働き始めると学生の頃に比べると運動量が極端に減りますよね。新社会人として働き始め20代後半から30代になってくると夜のお付き合いもあり外食が増えるとお腹がぽっこりと出てきてベルトの穴を1つずつ緩めていき、いつの間にかズボンのサイズが合わなくなってズボンを買い直すことに・・・。運動不足を実感していても働いていると運動する時間も取れないことが多いですよね。でも、適度な運動は便秘解消だけでなく健康維持はもちろんですがガン予防の効果もあるようです。
運動が便秘解消になる健康な体を作る
体を動かすことは健康維持につながるだけではなく「ガンの予防効果」もあるようです。日本がん研究センターの研究成果による論文が公開されています。「身体活動量とがん羅患との関連について」で確認することができますが、グラフや内容を確認してみると、運動量・活動量が多い男女ともに癌(がん)になるリスクが低くなっているようです。男性では膵がん・結腸がん・肝がん、女性では胃がんのリスクが低下しています。
結腸がんの危険性が低下するという結果がありますが、結腸とは大腸の一部で上行結腸・横行結腸・下行結腸・S状結腸があり、便が溜まりやすい部分です。便秘の人は、この結腸部分に便が溜まり、発がん性物質と言われている二次胆汁酸が排泄されないままになるのでリスクが高くなるのではと考えられ、運動して腸のぜん動運動を促すことで便と一緒に二次胆汁酸も出すことで結腸がんのリスクも低下するのだと考えられるのではないでしょうか。
運動不足は腸の働きを鈍らせる
運動しているときは快便で1日に何回もトイレに行っていたのに、運動をしなくなってから排便の回数が減り3日に1回になったという話を聞いたり、体験したことがある人はいると思います。1日中デスクワークで体を動かすことが少ない人は運動不足になりやすく、腸の動きを促すことが少なくなるため便秘にもなりやすい傾向になるようです。
もちろん、腸を動かすための方法は運動以外にもあります。
「必要な水分量を摂る」
「朝起きたら水を飲む」
「バランスの良い食事をする」
と言った方法もあります。1つの方法だけをするのではなく複合的に取り入れて便秘解消につなげていくといいです。その1つとして運動不足の解消があります。
運動不足を解消することで便秘改善にもなりますし、健康な体作りにもなります。
便秘解消のために動かす筋肉は腸腰筋
運動することで腸のぜん動運動を促すことができますが、便秘解消のために運動をするなら「腸腰筋」を使うことが大切になります。この腸腰筋は腸のすぐ後ろにある筋肉で使うことで腸を刺激してぜん動運動を起こしやすいです。
便秘解消に良い運動は、ウォーキングやストレッチ・筋トレなどで軽い有酸素運動をして腸腰筋を動かし、腸を刺激してぜん動運動を促し便を送り出すようにします。
激しい運動をするよりも軽めの運動のほうがいいです。運動量をよりも継続して続けることが大切です。
【便秘解消におすすめの運動】
・ウォーキングを毎日10分程度
・仰向けで膝を立て左右に倒す
・お腹を左右にねじる
・腹筋運動
・腹式呼吸 など
ウォーキングは腕をしっかりと振ることで上半身をひねる動作を入れるといいです。お腹周りをひねる動作をすることで腸腰筋を動かすことができます。
激しい運動は便秘解消には逆効果かも
運動しようと決めていきなり走りはじめる人がいますよね。私なんですけどね。ウォーキングでは物足りなくジョギングをして、さらには汗をかいてダイエットも一緒にしちゃえと思っていましたが、今まで運動していなかったので急にジョギングをはじめてもすぐに息が上がってしまい5分も走り続けることができませんでした。
翌日には筋肉痛になってしまい、歩くのもぎこちない状態になり毎日走ることができずに断念しました。
というように、急激な運動や激しい運動は続きませんし体に掛かる負担も大きくなります。筋肉痛だけではなく筋を痛めたりすることもありますので、無理な運動は避けるようにし、軽い運動からはじめて継続することが大切になります。
まとめ
腸を動かすためには運動するのは効果的な方法だと思います。私は学生の頃、運動部に入っていたので体を動かすことが好きです。運動することは苦ではありませんが働いていると生活リズムが不規則になり運動する時間を作るのが大変です。
残業があれば帰りが遅くなりますし、忙しい繁忙期になると土日の休みも無くなります。折角の休日はゆっくり寝たいと思って今まで過ごしていましたが、それではダメですね。体を動かす時間を作りながら毎日うんちが出るようにしないと。
運動するというのは即効性があると思いますよ。家の周りを20分程度散歩しただけでお腹がグルグルと鳴り出して少しですが便がすぐに出ましたのでおすすめします。