紫外線は1年間を通して少なからず毎日降り注いでいるため、シミ・シワ・そばかすなどから肌を守る・肌老化を遅らせるためには、365日1年間を通して紫外線対策をすることが望ましく、いつから紫外線対策をすればよいのかというと難しい問題です。1年間を通して紫外線量が強くなる期間だけでも対策を行なうだけでも、将来のシミやシワを防ぐことにもなります。
日々のUVケアや年間紫外線量から、なるべく紫外線が強いときを知り、簡単にできる紫外線対策で予防することで、紫外線による肌への影響を減らすようにするといいと思いますのでお伝えします。
目次
紫外線は1年中出ている!対策はいつから始めるのか
紫外線は夏だけ出ていると思っていましたが一年中出ています。太陽との距離が近ければ紫外線量は多くなり、遠ければ少なくなります。冬の紫外線量は少なく、夏になるにつれ多くなっていきます。美白を心がける方にとっては、大敵な紫外線は一年中注意していきたいものです。
でも、実際のところ一年中紫外線対策をするのは骨が折れるもの。ドラッグストアに紫外線カットの商品が並び始めたら紫外線を気にしないといけないのかと思い始めますが本当はいつから気にしたらよいのかまとめてみました。
紫外線対策は日々のUVケアが大切
お肌の大敵、シミやそばかすの原因となる紫外線ですが季節を問わず降り注いでいます。季節によっての強弱はありますが紫外線を気にされる方でしたら一年中UV対策をしていると安心です。太陽が出ているなら紫外線を気にする必要がありますが、太陽が見えない曇り空でも紫外線は晴れの日の80%から70%くらいは降り注いでいます。
太陽が出ていないから油断していると知らないうちに紫外線を浴びることになってしまうのです。紫外線を浴びて途中で休憩してからまた紫外線を浴びると日焼けを起こさないと言われることもありますが、実際は蓄積されていくので休憩したからといって一度リセットされません。日々、紫外線から守る工夫が必要になってきます。
天気が1つの紫外線対策をするかしないかの分かれ目になると思います。快晴のときを100%とすると曇りの日でも70%くらいは降り注いでいるので対策は必要だと思いますが、雨の日は30%くらいまで紫外線が低下しますし、傘を差して外を歩くので紫外線対策をきちんとしなくてもいいと考えます。
紫外線量を月別で確認
紫外線は三つの種類に分けられますがそのうちの一つ、UVCについてはほとんど地表には届いていないので、気にするべきはUVBとUVAです。UVBは7月から8月が一番強く観測され、UVAは5月が一番強くなることが紫外線量を見ると分かります。11月頃から2月あたりの紫外線が一番弱いのですが、UVBだと最大のときと比べ5分の1、UVAだと2分の1少なくなります。
紫外線は、目に見えてUVA、UVBと分かるものではないので紫外線が強くなり始める4月から残暑で油断しやすくなる9月くらいまではしっかりとしたUV対策が必要な季節だと言えます。もちろん一年中降り注いでいるものなので、一年間紫外線対策するのが理想ではあります。
紫外線対策グッズを使って予防する
紫外線をカットするグッズは夏に向かう季節にお店に豊富に用意されるようになりました。日射しを遮る日傘や帽子。年齢が出やすいと言われる手の甲を守るアームカバー。衣類もUVカット加工がされていると安心です。それに目を守るUVカット加工されたメガネやサングラスも必要です。
UVクリームや紫外線カットの成分が入っている化粧品などで皮膚を直接守るのも有効です。どの紫外線グッズもUVカット加工されていると安心です。UV遮蔽率が記載されているのでそれを見て判断すると分かりやすいです。
UVカット加工は洗濯や経年劣化で効果が落ちることがあるので数年ごとに買い換えないと、100%の効果を発揮できなくなります。UVカット加工されている服を着ているから絶対に紫外線を浴びないかと言えばそうではないので、網目が大きな衣類や日射しが強いときには、衣服で隠れる肌でも紫外線を浴びる場所には、肌にUVクリームを塗ったりと複合的な紫外線対策をするとより紫外線を防ぐ効果が高くなります。
紫外線による肌への影響
紫外線がお肌に当たるとメラニンがお肌を守るために活性化してメラニン色素という褐色の色を出します。これがお肌を通してみるとシミやそばかすになるのです。皮膚の奥には新しい細胞を作り出し、古い細胞を上へ送り出している機能=新陳代謝があります。新陳代謝が正常に働いていればメラニン色素は、時間が経てば外に剥がれ落ちますが、メラニン色素を出す細胞がメラニンを出し続けているとシミは薄くなりません。
正常な代謝でしたらよいのですが、代謝が遅くなるとメラニン色素がなかなか外に出てくれなくなってしまいます。紫外線によってお肌が老化することは光老化といいます。紫外線が皮膚の弾力やハリを保つコラーゲンを変質させてしまい、しわやたるみの原因になることもあります。日ごろから紫外線対策をしてお肌の老化を防ぐようにします。
まとめ
紫外線対策は日々のUVケアが大切になります。でも、毎日毎日、日焼け止めを塗って出掛けるというのは大変です。その日の紫外線量の強さによっては、日傘や帽子だけではなく、日焼け止めを塗って出掛けるなどの対策が必要です。
1年を通して言えば、4月~9月は紫外線対策が必要です。雨以外の日は、紫外線量が多いので、UVケアをしっかりと行ない出掛けるようにしましょう。