしているときに飲むと効果があります。他にも、ストレス解消や消化不良の改善、ホルモンバランスを整えるといった働きがあります。
まとめ
ハーブティーは、リーフによって効果や効能が違いますが、カフェインが含まれていないことが多いため、妊娠中でも安心して飲むことができる飲み物です。喉や鼻などの花粉症対策にも効果があり、ネトルやペパーミント、アイブライト、エルダーフラワーなどは特に注目されています。
緑茶に含まれるカテキンも、花粉症の症状を緩和することができます。緑茶に含まれるカテキンの量は、茶葉をお湯から入れたときと、粉末のものを使ったときでは大きく違います。普段、スーパーなどで買っている緑茶ではなく粉末の緑茶を飲むことで、花粉症の症状を緩和することができます。これは私の実体験です。