ツボを押して刺激することで片頭痛の痛みが消えるの?と思いますが、適当にツボを刺激している訳ではなく、神経が集中していて刺激を与えやすい場所に分かりやすくツボの名前を付けて、そこを刺激することで神経の働きが良くなり症状の改善が期待できます。
ツボ押しは血流を良くしたり、ホルモン分泌を整えたり、免疫力を向上させるという研究結果も発表されている療法の1つです。
片頭痛の痛みに効果がある頭部のツボを10個お伝えします。私が実際にツボ刺激してみて、痛みを解消するのに即効性があったツボです。
目次
ツボを刺激する効果を実感
ツボを刺激することで効果があるのが、自律神経のバランスを正すことです。自律神経を正常な状態にすることで身体の不調を解消する効果があります。ツボを刺激することで肩こり・首こり・頭痛・めまいなどの症状を改善する効果が期待できますが、決して治るわけではありません。
症状の緩和についても個人差があり、効果を実感できるツボは人それぞれ異なりますので、1日3セットくらい刺激しながら1週間・2週間と続けることで効果を感じることができます。
片頭痛に効く頭部にある10のツボを刺激することが、即効性のある治し方です。
片頭痛に効くツボの位置と効き目:完骨
片頭痛に効くツボに完骨(かんこつ)があります。これは、耳の後ろに出っ張った骨があり、その骨の下側にあるくぼみ部分にあります。
完骨を刺激することで
片頭痛
肩こり
眼精疲労
顔のむくみ
めまい
に効果があるとされていますので、刺激を与えて痛いと感じた場合は、肩がこっていたり、目が疲れている状態にある可能性があります。傷みを感じてから完骨を刺激するのも良いですが、毎日マッサージをして血行を良くし、コリをほぐしたり、目の疲れを取ることも忘れないようにしましょう。
片頭痛に効くツボの位置と効き目:天容
片頭痛に効くツボに天容(てんよう)があります。両耳の耳たぶから下に辿ると、アゴの骨の終わりがあります。そのアゴの骨の後ろにあるのが天容です。
天容を刺激することで
片頭痛
喉の痛み
肩こり
寝違え
耳鳴り
声のかれ
などに効果があり、不快な症状を改善するために覚えておいたほうが良いツボです。指を使ってゆっくりと何度かツボを押すことで辛い症状を和らげていく効果が期待できます。押すときには、あまり一気に強く押さずに、優しく痛気持ちいと感じる強さで押すことがコツです。
片頭痛に効くツボの位置と効き目:承泣
片頭痛に効くツボに承泣(しょうきゅう)があります。瞳の中心の下にへこんでいる部分があり、そこが承泣です。この部分を押して、刺激を与えることによって改善につながっていきます。
承泣を刺激することで
片頭痛
近視の回復
目の周りのむくみ
眼精疲労
かすみ目
目の充血
目の周りの小シワ
目の下のクマ
目のたるみ
などに効果がありますが、目の下で、非常にデリケートな場所にあるツボなので、優しくそっと押すことが大切です。目の下には、多くのツボがありますので、押す位置と強さに注意をしましょう。
片頭痛に効くツボの位置と効き目:瞳子りょう
片頭痛に効くツボに瞳子りょう(どうしりょう)があります。目尻から1cmほど横にある少しへこんだ場所がそうです。
瞳子りょうを刺激することで
片頭痛
乾燥肌予防
肌の潤い効果
近視の回復
目の疲れ
目の充血
目の周りの小じわ
目のたるみ
などに効果があります。指の腹を使って、優しく刺激します。ツボ押しは自宅にいながらすぐに行えますし、特別な道具も使わないで良いので気軽に行えます。
片頭痛に効くツボの位置と効き目:印堂
片頭痛に効くツボに印堂(いんどう)があります。片頭痛だけでなく、頭痛全般に効きます。場所は顔の眉間の中央にある、くぼみです。
印堂を刺激することで
片頭痛
眉間のしわ予防
肌のたるみ
精神安定
鼻づまり解消
不眠症
眼精疲労
などに効果があります。親指の腹で10回ほど、始めはゆっくり、そしてだんだん強めに押さえていくと効果的です。
片頭痛に効くツボの位置と効き目:百会
片頭痛に効くツボに百会(ひゃくえ)があります。右耳と左耳を頭の上をとおって結ぶ線と、鼻筋から頭頂へ向かった線の交わるところ、つむじの少し前のちょっとくぼんだところにあります。
百会を刺激することで
片頭痛
自律神経失調症
不眠症
耳鳴り
立ちくらみ
二日酔い
更年期障害
などに効果があります。両手の中指で、ゆっくりと頭の芯へ向かう感じで押すことが効果的です。日常的に刺激すると、片頭痛の予防にも効果があります。
片頭痛に効くツボの位置と効き目:風池
片頭痛に効くツボに風池(ふうち)があります。後頭部の首の付け根のくぼみから少し外側に位置したところにあります。
風池を刺激することで
片頭痛
自律神経失調症
めまい
眼精疲労
肩こり
二日酔い
高血圧
などに効果があります。親指でゆっくりと揉むことで、つらい頭痛の症状を緩和する効果が期待できます。
片頭痛に効くツボの位置と効き目:天柱
片頭痛に効くツボに天柱(てんちゅう)があります。後頭と首のさかいにあり、頚椎(首の骨)の両側にあります。首の中央にくぼみがあり、そこから4cm程度外側の位置です。
天柱を刺激することで
片頭痛
疲労回復
肩こり
疲れ目
目の充血
抜け毛予防
自律神経失調症
などに効果があります。手の甲で押さえつけて、縦と横に揉んでいったり、指圧で気持ちいいと感じる程度に揉んでいくと良いです。何も手につかない程、つらい症状が続く場合がありますので、事前に予防することも大切です。
片頭痛に効くツボの位置と効き目:頷厭(がんえん)
片頭痛に効くツボに頷厭(がんえん)があります。ツボの位置は、額の右(または左)の角の髪の生え際よりやや下に位置しています。
頷厭を刺激することで
片頭痛
めまい
耳鳴り
疲れ目
目の充血
眠気覚まし
などに効果があります。髪の生え際に指をあて、口を開け閉めしたときに動きを感じられるところがありますが、そこが頷厭です。このツボをゆっくりやさしく押していくと、少しずつ頭痛の痛みが取れていくのがわかります。
片頭痛に効くツボの位置と効き目:太陽
片頭痛に効くツボに太陽(たいよう)があります。ツボは、眉尻と目尻の中間の位置から、少しこめかみ側に寄った場所にあります。指で触れると少しへこんでいるのがわかるため、見つけやすいツボです。
太陽を刺激することで
片頭痛
近視・老眼予防
目の周りのむくみ
目の疲れ
顔のむくみ
眼精疲労
などに効果があります。ツボは強い力で押すのではなく、リラックスした気分で優しく押す事がポイントです。指の腹でゆっくり押し込み、数秒そのままにした後に力を抜き、また数秒間押すといったリズムを数回続けて下さい。
まとめ
片頭痛に効くツボを10個、紹介しました。すべてのツボを刺激するのは大変だと思いますので、刺激するツボとしては、痛みに近いところにあるツボを優先して刺激するといいです。
刺激するときは、指の腹で少しずつ力を入れていきながら刺激しますが、あまり強く押しすぎないようにします。押して痛いときには擦るだけでも効果が現れることがありますので、痛みを我慢して無理はしないようにしましょう。