新しい生活環境になったり、会社の中で役職が上がり責任が重くなったりと慣れない環境において、十分な睡眠が取れなかったり、食事が偏ってしまったりして、少しずつ体調の変化が起こり、頭痛や吐き気、寒気などの症状が見られるようになります。
頭痛と一緒に吐き気や寒気の症状が見られるときに疑うべき風邪・貧血・子宮内膜症の3つの病気の可能性についてお伝えします。
頭痛や吐き気、寒気の原因は貧血症状
頭痛に続き、食べた物を吐いてしまうような感覚、さらには寒気が身体に起きる原因は、貧血症状の可能性があります。貧血症状とは、その症状名の通り、血が足りていない状態を指します。
身体がだるく、寒気を感じるようになり、心臓や肺に負担が掛かりいつもの運動量で息切れを感じるようになります。貧血が進むと皮膚や粘膜の赤みが無くなり、少し黄色みを帯びてきてむくみや微熱が出ることがあります。
周囲からは、「顔色が悪い」とか「だるそう」と言われることが多くなり、食欲不振・吐き気を感じるようになり、貧血の一般的な症状です。
貧血は栄養不足を改善すること
貧血になるとさまざまな症状が出ることがあります。頭痛や吐き気、寒気などがでることもあり、できるだけ貧血を改善していくことが大切です。
貧血は若い女性が陥りやすく、偏った食生活や睡眠不足、あるいは生理等が引き金で発生します。鉄分不足は、そのまま血液不足へと繋がりますので、鉄分が豊富な食材を意識的に食べるようにしたり、緑黄色野菜やレバ刺しなどがおすすめです。
貧血を改善していくためには、食事でしっかりと栄養を補うことが大切です。血液に大切な栄養素を定期的に食事に取り入れていくことで、貧血を改善できます。血液だけの問題ではなく、体全体の健康を維持するためにも、バランスのよい栄養が摂れる食事を心がけていくことが大切です。
頭痛・吐き気・寒気の症状の原因は子宮内膜症
子宮内膜症は20代~40代の女性に増えてきている病気です。近年その病気が増えてきたのには女性のライフスタイルの変化が大きな影響を与えています。子宮内膜症の症状は気付きにくいのですが、頭痛や吐き気、寒気などが症状としてあらわれてきたりします。
女性ホルモンの影響を受けて進行するため、月経のある女性にだけ起こり、思春期前や妊娠中、閉経後の女性には殆ど見られません。出産したあと、しばらくたってから下腹部が痛くなったり、腰痛が起こったりすることがあります。
主な症状としては、子宮内膜症の女性の9割が月経困難症、月経時以外のときに5割が下腹部の痛み、3割が排便痛が見られます。月経がひどかったり、妊娠のときに気が付くことも多い病気です。
風邪による頭痛と寒気・ひどい吐き気には吐き気止めと栄養補給
風邪になることで、頭痛や寒気、ひどい吐き気などの症状が出る場合があります。風邪を治すには、栄養補給が大切ですが、頭痛や吐き気などがある場合には、食欲もわかず食べることがきついこともあります。
そのようなときには、吐き気止めを飲んで、ある程度吐き気が治まってから食事を取るようにします。しっかりと食事ができれば、体に栄養が行き渡り、風邪から回復するのも早くなります。風邪のときは、しっかりと休養し、栄養を取ることがとても重要です。
まとめ
頭痛だけではなく、それに伴う様々な症状、今回は吐き気や寒気がする場合に考えられる症状をまとめてみました。
貧血症状、子宮内膜症、風邪の症状を紹介しましたが、これは一例であり、他の症状により引き起こされていることもあります。頭痛のみで他の症状が無いときには片頭痛や緊張型頭痛のことが多いですが、いつもと違う痛みや症状が現れたときに、不安を感じたりしたら病院に相談するようにしましょう。