旦那さんや子供のあとにトイレに入るとうんち臭いことがありますよね。また、便臭を身体にまとってニオイが残ることもあります。他の人のことばかりは言っていられませんよね。私ももしかしたら臭いと思われているかも知れません。便・うんちのニオイがクサイのは何が原因なのか、何を気を付けないといけないのか、臭いを抑えたり改善する方法があるのかを調べたことと、先生に聞いたことをまとめたいと思います。では、便・うんちが臭い3つの原因と注意が必要な便とニオイ改善方法について紹介します。
便が臭い3つの原因
おじいちゃんやおばあちゃんが用を足したあとのトイレには便臭がこもっています。しばらく換気しますが、それでも臭いが残ることがありますよね。臭すぎてトイレの中にいると吐き気をもよおすこともあるくらい強い便臭を何度も体験しています。
とくに朝の忙しいときにそんなことがあると消臭スプレーなどを使っても臭いが取れないから、子供たちも「臭くて使いたくない」というし、支度が進まなく困ってしまいます。
それに、私の周りの人がこのように便臭が強く臭うということは、自分の便の臭いもクサイと思われているかも知れませんよね。便秘だし臭っているかもと思うと気になりはじめてしまいました。
では、どんなときに便の臭いが強くなるのでしょうか。
ニオイの強い食品を食べた
にんにくやネギなどを食べたときに排便した自分のうんちが臭いと自分でも分かるほど臭うことがあります。これは多くの人が経験していることだと思います。ニオイは身体が吸収してニオイを消すということはなく、分解されないニオイは便や血液中に浸透して汗として体外に出ることになります。
そのため、ニオイの強いにんにく・ネギ・こんにゃくなどを食べたり、肉類などのタンパク質を多く含むものをたくさん食べたときには便が異常に臭くなります。これは、腸の中でアンモニアや芳香族アミンが増えることで便臭が強くなります。
腸内細菌のバランスの悪化
腸内では善玉菌・悪玉菌・日和見菌が腸内環境のバランスを取っています。日和見菌は善玉菌にも悪玉菌にもならずに腸内環境の強いほうの味方をします。善玉菌が強ければ善玉菌側にある菌ですが、悪玉菌が強ければ悪玉菌側に付くという菌です。
善玉菌が強い状態であれば発酵を促し便臭は強くありませんが、悪玉菌が強い状態だと腐敗させるため便が臭くなり悪臭となります。腸内で発生した悪臭は便と一緒に体外に出るだけではなく、体臭や口臭としてもニオイがします。これは、身体の中の血液を通って運ばれることえニオイが発生します。
消化管出血による臭い
消化管からの出血によりなぜ臭い便になるのかというと「血液」の臭いです。排便したときに便の色が黒かったり、赤かったりしたときには便に血液が混じっている可能性があります。この便のことをタール便といいます。消化管のどこかで出血している可能性があるのか確認するためにかかりつけ医の先生に相談する必要があるかも知れません。
色が黒や赤のとき、さらに便臭が強いときには注意が必要です。
強い便臭のニオイ改善方法
タール便かも知れないときは急いで病院を受診したほうがいいとかも知れません。緊急のものでない食べ物や腸内細菌のバランスの乱れのときは次のような方法で便臭の改善を行ない、臭いを少しでも少なくすることができます。
・ニオイの強い食べ物・食品を避けること
にんにく、ネギ、ニラ、玉ねぎなどのニオイが強い食品、タンパク質を多く含む牛肉・鶏肉・鮭・カツオ・牛乳などを避けることです。
・腸内環境を整えること
悪玉菌が多くなり腸内細菌のバランスが崩れると腐敗臭が多くなり便が臭くなります。善玉菌を活発にして増やすためにはヨーグルトで乳酸菌を摂取したり、食物繊維が多い食べ物を食べることで便臭を改善することができます。ヨーグルトなどの乳製品が身体に合わないという人も多いと思いますが、そのときは納豆・味噌・醤油・ぬか漬けなどの発酵食品を積極的に食べることでニオイを軽減することができます。
まとめ
うんちが臭いということは何か原因があるはずです。すぐに流してしまったり、芳香剤や消臭スプレーでニオイをごまかすことはせずに、便のニオイを確認して健康管理することも大切になります。
便臭が強くなる原因は食べ物・腸内バランス・血液の3つになります。この中でも注意が必要なのが血液が便に混じっているときです。大丈夫だろうと思わずにかかりつけ医に相談しましょう。
食生活の乱れが便臭を強くしていることがあるので、ニオイの強い食べ物を避けて、発酵食品や乳製品を食べて善玉菌を多くするよう改善していくといいです。