片頭痛であれば、片方だけ痛むこともあれば、両方の側頭部が痛むことがあります。ズキンズキンと脈を打つように痛む特徴があります。

側頭部から目に掛けて激しい痛みを伴うときは群発頭痛の可能性があります。季節の変わり目やアルコールを飲んだりすると痛みを誘発します。

食べ物が原因で起こる頭痛の痛みの多くが、側頭部に起こりやすいと言われています。ビールなどのアルコールを飲むことで痛みが起こったり、チョコレートを食べても発生することがあります。

緊張型頭痛のときの原因として、長い時間、同じ姿勢でいたり、猫背など姿勢が悪いときに、首や肩の筋肉が緊張して血流が悪くなることで痛みが起こります。他にも眼精疲労や精神的なストレスでも発症します。

後頭神経痛のときの原因として、首の付け根から後頭部がズキズキやキリキリと痛むようになったり、電気が走るようなビリッとした痛みを繰り返したりします。これは首の付け根から頭の後ろ部分にかけて伸びている神経が刺激されて起きる症状です。

重大な病としては、くも膜下出血があります。脳の動脈にできた動脈瘤が破裂して起きます。その痛みは頭の後ろから全体に突然バットで殴られたような痛みで、経験をしたことのない激しい痛みです。

痛みとしては、

緊張型頭痛・・・ギューという圧迫感、ジーンという締めつけ感
労作性頭痛・・・グワングワンという痛み
くも膜下出血・・・突然の激しい痛み

緊張型頭痛や労作性頭痛のときは、時間経過とともに痛みは軽減されていきます。

原因としては、

緊張型頭痛・・・身体的ストレス、精神的ストレス、鎮痛剤の乱用
労作性頭痛・・・運動中または運動後に起こる拍動性の発作
くも膜下出血・・・脳内の血管が裂けてることで起こる

こめかみが痛い場合は、片頭痛
右側のみが痛い場合は、緊張型頭痛、くも膜下出血
左側のみが痛い場合は、脳梗塞や脳卒中、群発頭痛

くも膜下出血や脳卒中などの、脳の病気が関係している場合は激しく痛みます。緊張型の場合は眼精疲労や筋肉の緊張によることが多く、締め付けられるような痛みがあります。群発的なものは飲酒をした後や気圧の変化を感じた時に多く頭が痛い状態が長く続きます。

特に目の奥が激しく痛む場合は群発頭痛の可能性が高いです。群発的な頭の痛みは、季節の変わり目などの一定期間に集中して起こるのが特徴の一つです。男性に多く、アルコールが誘因となって痛みが発生することが分かっています。

目に激痛があり、痛くてじっとしていられない、片側だけが痛む、1回15分から半日ほど痛む、明け方に起こることが多い、といった特徴もあります。