熱中症による救急搬送の人数は、年間約5万人にもなると環境省の熱中症予防情報サイトに記載がありました。
7月から8月に掛けてが一番多くなり、夏休みにはいるとさらに熱中症での救急搬送の人数が増えています。
そして、1%ほどの方が亡くなられているという現実があるほど、熱中症ですが、治療が遅れるとどうなるのか知っていますか?
熱中症の症状を放置するとどうなるのか?
「熱中症になった」と思った時には、初期症状を放置していることが多いです。
なぜなら、熱中症の初期症状は普段も感じているような症状だからです。
- めまい
- 立ちくらみ
- 顔のほてり
- だるい
- 頭痛
如何ですか?
これらの症状って、普段から感じていることが多いですよね。
この症状を「熱中症の初期症状」だと分かり、水分補給や涼しい場所で休憩することで予防することができます。
でも、多くの人は「熱中症の初期症状」だとは気付かずに、そのままにしてしまいますよね。
そうすると、熱中症が悪化します。
体温が上昇して、臓器の機能が低下し、脳にも影響が起こり、真っ直ぐに歩けなくなり、水分を自分で飲めなくなり、意識障害が見られるようになります。
ここまで症状が悪化しないと「やばい!」と感じないことが多いのです。
やばい!と思った時には重症化している
- 体温がどんどん上昇して汗が出なくなり
- 命の危険がおよぶ熱射病に進行し
- 多臓器不全や脳の機能障害が起こり危険な状態に
脳にダメージを受けてしまうと、後遺症が残ることもある程、熱中症は怖い症状なのです。
特に熱射病になってしまった時には、一刻も早い救命措置が必要になるので、救急車を呼ぶか、病院に連れて行き診てもらわないと生死に関わる問題になります。
「熱中症の症状と応急措置の方法」については、知っておくといいと思います。
熱中症の重症化の流れ
体温が40℃以下では発汗が大量になり、脱水症状がおこります。
熱射病になると体温が上昇して40℃を超えます。
脱水症状が進み、汗が止まり、症状が重くなります。
命に関わる場合があります。また一命を取りとめても脳に後遺症が残ることもあります。
夏の時期になると毎日のように熱中症に注意!病院に6000人搬送とか何名亡くなったというニュースを聞きますよね。
他人ごとではなく、いつ自分が熱中症になるか分かりませんので、細心の注意を心掛けましょう。