便秘になるのは便意を我慢することがよくありません。家以外のトイレで便をすることは恥ずかしいと思っているから、あとはニオイの問題もありますよね。ニオイでうんちしているって思われるのも嫌だし、おならの音や臭いも嫌だから我慢する。このうんちをしたいという生理現象を我慢すると腸に便が溜まって便秘になります。便意があるときは我慢しないことが大切ですが、便秘になってしまったときは排便習慣を作ることが大切になります。特に朝が排便しやすいです。

排便するタイミングをコントロールする

学生生活・社会生活をする上で排便をするタイミングは大切かも知れません。特に自宅以外の外のトイレに入るのが嫌とか、外のトイレには入りたくないと思っている方はなおのこと。便意を我慢するとお腹が張ったり、痛みを感じることがありますが、それよりも食事をして消化され便が腸内に来ても便意を感じにくくなる直腸性便秘になりやすいです。便秘の種類については「急性便秘と慢性便秘の分類と原因」をご覧下さい。

女性でも男性でも便意を我慢することが多くあります。気になるのは臭いですよね、便臭・うんち臭のあの臭さが気になるから、外出先のトイレで排便しない。でも、我慢したままだと便秘は改善しませんので、1日の中で排便するタイミングを自分でコントロールすることが大切です。

排便のタイミングは朝！

排便するタイミングが一番適しているのは朝です。だって家のトイレで用をたすことができるでしょ。もちろん朝がいいという理由はこれだけではありません。寝ている間は副交感神経が優位に働き腸の動きを活発にしていますし、夕食から朝ごはんまでの食事の間の時間が8時間以上空いているので腸を活発に動かすホルモン「モチリン」が分泌されていることで腸の中の便が移動しています。

そこで、朝起きたときに水を飲んだり、朝食を食べて胃に入れることで水や食事の重さで胃が膨らみ腸を刺激します。すると腸は動き出し便意をもたらします。

朝は排便するのに適したタイミングなのです。いつもバタバタしているという人も、少し時間的な余裕を持って朝を過ごすことでトイレに入る時間を作り便秘解消に向けた活動をすることができます。

【朝、排便するのがいい理由】

・寝ている間は副交感神経が働き腸が動く
・空腹時に分泌されるモチリンで腸が動く
・起きたら水を飲み腸を刺激して腸を動かす

朝は便意をもたらすのに良い条件が揃っていると言えますので、トイレに入るだけの余裕を持って起きるようにするといいです。

朝食を食べなくても水だけでOK

朝、排便するために朝食を必ず食べないといけないということはありません。水を飲むだけでも十分に胃を膨らませて腸を刺激することができます。朝食を食べると下痢をしたり、気分が悪くなるという人もいます。これは自律神経が乱れやすい人に起こる症状のようで無理に朝食を食べる必要はありません。水だけでも大丈夫です。

我慢を繰り返すことで便秘になりますし、便意を感じにくい鈍感な状態になってしまいます。

朝の1杯の水は、牛乳やヨーグルトなどの乳酸菌飲料でもいいです。乳酸菌飲料のほうが腸内環境を整えるのに一石二鳥と言えるかも知れません。水分を摂ったら便意が無くてもトイレに行く習慣をつけるようにします。これは排便習慣を作るために必要なことで便意が無くても繰り返すことで便意を取り戻し便秘改善につながる1つの方法です。

まとめ

便秘を解消するためには排便習慣をつけることが大切です。そして、便意を我慢せずに排便することです。まずは排便するのに一番良いタイミングである朝に排便できるようにするといいです。1日1回は排便することが出来るようになれば大きな進歩です。

外出先でも便意を我慢せずにできるようにしたいですね。会社のトイレは汚いから嫌だとか知っている人がいるのが嫌だというときは、デパートなどの綺麗なトイレを利用したりするなど工夫するといいです。

まずは、排便習慣を作ることですね。